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基本的に読書感想文です。

ナルニア国物語 ライオンと魔女 20

2006-04-07 00:44:16 | Weblog
 16 石像のむれ、よみがえる

 アスランはライオンの石像に跳びかかると、息を吹きかけました。さらにぐるぐると他の石像にも息を吹きかけてまわりました。
 ルーシィたちがあっけにとられて見ていると、息の当たったところから光が波紋のように広がり、全身を包むとスパークして生き返りました。
 庭は復活した動物や妖精の声で湧き上がりました。
 そのなかでルーシィはタムナスさんを見つけ、二人は再会のよろこびで踊りまわりました。
 「でもどうやってここから出るんだ?」誰かが言いました。この高い壁を飛び越えるなんてアスラン以外できないからです。
 「心配はない。」アスランは巨人族の男に向かって、「巨人ごろごろ八郎太よ、ここはお前のその自慢のこん棒にお願いしよう。」
 「承知つかまつりました。」
 八郎太は渾身の力で巨大なこん棒を壁に叩きつけました。
 ガラガラトッシーン!
 皆は歓声をあげましたが、アスランは前足を叩いて、静かに、と言いました。
 「私たちは今すぐに我々の仲間に加勢に行って、魔女の軍を倒さなければならない。」
 「やりましょう!」威勢のいいセントールが叫びました。
 「では、こどもや小さな動物は大きなものの背に乗せてもらいなさい。・・・準備は良いか?出発する!」
 一同はアスランを先頭に長い列をつくって、川沿いの道を駆け下りました。
 いく曲がりもするせまい谷の最後の曲がり角を曲がったとき、ルーシィは行列の音とちがった音をききつけました。それを聞くとルーシィは気分が悪くなりました。音は、どなる声、叫ぶ声、金具と金具とがかちあう響きでした。
谷を抜けると、魔女軍と、アスランの仲間軍が激しく戦っていました。バケモノたちは昨日の夜よりも、おぞましく見えました。
 戦場のあちこちに石像にされた味方がぽつり、ぽつりと立っていてました。
 ぶつかり合いの中央で魔女とピーターが一騎打ちをおこなっていました。
 両者の動きがあまりに早いので、魔女の石のナイフとピーターの剣が何本もあるみたいでした。
 吼え声が戦場を圧して響きわたりました。もちろん、アスランのものです。
 魔女めがけて、突進しました。
 こちらを見た魔女の顔が、おどろきと恐怖にゆがみました。
 次の瞬間、魔女はアスランのつめの下敷きになり、こと切れました。
 それに続いて、館から引き連れた仲間がわき目もふらず、敵につっこみました。
 つかれはてたピーター軍がかんこの声をあげ、新手の勢がこれに答えてどっと叫ぶと、敵は悲鳴をあげ、なにやらわめき、そのために敵味方たがいのこえが森にこだまして、大地をゆるがすばかりでした。
 
 

 


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1 コメント

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とろろ (まり)
2006-04-08 02:14:24
芸能人のヒミツ教えちゃいます♪

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