拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

H美女が私の妻!(老人ホームの詐欺)

2021-01-15 20:33:34 | 音楽
本日の投稿緊急第2弾。第1弾でアサイチが紹介してた人魚が出てくる映画のことを書いた。実はアサイチではもう一つ映画を紹介していて、それは、大昔に付き合ったことのある元女優が今認知症にかかっていることを知った映画評論家が自ら認知症のふりをしてその元女優の入っている施設に入り、昔の思い出話をしたりして元女優の記憶の復活に努めるという物語である。その映画についてH美女(「美女」は「さん」と同様の敬称である。「容疑者」と用法は同じである)がコメントを下さって、H美女がそうした施設に入ったら誰か来て下さるかしらとおっしゃるから、すかさず私は映画の男と同じように認知症のふりをして同じ施設に入ります、と申し上げた。すると、M美女やK美女が「あたしも入る」と後に続き、そこでバッハやシュッツを歌いましょ、という話になって大層希望のもてる明るい未来が約束された感じがして、実は、明日の予定記事のお題は「鬱」なのであが、そのお題に支障が出てしまうのではなかろうかと思うくらい元気が出たのである。さあ、そこで、である。映画では映画評論家と元女優は付き合っていたから、男が話す「昔話」は付き合っていたときの話。だが、私はH美女とは付き合ったことがない。何を話したらいいのだろう?と考えたら結構あった。初めて麹味噌合唱団のマタイで練習したとき隣同士になって、なんて上手な人がいるんだろうと思ってもっぱらH美女とハモることばかり考えていた初デート(?)の話。それから、コロナ禍で練習が中止になる直前、お互いにあおりにあおりあってスピード違反を繰り返したブラレク。ぼけてるんだったらこの二つで十分である。次回は忘れてるんだから十分話題として成り立つ。さらにすごいこと、大変非倫理的なことを思いついてしまった。H美女がボケているという設定である。すると、私は、純子さん、ボクは君の夫だよ、と言ったら信じてしまうのではないだろうか。すると、私はなんとH美女の夫である!これは夢のような話である。いや、文章だからここまで書いているが、実際、私は意気地無しだ。H美女とは当分お会いする予定がないから書いている。実際、麹味噌合唱団の練習でハモりましょ、と言ってH美女が私の真隣に来られたときは、私は緊張のあまり音をはずした。

愛の断念

2021-01-15 12:12:17 | 音楽
先履行義務を果たした私に対して二人の美女sが契約上の義務を完遂、昔の写真を投稿してくれた。pacta sunt servanda(契約は守らなければならない)。これにより、美女はいつの時代にあっても美女であることの証明がなされた。それだけではない。契約上の義務を負わないあまたの美女・美男が我先にと昔の写真を投稿。後半はツーショット写真のオンパレード。のろけ大会の様相を呈してきた。惜しむらくは、投稿がFBになされたため、私の読者のうちFBをやっていない方々の目の保養がかなわないということである。特にA合唱団のお姉様方は美女が大好物。私が方々で知り合った美女sをA合唱団に連れ来るのはお姉様方に見せびらかして喜んでいただきたいからである。だがお姉様方はそろってFBをやってない(今度私のスマホでお見せします)。ところで、ご自分の写真を投稿しなかった某美女が私の「青年時代の写真」をご覧になり「守ってあげたくなる(タイプ)」とおっしゃった。あらま。今守って下さってもよいのですよ♥ あのときの風貌でないとダメ?たしかに鏡でみる現在の風貌はおよそ写真のそれとは似ていない。だが、同じ人物である。どこかに面影が残っているかも、と鏡を見ながら口をひんまげてみたり薄目を開けたりしたが一向に似てこない。当該美女に今守ってもらうのは無理のようだ。そう言えば、今朝アサイチに出ていた吉田鋼太郎さんの学生時代の写真もまったく別人28号であった。そのアサイチで、気になる映画を紹介していた。男が人魚を救助。その人魚が男に向かって歌を歌う。おおっ、セイレーンだよ(歌を歌って航海中の船乗りの心を悩まして遭難させる人魚)、と思ったらその通り、人魚は歌を歌って男を殺そうとしたのだ。ところが男はピンピンしている。過去の恋愛の痛手から恋をするのをやめた、だから人魚の歌にもときめかない、というのだ。なるほど!いろいろ傷つくのはスケベ心があるからである。坊さんが煩悩を断ちきろうとするのはそのためだ。かのアルベリヒが、ラインの乙女から強奪したラインの黄金によって権力を得たのも愛を断念したからである。よしっ、私もアルベリヒになろう……とこれまで何度宣言したことか。アルベリヒになるのはなかなか大変である。前記の映画でも、男はだんだん人魚の歌によって胸が痛くなる。コロナではない。恋が芽生えたのである。件のアルベリヒだって、後に人間の女との間に子をもうけている。「愛の断念」は期限付きでもよいようだ。因みに、アルベリヒと人間の女との間に生まれたのが剛勇の士・ハーゲンである。