インフレ懸念の再来で米株市場は下落。
PCEが予想を上回る上昇でした。
PCEとは、
米国の個人消費者が実際に使った金額にもとづいて集計される、
個人消費の動向を表したデータで、
FRBが金融政策を決める際に重視している指標です。
もっと詳しい説明は以下のリンクに
以前に発表された小売売上高やその他の経済指標が強かったことで、
警戒感はあったのですが、サプライズには違いないと思います。
(困惑したときはまず後藤さんを見る!)
景気や物価にある程度の波があるのは自然なことで、
その波も含めて織り込んだ長期トレンドだと
インフレの鈍化はまだ想定の範囲内だろうと思いますが、
最終到達金利(ピークの金利)が
後退し、上にブレる
というのは2022から繰り返していることなんですよね……。
万が一、これが6.4%を上回ってしまうと、
S&P500の平均リターンを超えるので、
株から債券へ大量に資金が流れ、
株式市場は大変なことになる可能性が高いです。
(あくまでも上回った場合。
住宅価格の下落トレンドから見て、物価がそこまで行くとは
まず考えにくいです)
積み立てで買う分にはバーゲンセールで良いですが、
先に下がるのが分かっていれば、
先に売ってここで買うんだったのにとか
色々考えてしまいますねぇ。
大事なのは自分の資金のリスク許容度の
金額をしっかり把握して、
狼狽買いや狼狽売りをやらないことだと思います。
(私は確定申告を乗りきった勢いで
ゴルディロックス欲望買いをやったのがちと失敗でした)
長期的な計画性と、ブレない方針。
ただ、そのためには
経済動向の想定シナリオを
事前に色々と考えておくといいのかも。
円安も136円台まで戻してきたので、
米ドル債券に資産の6割以上を預けている私としては
ちょっとだけお得なのですが、
輸入物価上昇 → 日銀利上げ
で、いずれ124~130の円高へ転換すると思います。
米金利もどこかで打ち止め、
そこからは下がるわけなので、
日米金利差が縮小へ向かいます。
6月15日FOMCに利上げ打ち止めを確認したら
円高の序盤で、利回りがピークの米国債を買う予定!
FOMCスケジュール(利上げ時期は会合の直後)
2024年には円高120円(米景気の底)
2030年には円安135円(8年周期の円安ピーク)
2040年には円安150円(ここから人口動態で経常赤字に)
2050年には円安170円(輸出農業が儲かる!)
(あくまでド素人の予測。投資は自己責任で)
株は2024年に利下げが止まってから買うくらいで良いかも。
今から4ヶ月以内に輸出銘柄トヨタや国内半導体などを買って
短期間で売り逃げるのは
チャレンジできるかもしれませんが、
2023~2024年にトヨタや半導体を持つのは上記の理由で
個人的には微妙です
(と言いつつ水素エンジン普及や米市場上昇で爆上げしたりして(;´Д`))