バイク・キャンプ・ツーリング

NERIMA爺、遅咲きバイクで人生救われる

1998年4月7日

2025年01月13日 | 1998年
4月7日(火)
 近場にあるホームセンター、〈トム・ハウス〉がつぶれたので、笹目通りにある島忠にキャンプ用品を買いにいく。1週間ほど前に、折り畳み式のコンロ台(750円)を買っているので、今日は他の用品を買う予定。

 キャプテン・スタッグというメーカーのガスバーナー・コンロ、通常4500円の品が2480円となっている。コールマンの品とさんざん見比べるが、値段が倍以上違うのであきらめる。そちらは同じくらいコンパクトな8000円の品が5800円。最高出力が500キロカロリーほど違うだけだ。ちなみにキャプテンスタッグの最高出力は2700キロカロリーだ。ガス・カートリッジも、その場で他社のものと差し替えてみるが、全部いけそうだ。これなら地方のホームセンターでも手にはいりやすい。とりあえずカートリッジは395円(230グラム)を2個買う。
 家に帰って点火してみるが、以外にも火力は強い。これなら、簡単な料理などは大丈夫だろう。まあ、あるとなしとでは、えらい違いだ。

 安売り店では他に、ガソリン添加剤を1本(カルストロール・クリーンプラス980円)。ピストンヘッドやプラグのカーボンを落とす効果ありとある。去年もこれと似たようなものを結構使っている。いまだにプラグの調子がいいのはそのせいかもしれない。最初にVXプラグを使って1万キロほど走行したときには、明らかにエンジンの反応が鈍っていたが、今のはそれがない。素直に反応する(気のせいか)。以前はグリップを捻っても、ワンテンポ遅れて回転数が上がったものだ。今のVXプラグもそうなったら換え時だと思っている。交換してから、そろそろ1万キロほど走っているが、まだレスポンスはいい。



1998年3月25日

2025年01月12日 | 1998年
3月25日(水)
 渡良瀬遊水池にいくため、昼12時半ごろ駐車場にいく。1週間くらい前に風が吹いたときから、近所のバイクシートはすっとんだままだ。ちょっと古い型のドゥカティ(マイク・ヘイルウッド・モデルというロゴがサイドカバーにある)だが、ブレーキローターは錆だらけで、セパハンのハンドルもなんだか角度がおかしい――タンクにつくくらい左に切ってあるが、前輪は少ししか切れていない。あれで運転できるのだろうか。それとも盗難防止にわざとああやっているのか。失礼ながら、アルミエンジンにも白い錆が浮いていて、チェーンも錆だらけ。走行距離は9000キロ(あるいはマイル)ほどだ。

 外環から東北道、館林で下りる。道案内に板倉雷電神社とある。面白そうなので寄ってみる。午後2時前には到着。関東雷電神社の総本山だと説明板にはある。神社の側にあった立ち枯れた大木の由来が面白い。昔、神社を建立するときに、元は沼だったその場所に立っていた木に、篝火を焚いて神社の場所を示したらしい。参道には2、3軒の鄙びた食堂があり、ナマズの天ぷらという幟が立てかけてある。ナマズの天ぷらか。食ってみたいが腹もへっていないので、今回はパス。

 渡瀬遊水池は思っていたよりつまらない。アシの林が全部焼き払われ、一面が黒い畑のようになっている。それでも未舗装の狭い道路をゆっくり走りまわる。今はどこを走っているのか見当がつくので、アシが生い茂っているほうが面白いかもしれない。1時間ほどぶらぶらして、加須インターから帰路につく。インター入口では警察の取り締まり。トラックが何台か測道に誘導させられている。


1998年3月17日

2025年01月11日 | 1998年
3月17日(火)
 午後1時過ぎに出かける。
 近くの高校の横を走り、いつもの白子ルートを通って、レインボー・モータースクールの横を抜け、秋ヶ瀬橋から荒川の河川敷に下りる。いつもだれかが練習しているラジコン用の広場で、新車らしいゼファー400で練習しているライダーがいる。コース横の道にはスクーターの高校生が数人。おとなしく通過。羽根倉橋から上に上がり、浦和所沢バイパスで鶴瀬方面に向かう。

 この間、ニュースで観た三芳町の三富(サントメ)地区が目的。川越街道と関越を過ぎて、ケヤキ並木を流していると、このあたりの由来に関する立て看板、武蔵野散歩コースの案内板を発見。バイクを停めて確かめてみる。三富地区を確認。

 散歩コースの立て看板の裏は、300年ほど前の農家(町営)が移築してあり、そちらにいってみる。掃除をしているおばさんに茶をご馳走になり、いろいろ話を訊く。このあたりに住み始めて20年くらいらしい。50代半ばくらいで、トンボメガネに赤いセーター。カルチャーセンターにでも通っているといってもおかしくない。

 移築された農家が建っているこの場所は、元は小学校の校庭だという。現在の小学校は道から奥に引っ込んだ所にあるようだ。
「狭山茶でもどうぞ」と、土間に直に設えてある囲炉裏を囲んでいる椅子に案内される。薪が燃えていて、おばさんは燃えがらを炭壷に入れたりしている。
「この土間も移築してきたんですか?」
かなり硬そうな土間で、ブーツの踵でとんとんと叩いてみるとコンクリートのような感触がある。
「土間は新しく作ったの。最初のころは土間がべっとり濡れていて、気味が悪かったわね。なんかの祟りじゃないかと思って役場に電話したら、土にニガリを混ぜて固めたからだという返事だった。昔の雰囲気をだすためにいろいろ試したみたいね」

 そのあと、このあたりは22メートルも地面を掘らないと水がでなかった話や、開拓の苦労話、お茶とサツマイモを作っていることなどを拝聴する。お茶をもう1杯どうぞと勧められたが、話が長引きそうなので辞退する。茅葺きの屋根の上にアワビの貝殻らしいのが2個置いてある。不思議に思って訊いてみると、鳥よけだという。ただし、この方法は関西のやり方らしい。カラスなどが巣をつくるためにワラを屋根から抜いていくのだそうだが、これをやるとほとんどの鳥はよりつかないと言う。そうか。ベランダにハトがくるので、今度、試しにやってみよう。

 しばらく、あたりを流してから帰宅。
 エンジンの調子はいいようなので、プラグの交換はもう少し先に延ばす。
(しばらくしてから、実際にベランダにアワビの貝殻を置いてみたが、効果のほどはわからず。そのうちに酸性雨にでもやられたのか、ボロボロになって朽ちてしまい、鉢植えの表面を飾ることになる)



1998年3月2日

2025年01月10日 | 1998年
3月2日(月)
 近所のDIY店でワイヤーブラシと紙ヤスリを購入。予備に取っておいた使い古しのVXプラグを掃除する。ブラシをかけただけで付着したカーボンが取れて、驚くほどきれいになる。ちょっと見ただけでは、まるで新品と変わらない。プラチナ使用の中心電極も磨耗しているようには見えない。走行約1万キロでフケ上がりが悪くなったので、取り外したものだ。これだと、まだまだいけそうな気がする。

 驚いたことに、シックネスゲージでエアギャップを計ると、0.9ミリが標準なのに0.8ミリしかない。プラグは使うほどにエアギャップが広がると整備本には書いてあったはずだ。4本ともすべてそうなので、最初からこういう作りだろうか。それとも、シックネスゲージの精度が悪いのか。ちなみにゲージはイエローキャップで240円で購入したものだ。付着したカーボンを取ったり、ヤスリをかけたりすることでギャップが広くなると、ものの本には書いてあったのだが……。
 まったく逆だ。

 これはどういうことなのか。最初からギャップが広くなるのを計算して0.8に設定してあるのだろうか。すると、このプラグはまだ使えるということか。どっちにしても、今使っているプラグはそろそろ使用1万キロなので、フケ上がりが鈍くなってきたら、1回はこれに交換してみてもいいか。
(あとで判明したことだが、ある本には、こんなふうにガシガシとプラグを掃除したものは絶対に使ってはいけないとあった。細かいカーボンのカスが溝にはいりこむのだそうだ。消耗品なのだから、思いきって捨てなさいと。だが貧乏人にはなかなかそういうことはできん)


1998年2月27日

2025年01月09日 | 1998年
2月27日(金)
 久々に走る。
 このところ、2週間に1回くらいの割合でしか走っていない。しかも近辺ちょい乗りのみ。今日の目的地も近場で埼玉風土記の丘。
 外環道から東北道は本線になっても、意外に車が少なく、前方視界に1台も車なし。しかも直線。後ろにも車の影はなし。これは飛ばしたくなる。140キロほどで走っていると、サイドミラーにライトを点灯させた車の姿が映る。はるか後方からぐんぐん迫ってくる。普通の乗用車は、真っ昼間からライトを点灯しては走らない。パトカーの予感がして、すぐさま減速。近くに監視カメラでもあったのかとヒヤヒヤしていると、案の定、追い越し車線をパトカーが走ってくる。

 バイクの横につくなり、拡声器で何か言いはじめる。「そこのバイク。スピードの出し過ぎ。パトカーについてきなさい」と言われるかと観念するが、拡声器の声はよく聞き取れない。パトカーはそのまますっ飛んでいく。「落下物がどうのこうのと」と言っていたような気がする。それでも、どこかにパトが待ってやしないかと、どきどきしながら走る。と、1キロほど先の路肩に先ほどのパトカーを発見。路肩に停まっている。さらに前方路肩にベニヤ板を乱雑に積んだ軽トラックも停車している。付近の路面には板きれが散乱している。納得して、ばらくは法定速度走行。

 加須の旧道沿いにあったウドン専門店でウドンを食うが、いまいち。そのまま行田市の風土記の丘にいき、1時間ほどぶらぶらする。古墳、旧家、展示館などを見学。旧家(農家)は結構、勉強になる。
 帰りは東松山から関越道にのる。

 月末、しかも金曜日のせいか、練馬で高速から一般道に下りたところに白バイが1台停車している。谷原交差点では4、5人の警察官が取り締まり中。原付が1台、捕まっている。じいっとそちらを見ながら交差点を通過していると、警官の一人がガンを飛ばしてくる。こちらをしつこく目で追ってくる。おれが何したってんだ。何だっていうんだよ、と心の中で悪態をつく。交差点を過ぎたところで、宇佐見GSでガソリン給油。