ハイ、今度はミュージカル映画HAIRSPRAY（ヘアスプレー）で華々しくデビューを飾ったNikki Blonsky（ニッキー・ブロンスキー）のインタビューです。（もう、こうなったら最後まで面倒見ますよ、ヘアスプレー!!）
ちなみに日本公開は10月20日（土）に決定のようでございます…
さて、ここのニッキーちゃんのインタビュー、なんか記事の「長さ」を見ただけで「うわ～、よく喋るおねえちゃんや～」って思ってしまいますね。で、なかなか如才ない感じで、なかなか「優等生」な受け答えですよ。
彼女はNew York、Long IslandはGreat Neckの生まれで現在18歳。Great NeckってThe Great Gatsby（グレート・ギャツビー）にも出てきた地名ですよね、確か…。15歳のときにブロードウェーでHAIRSPRAYを観て大好きになってしまい、オーディションを申し込んだのですが、当時は「若すぎる」というので断られました。年齢的に条件が合うようになって目にしたのが「映画」のオーディション。飛びついたんだそうです。
ニッキーは8歳の頃から歌のレッスンを受けていたそうで、確かに、サントラ盤を試聴する限りでは、かなり歌は上手いですね。ブロードウェーのマリッサ・ジャレットよりも「声力」がある感じ。いかにも60年代らしい、パンチの効いた（←死語？）歌い方で、私は好きですよ。
ダンスは正式にレッスンを受けたことはなかったんだけれど、話の舞台となるボルチモアで行われたオーディションでは、「ボルチモアのスピリット」に助けられたと言っています。
初めての映画出演であったにもかかわらず、周囲の人が驚いてしまうくらい、終始自然体で且つリラックスして撮影できたのは何故？という質問には…
両親がそのように育ててくれたから。両親は私が背が低く（140センチ）太っていることを特別意識しないように育ててくれたの。私は自分が人とは違うことは分かっていたけれど、両親は「あなたはきれいよ」と言ってくれて100％サポートしてくれた。いつもこんな風に言ってくれる家族がいたら、誰だって自分に自信と誇りを持つようになるわ。
いかにも、育児評論家が飛びつきそうなコメントですね…
なんて皮肉っぽいトーンで言っちゃいましたが、素晴らしいご両親だと思います。
「子どもをあるがままに受け入れる」…理屈だけならみんな分かってる。でも、実際にそれが「できる」というのが凄いですね。
ルックスに自信が持てない子どもたちへのメッセージってありますか？との質問には…
まず、ヘアスプレーを観て欲しいわ（笑）そして、自分の内面をよく見つめて欲しい。情熱をかたむけられる夢を見つけること。そうすれば、本当に大事なものは髪の長さとかルックスなんかじゃなくて、才能や愛や思いやりであることが分かってくると思うの。
このインタビューはLAで行われ、ニッキーは映画出演が決まるまではLAに来たことはなかったようです。ここへ来て、パリス・ヒルトンやリンジー・ローハンが収監されるニュースに触れ、胸が痛んだそうです。若い人たちには、自信を持ってそれぞれの夢を追いかけて欲しい、これは一番の願いだとも話しています。
また、1962年当時のボルチモアにおける人種差別の状況についても、十二分に勉強したようです。「私があの当時のボルチモアにいれば、絶対トレイシーと同じように行動したわ」ときっぱり。
また、ブロードウェーのHAIRSPRAYに出演する可能性は？との質問には、「とてもエキサイティング。でも舞台は別の難しさがあるでしょうし、映画デビューできたという、今のこのチャンスを生かしていくのが賢明だと思う」
また、ミュージカル映画に出たいですか？と問われて「ミュージカル映画は素晴らしい。でもジョン（トラボルタ）も話していたけれど、ミュージカル映画自体、そんなに頻繁に作られるものではないだろうし、ドラマやコメディなどにも出演してみたいわ。」
なんというか…
しっかりしてますね
（その辺のオバサンと変わらない感想でスイマセン…笑）
オーディションでチャンスをつかんだシンデレラ・ガールといえば、ちょっと古いけれど「フラッシュ・ダンス」のジェニファー・ビールズ嬢なんかを思い出しますが、彼女は残念ながら一発屋で終わっちゃいました。
ニッキーはどうなるでしょうね。
とりあええず、想像ですが…減量プログラムのスポンサーが付きそうな気がしますけど。オリジナル映画版のトレイシー、リッキー・レイクも、今はもう体重が半分ぐらいになっちゃって、「別人」になったみたいですからね。
あっ、でもニッキーの相手役のザック・エフロンは「ニッキーのようにぽっちゃりした女性の方が明るく健康的で好きだ
」と語っているらしい…アイドルも大変ですよ
……
