なかなか更新できないこのブログなんですが…今週初めの数日間、記録的なアクセスIP数になっていました!
理由は、言うまでもなく、フランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズの初来日で、それ関連の検索が急上昇したことによるものでした。(で、今になって記事を書いていている始末、すいません)
私にとっては、1年3カ月ぶり、3度目のフランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズの「待ちに待った!」ライブ。もうねぇ~もちろん、わたくし自身も至福の時を過ごしましたが、周囲の方々がフランキー・ヴァリの「想定外な現役ぶり」に圧倒されていらっしゃるのを見ているのも面白かったですよ。
とにかく、私の前方の席にいらした鳩サブローさまが、熱心にセットリストをメモっておられるようすが見えましたので、私は安心して(笑)ただただ、はしゃいでいました!
曲目はNYで観たときとほぼ同じですが(東京ではNative New Yorkerをやりませんでした)、曲順が若干変わっていました。また、NYではインターミッションもあったのですが、東京では歌いっぱなし。それと、MCも短めでした。これは言葉の問題があるから仕方がありませんが…NYでは、「お喋り好きなオジサン」な雰囲気のフランキー・ヴァリでしたので、(で、語りそのものも上手い)喋らないで歌い続けるのは、ちょっとしんどかったかも(?)で、終わりごろになると、さすがのフランキーさんも「息が上がっているのでは?」と心配になりましたが、それでも圧巻のパフォーマンスでした。
話は前後しますが、MCの内容も「東京は今まで訪れた中で一番清潔な街」など、こちらの印象を語っていたこと以外は、NYとほぼ同じだったように思います。Silence Is GoldenがB面ヒットだったことや、幼いころにフランク・シナトラのショーへ連れて行ってもらった話、Fallen Angelがイギリスのほうでヒットした曲で、個人的に気に入っている…という話なども。
また、フランキー・ヴァリのMCに反応する人がかなりいて、観客の中の「英語が分かる人率」も高かったようですね(笑)確かに、これだけのアーティストでありながら、日本では情報も少ないですし、長年応援して来られた方というのは、これまでずっと、海外のサイトなどを熱心にチェックしたりしていらした方々でしょう…自然に英語力up(?)
NYのライブと同じくGreaseで始まったのですが…あれ、ミキシングに問題があったのかな…フランキー・ヴァリの声があまり聞こえません。NYでは、ここでぶっ飛んでしまったのですが…なんか、満たされないオープニングでありました。でも、3曲目Tell It to the Rainぐらいから、圧倒的なヴォーカルを堪能することができました。
とにかく、最後には、フランキー・ヴァリがエナジャイザー・バニーに見えてきてしまって…Keep on going, going~(かなりの刷り込みですわ)
印象に残った曲について。
Fallen Angel:昨年の6月、フランシーンさんの墓所を訪れたことを思い出して、涙が出ました。ニュージャージーの静かな墓地で、フランキー・ヴァリの両親の傍に、愛娘のフランシーンさんも眠っています。映画のこのシーンにも期待しましょう。
Opus 17:ポピュラーソングのお手本のような、クオリティーの高い曲。バックとのコーラスのブレンド具合も良かった。
Stay:ここでは、フランキー・ヴァリが歌舞伎の花形役者に見えてしまって「お~うぉんちゅ~ステ~~~イぃ~~」で、大見栄をきる姿を想像してしまいました(笑)実際、あちらのライブでは、ここで拍手がわく。とにかく、この人のファルセットは、もはや「様式美」の域ですね。同じことはSherry~Walk Like a Man~Big Girls Don’t Cryでの大盛り上がりのときも感じました。「様式美!」舞台作品となって生かされてくるのは、こういう部分なのでしょう。御本家を目の前にして、あらためて納得。
Silence Is Golden: 間奏部分で、サックスのソロ、デビー・レイノルズのTammyの旋律が入るのが好きだ。
あとはですね…ネットを見ていると、「コーラスの4人はJERSEY BOYSに出ていた人たちだろう」と何故か思いこんでいらっしゃる方もいらっしゃるようですが(笑)まったくの別人です。ミュージシャンのライブと舞台ミュージカルとでは、パフォーマーに求められているものが違いますし。(もっとも、あのコーラスの4人も、それぞれに、JESUS CHRIST SUPERSTARとかGREASE、或いは、ディズニー作品のミュージカルに出演した経験があります)(ブロードウェイではありませんが)
ところで、一昨日、近所の書店にいると、BGMからCandy Girlが流れてきて驚きました!まず、BGMで彼らの曲を耳にすることなんてありませんから…思わず、自分の車のオーディオから流れてきているんじゃないかと(?)駐車場のほうを確認しましたよ(笑)今回の来日公演を機会に、もっともっと浸透してくれたらいいと思います。
最後に…終演後のステージドアでは、スタッフの方のご理解により、再び、生のフランキー・ヴァリさんとふれ合うチャンスを得ることができました。忘れ得ぬ一夜になりました!
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