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And This Is Not Elf Land

『フルハウス』チェック

FULL HOUSE(フルハウス)第8シーズン、第12話「DJの選択」


久しぶりにレンタルショップに行きましたら、『フルハウス』の最終シーズンである第8シーズン分のDVDが棚にあるのを発見。このシーズンのエピソードの中に、以前からちょっと気になっていたものがありまして、早速借りてきましたよ。

日本では全くと言っていいほど人気が出なかったSEINFELD(となりのサインフェルド)と違って、国内でウケの良かった海外ドラマというのは(FULL HOUSE, FRIENDSなど)このブログ内でも「最初っから敵意むき出し」な扱いを受けているにもかかわらず、なんでまたこのDVDを借りようと言う気になったのかと言えば、何のことはない…このエピソードに生フランキー・ヴァリが出ているんですよ(!)


とは言っても…わたくしは時々観ておりましたよ、この『フルハウス』
NHKでもスカパーでも、しょっちゅう再放送をやっていましたし。でも、この第8シーズンは見覚えがありませんでした。ステフがDJよりも背が高くなっていて、あまりに女性らしいプロポーションになっていて(やせっぽちだったのに)ビックリ!(長女のDJよりも、ステフ役のジョディ・スウィーティンの方が「芸達者」だった)


いずれにしても、一番面白かったのは、ジェシーとベッキーが結婚する前後のシーズンだったと思う。ストリーもよく練られていて面白かっし、家族や愛、友情、仕事と成功などのテーマも、ユーモアを交えながら「無理なく」「無駄なく」描かれて、それぞれの話の流れも納得がいくものだった。第8シーズンになると、ダニーの特異な行動や隣人キミーの特異なキャラの描写もマンネリ化してるし、ジョーイの「芸」も全盛期ほどの精彩がないし…

実際の子役たちはリアルで成長していって、それが画面からありのまま伝わるわけだし、それに話をついて行かせるのに苦戦しているって感じでしょうか。



で、このドラマ…時々「あっ!」と驚く有名人が登場するんですよ。ビーチ・ボーイズなんて何度も出てきませんでしたか?ていうか、あの家に遊びに来たよね~(笑)もっとも、ジェシーがミュージシャンという設定なんで、その関連で、そういう筋書きにもできたわけですが…実際、ジェシー役のジョン・ステイモス(現在、ブロードウェーのBYE BYE BIRDIEに出演中)もビーチ・ボーイズのバックで参加していたことがあるんです(よね?)あとは、リトル・リチャードも出てきたことがありました。


このエピソードでは、お年頃のDJが元彼と今彼の間で揺れ動くというお話。元彼はお金持ちの息子ネルソン、今彼はミュージシャンのヴァイパー…ネルソンとは一度は別れたのだけど、直情型のヴァイパーにもついていけないところがあって、結局、何でも話しやすいネルソンとまた接近していくDJ。本当に好きなのはどちらなの??二人の少年の間で揺れ動く彼女。二人のボーイズも、DJの心を射止めようと必死。(ライバルがいるとなれば、なおさら燃える!)…ヴァイパーの方は自作のラブソングを聴かせれば、(歌を作ることができない)ネルソンは、お金の力でフランキー・ヴァリを雇って(笑)DJの前で『君の瞳に恋してる』を歌ってもらうのでした。

これが放送されたのは1995年の1月になっていますから、今から約15年前…氏は既に多くのヒット曲もあり、ヴォーカリストとしての不動の位置にいましたが、まさかこの10年後にミュージカルJERSEY BOYSの大ヒットで再び脚光を浴びることになろうとは予測もしていなかったでしょう(ご本人もインタビューでそうおっしゃってますし)で、これを見て驚いたのは、ヴァリ氏がピアスをしている(!)(別にいいんですけどネ

氏はこの後にもTHE SOPRANOSなどにも出演していますし、それなりに演技もこなす人です。このエピソードでも、しっかり笑いも取っていますし…ビーチ・ボーイズの面々が登場場面と比べても、ヴァリ氏はしっかりドラマに参加している感じがします。勿論、歌も素晴らしい。

ここでも取り上げていますが、フォー・シーズンズは、メジャーなヒットを連発するまでは、burlesque(日本で言うと、演芸と音楽をミックスしたようなエンターテインメント)のようなショーをやっていたようです。日本でも…例えばクレイジー・キャッツやドリフターズなどもそうでした。この二つのグループは「元祖お笑い芸人」というイメージを持たれがちですが、実際にはミュージシャンとしてスタートしています。

ここに、1982年のライブでA Sunday Kind of Loveを歌うシーンがあるんですが、彼らのそういう側面が伺えます。デビュー20周年のシカゴでのライブのようで、ヴァリ氏は「自分たちのルーツは街灯の下で歌ったドゥワップだった」と、それを再現しようとメンバーを舞台に集めるのですが、ま~あ、ボケる奴やら突っ込む奴やら、スンナリと事は運ばない…で、いろんな「お約束」で笑いを取ったあと、ようやく歌が始まります(4:00ごろから)歌をバッチリ決めるからこそ、お笑いも生きてきます。楽しそうなパフォーマンスですね。

フランキー・ヴァリは少年のような悪戯っぽい目をしていて、表情も生き生きとしていて魅力的、やはり女性にモテそうな気はします(笑)

    “Hey…What's he got that I ain't?”
    “Me!”

あ~あ…
こんなんばっかり見てるから
「早くも禁断症状」なのだよ!

コメント一覧

master of my domain aka Elaine's
ご来訪ありがとうございます。
ブログを始めてちょうど4年になります。
よろしくお願いします。
お笑い芸人ランキング
お疲れ様です!
http://www.owarai-geinin21.com/
すごく勉強になるブログですねっ!
これからも頑張って下さい!
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