さて、めでたくJERSEY BOYS禁断症状も復活したわけではありますが(こちら)やはり、気になりますのは、9月末でフランキー役を降板しましたコーリーの今後。
おそらく、これまでの流れから判断いたしましても、自分のプロダクションが手掛けているオリジナル・ミュージカルに本格的に着手しているんだろうと思われます。(それについてはこちらやこちらで取り上げています)うまくいけば、更なる輝かしい成功も期待できるわけですよ…3年前のNYMFのリーディングでも評価が高かったようですしね~。
でも、とにかく、気になるのはその進捗状況。いずれは輝かしいニュースが聞けるのだとしても、いったい、どんだけの期間、何も知らされずに日々を過ごせと言うのか。考えただけでも、血圧が上がるんですけど(!)
で、わたくし…2週間ぐらい前に、ちょっとコンタクトを取ってみました。HPのコンタクト先アドレスからね。「フル・プロダクションによる上演はいつになりますか?凄く知りたいんですけど!」
そしたら、1時間も待たずして返事がきましたよ!(こちらで仄めかしておりますが)返事をくれたのは、コーリーとともにプロダクションを設立し、このミュージカルでは、共同原案と脚本、リーディング・ディレクターを担当しているジャレッド君じゃありませんか!名前ならよく見かけているよ!(ひぇ~)
この二人は、大学在学中(たぶん)にプロダクションを立ち上げて、これまでも様々な実験的な舞台をやったり(ひとつはフリンジでベスト・プレイに選ばれている)映画を作ったりしているのですよね。感性を分かち合える若いアーティストたちが、情熱の赴くままに、チームを組んで、共同で作品に取り組もうとするのは世間にはよくあることと思いますが、それが10年も続くというのは、ある意味、驚きです。(人間関係の継続が苦手な私には、特に…)それぞれに、強い個性を持っていると思うんですが~(音楽ユニットだって、しょっちゅうメンバーが入れ替わったりするのに)とにかく、興味は尽きないプロジェクトではあるんですよ。
で、具体的な内容はこうでした
「関心を持って下さってありがとう。僕たちは、本当に、間もなく契約書にサインすることになります。友達にも教えてあげてください!メジャーなリージョナルのNFPシアターでSpring 2011のプロダクションとして上演する予定です。ここノース・イーストです。新しい情報を待っていてください!11月にまた(サイトを)チェックしてくれれば、その頃までには、具体的なことをお知らせできると思います。ありがとう」
おお!
フル・プロダクション上演が決定したのか!!
契約成立も間近なんて…
嬉しい、嬉しすぎる!
えっ、11月になれば発表?
もうすぐと言えば、すぐだけど
ここまで明らかになったからには
それまで、ジッと待っているなんてできない(?)
(つくづく思う…私だったら、2ヶ月間も地下に閉じ込められたとしたら、生還は絶対に無理!!)
で、いろいろ調べてみましたよ…結果、痛感しました!
↓
私は、あちらの演劇事情については
「知っているようで知らない」…というか
「ほとんど知らない」(汗)
よろしいですか?
まずは、ジャレッド君のメールにある「キーワード」をひとつずつチェックしていきましょう。
その① リージョナル
まず、われわれの感覚では、「リージョナル」とは、文字どおり、NYC以外の「地方の」劇場であろうと考えるんですが…いったい「どこ」になるのでしょうか?(これ、結構大問題でっせ)ジャレッド君はノース・イーストと言いきっているので、普通に考えたら、ペンシルベニア以北の東海岸でしょう。範囲的には広くはないので、NYC日帰り圏の都市が殆どかもしれない。ボストンなら1泊かな。ま、行ってもいいですとも!ボストンなら、いくらでも理由が付く!「コンコードを見たい」とか「セイラムを見たい」とか!あとは、コネチカットの劇場でも、プレ・ブロードウェイ・プロダクションがけっこうありますよね。グランドセントラル駅から、電車で行ける場所であれば、OKですとも。
でも、公共交通機関で行けないようなところでやるんであれば、もう「来るな」と言われているんだと思って、潔く諦めます。しかし、ジェアド君が「友達にも教えて!」と言ったということは(まぁ、まさか日本からのメールだとは思ってないでしょうけれど)そんな辺鄙な場所じゃないと思うんですけどね。
しかし、ここで新発見…
実は、NYCにも、「リージョナル」とされる劇場があるんですね。っていうか、オフとオフオフはすべて「リージョナル」また、リンカーン・センターもそれになりますし、オンにも幾つかの劇場を抱えるラウンドアバウト・シアター・カンパニー、マンハッタン・シアター・クラブなども「リージョナル」となるらしい。
そんなら、NYCでやる可能性も大ってことで…それに越したことはないです!!
「リージョナル・シアター」とは、独自にシーズン・プログラムをプロデュースする劇場のこと。多くは、League of Resident Theatresに加入していますが、NYCやシカゴにある多くの同様の劇場は加入していないとのことです。
その② NFP
NFPというのがNot-for-Profit のabbreviation だと分かるのに時間はかかりませんでした。このようなシアターというのは、分かりやすく言えば、利益を自分たちの目的と、演劇文化の発展のために使うのであって、商業的な成功を目指すものではないもの。
リージョナル・シアターの多くは、NFPであるようです。ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック(BAM)などもこれになりますし、NFPとして、長年の伝統と実績を誇るシアターも少なくないようです。
その③ Spring
こういう流れになれば、次の段階として、これらに当てはまり、さらに若手のアーティストたちの新作ミュージカルをピックアップしてくれそうなところをチェックしてみたのですが…
んん~、どこも4月までぐらいのラインナップが決定していまっせ?これって、どういうこと…(と、またまた心中ざわざわしてくるのでありました)
Spring Seasonっていうのは、まぁ我々の常識で考えれば、「春」というのは2月半ばから連休明けぐらいですよね(?)それ以降は「夏」でしょうが(!)私も「一日も早く見たい」という思いが手伝いまして「2月~4月だなw」と考えたりしていたのですが~しかし、日本の暦をそのまま当てはめて考えるというのも、ちょっと単純すぎるのかもしれませんね。
で、いろいろ調べてみましたら、シアター関係でSpringというのは、普通に、7月ぐらいまでを指したりするんですね?(そのあとになると、事実上のオフシーズンということになるのか…)
そう考えれば納得ではあります。まぁ、ちょっと待たねばなりませんがね。でも「時間がたっぷり」というのは、それだけ期待値を上げてくれることでもあります。(で、Spring2001プロダクションの次はBroadwayプロダクションになるんだよねっ!)
というわけで、いろいろ学ばせてもらっている私でございました!
☆ここで総括☆
わたくしも、こうやって、気になる若い俳優を追いかけているうちに(笑)「BWのメジャーな作品ではなく、オフのこだわりの作品のほうに、より大きな魅力を感じる」という方の気持ちが、少しずつ分かるようになってまいりました。ひとつの作品が陽の目を見るまでの道のりと、それを支える仕組みが見えてきたからこそ…
っていうか、そんなことよりも…実は、わたくしの「リアルな」息子は、この秋に自分が開発した機器を世に出すのに、悪戦苦闘している(はず)なのです!
リアルの息子のプロジェクトとコーリー君のプロジェクト…「より気になるのはどっち?」なんて訊かないでくださいまし!
だいたい、私は理系のことはさっぱりわかりません。「気にしようがない」のでございますよ。もうねぇ、こうなったら、リアルな息子が俳優じゃなくてよかったと思いますね~絶対に口を出しまくりそうだし(汗
そういう問題じゃないか(ハハハ)
もう寝ます、、
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