2016年5月2日(月)に出かけてきました
この建物は、古墳文化の公開、展示、研究を目的としたセンターとなる博物館である。この博物館の構想はこれまでの博物館とは異なっており、単なる出土品を展示するだけの施設ではない。ここでは、新しい試みとして、環境として周辺に点在する古墳群全体をそのまま見せようとしている。そのため建物は、そこから出土地域全体を一望できるようなひとつの丘として考えられた。
芸術的センスのない私にはよく分かりませんが、数々の賞を受けている建物なんですね~
近つ飛鳥
大阪府南部に位置するこの地域は、日本でも有数の古墳群が存在するところである。ここには4基の天皇陵を筆頭に聖徳太子墓、小野妹子の墓など、二百数十基の古墳群が存在し、日本の歴史の発生期における中心的な場所である。履中天皇の同母弟(後の反正天皇)が、難波から大和の石上神宮に参向する途中で二泊し、その地を名付けるに、近い方を「近つ飛鳥」、遠い方を「遠つ飛鳥」と名付けたというものです。「近つ飛鳥」は今の大阪府羽曳野市飛鳥を中心とした地域をさし、「遠つ飛鳥」は奈良県高市郡明日香村飛鳥を中心とした地域をさします。
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色分けのしてない地形図で、私には分かりづらいですが……
近つ飛鳥風土記の丘は日本を代表する群集墳「一須賀古墳群」を保存し、貴重な文化財に触れ・学び・親しむ場として設置した史跡公園です。29へクタールの園内には102基の古墳が保存されています。そのうち40基を整備し、見学できるようにしています。春には梅や桜、秋には紅葉も楽しめる、緑いっぱいの史跡公園です
館内は、「近つ飛鳥と国際交流」「古代国家の源流」「現代科学と考古学」の3つの基本テーマで構成され、さまざまなメディアを通じて、来館者にとってわかりやすいものとなるように工夫されています。歴史ミニチュア模型としては日本最大の仁徳陵古墳の復元模型、古墳時代に重量物を運搬した「修羅」や金山古墳の家形石棺の実物大模型などが展示されています。
- 常設展示室
- 第1ゾーン:近つ飛鳥と国際交流 - 倭の五王、聖徳太子の時代ほか
- 第2ゾーン:古代国家の源流 - 埴輪、石室の世界ほか
- 第3ゾーン:現代科学と文化遺産 - 修羅の保存、現代科学と考古学
- 特別展示室 -特別展・企画展会場