家購入の件ですが、トヨタホームの人に3月中に決めれば、100万円引き(!)といわれ、もの凄くあせって検討しました。
毎日のように幾つかの候補の土地を見に行ったり、関係各所(親、兄弟など)の意見をききながら、メッツォとか、シンセ・カーダとか複数のプランでそれぞれ数パターンの間取りをあーでもない、こーでもない、と検討していると、「怪しゅうこそ物狂おしけれ」な気分になってきて、ナルニア国物語と混乱して、「石像がならぶことを考えると、庭には駐車スペースがないな、」とか、「たんすを置くあき部屋がひとついるから個室は3つか・・・」とか変になってきて、こんな状態で判断するのは危険だ、と気づき、100万円はあきらめて、時間をかけて選ぶことにしました。
15 世の始まりより前からの、もっと古い魔法
「いざ!みなの者、わらわに従い、戦のかたをつけてしまおう!この大ばか者の大ネコめが死んだからには、あの裏切り者も、人間ばらも、ひねりつぶすに手はかからぬ。」
魔女がそう叫ぶと、化け物の群れはなだれをうって、山を駆け下りて行きました。
恐ろしい騒ぎが過ぎたたあとで、ルーシィとスーザンは石舞台に歩いて行きました。
ふたりは死んでいるアスランの傍らにひざまずいて、つめたい顔にキスをして、これ以上涙が出ないほど泣きに泣きました。
その夜のスーザンとルーシィほどみじめな者はなかったでしょう。けれども夜通し起きていて、涙がかれるほど泣いたものには、最後には澄んだ落ち着きがうまれるものです。
スーザンは「少し歩きましょう、」とルーシィをさそって、山頂の東のはしに行きました。もう水平線の彼方が白みはじめ、ケア・パラベルの城がおぼろに見えました。
その時、ただならぬ轟音が鳴り響きました。石舞台の方からです。
ふたりが急いで帰ってみると、石舞台の平岩が真っ二つに割れ、アスランの姿が消えていました。
「どうゆうことなの、まだ魔法が続いているの?」とスーザンが言いました。
「そうだよ!」太い声が二人の後ろからしました。
振り返ると、そこに朝日に照らされたアスランが(たてがみも元に戻って)立っていました。
「おお、アスラン、あなたは生きているのですか?」
「今はね!魔女は世の始まりからの魔法は知っていたが、世の始まりよりも前からの魔法は知らなかった。」
「世が始まるよりも前の・・・?」
「そう、何の罪も無い者が進んでいけにえになって、裏切り者のかわりに殺されたとき、掟の石板は砕け、死はふりだしに戻る。この世が始まる前、静寂のなかで定められた掟さ。あの魔女は知らなかった。」
そう言うと、アスランは大口を開けたので、二人は耳を手で覆いました。草原の草が吼え声でなびきました。
アスランは二人を背中に乗せると、しなやかな動きで山を駆け下りました。ブナのつづくおごそかな林、柏のちらばる、日の当たる草地、雪のように白く咲きこぼれる桜の林、とどろいて落ちる滝、ヒース覆う山の肩、そこをずんずん下って、あらあらしい谷間と、春たけなわのナルニアの国をわたっていったのです。
こうして、ふたつの山のふもとにある城についたのは真昼ごろでした。
「魔女の館だ!」とライオンは叫びました。「子供たちよ、しっかりつかまっておれ。」
次の瞬間、天地がひっくり返ったかと思うと、城の大壁が自分の下にあり、石像だらけの庭に衝撃もなく、降り立っていました。
画像はとくに綺麗というわけでもないんですが、冬の間死んだようだったバラ園が今年の新しい葉を出してて、「なんか、<始まり感>があって良いな、」と思って撮りました。
毎日のように幾つかの候補の土地を見に行ったり、関係各所(親、兄弟など)の意見をききながら、メッツォとか、シンセ・カーダとか複数のプランでそれぞれ数パターンの間取りをあーでもない、こーでもない、と検討していると、「怪しゅうこそ物狂おしけれ」な気分になってきて、ナルニア国物語と混乱して、「石像がならぶことを考えると、庭には駐車スペースがないな、」とか、「たんすを置くあき部屋がひとついるから個室は3つか・・・」とか変になってきて、こんな状態で判断するのは危険だ、と気づき、100万円はあきらめて、時間をかけて選ぶことにしました。
15 世の始まりより前からの、もっと古い魔法
「いざ!みなの者、わらわに従い、戦のかたをつけてしまおう!この大ばか者の大ネコめが死んだからには、あの裏切り者も、人間ばらも、ひねりつぶすに手はかからぬ。」
魔女がそう叫ぶと、化け物の群れはなだれをうって、山を駆け下りて行きました。
恐ろしい騒ぎが過ぎたたあとで、ルーシィとスーザンは石舞台に歩いて行きました。
ふたりは死んでいるアスランの傍らにひざまずいて、つめたい顔にキスをして、これ以上涙が出ないほど泣きに泣きました。
その夜のスーザンとルーシィほどみじめな者はなかったでしょう。けれども夜通し起きていて、涙がかれるほど泣いたものには、最後には澄んだ落ち着きがうまれるものです。
スーザンは「少し歩きましょう、」とルーシィをさそって、山頂の東のはしに行きました。もう水平線の彼方が白みはじめ、ケア・パラベルの城がおぼろに見えました。
その時、ただならぬ轟音が鳴り響きました。石舞台の方からです。
ふたりが急いで帰ってみると、石舞台の平岩が真っ二つに割れ、アスランの姿が消えていました。
「どうゆうことなの、まだ魔法が続いているの?」とスーザンが言いました。
「そうだよ!」太い声が二人の後ろからしました。
振り返ると、そこに朝日に照らされたアスランが(たてがみも元に戻って)立っていました。
「おお、アスラン、あなたは生きているのですか?」
「今はね!魔女は世の始まりからの魔法は知っていたが、世の始まりよりも前からの魔法は知らなかった。」
「世が始まるよりも前の・・・?」
「そう、何の罪も無い者が進んでいけにえになって、裏切り者のかわりに殺されたとき、掟の石板は砕け、死はふりだしに戻る。この世が始まる前、静寂のなかで定められた掟さ。あの魔女は知らなかった。」
そう言うと、アスランは大口を開けたので、二人は耳を手で覆いました。草原の草が吼え声でなびきました。
アスランは二人を背中に乗せると、しなやかな動きで山を駆け下りました。ブナのつづくおごそかな林、柏のちらばる、日の当たる草地、雪のように白く咲きこぼれる桜の林、とどろいて落ちる滝、ヒース覆う山の肩、そこをずんずん下って、あらあらしい谷間と、春たけなわのナルニアの国をわたっていったのです。
こうして、ふたつの山のふもとにある城についたのは真昼ごろでした。
「魔女の館だ!」とライオンは叫びました。「子供たちよ、しっかりつかまっておれ。」
次の瞬間、天地がひっくり返ったかと思うと、城の大壁が自分の下にあり、石像だらけの庭に衝撃もなく、降り立っていました。
画像はとくに綺麗というわけでもないんですが、冬の間死んだようだったバラ園が今年の新しい葉を出してて、「なんか、<始まり感>があって良いな、」と思って撮りました。
一生に一度しかできないからね、後一年は楽しみたいな、と。
昨日の午前中に桜を見にいったんですが、桜の花には催眠効果みたいなのががあるのか、家に帰ってから眠たくて、午後いっぱい寝てしまって。
おかげでこの夜中(午前3時)でも目が冴えまくりです。明日(今日)の会社、やばいな~。
高い買い物だから、じっくりと考えた方がいいよね、
と思ったりする。
人生、色々なことがあるしね。
うん、僕の中のルーシーは干からびてしまっているよ。