And This Is Not Elf Land

映画『ヘアスプレー』その①

ミュージカル映画『ヘアスプレー』(HAIRSPRAY)

はい、朝一で観てまいりました!

なんというか、数年にわたる「ヘアスプレー祭り」の「疲れ」ですかね…(?)

いや、主要シーンは某サイトでフライング鑑賞済みでありまして、ええ、すぐに削除されたのをラッキーにも(?)見ることができたわけなんですよ…で、今日は大スクリーンで見ることだけを楽しみに行ったようなものなんです!!

ところが、うちの近くのシネコン!

一番大きいスクリーンをくれないのよ、ちょっと!もう、公開7週ほどの映画なら、そろそろ小さい所に移してもいいでしょうに!

ひどい…スクリーン、小さい!!

こんな筈じゃなかった!これじゃ、最初から気分的には

来週、関西方面に行きますので、どこかで必ず特大スクリーンで観るんだ!!

で、映画の感想ですけどね、(「今日は」ネタばれしません)

私としては、HAIRSPRAYはやっぱり、ブロードウェーの舞台で観るのが一番です。
これは変わりませんね。
でも、来日公演よりは映画の方がいいです(遂に言ってしまったよ…)

それと、映画全体としては予想していたよりも「地味」な感じがしました。ただ、細部にわたって丹念に造り込まれていましたね。このあたりが批評家受けの良かった理由でしょう。

で、ふっと思った
『プロデューサーズ』も、
もっと何とかならなかったのか!!?


で、この映画ですが
元々のジョン・ウォーターズのファンの人にとっても、「なんてコトしてくれたんだ!!」と落胆するようなことにはなってないと思います。オリジナルのテイストをそれなりに残していると私は感じたのですが…どうでしょう?

とにかく、ジョン・トラボルタが凄いです(笑)
いや~、自家用飛行機を持っている人は違いますよ(!)
早い段階で、あれに食当たり(?)してしまうと、これはかなり辛い映画になってしまいそうですね。実際、一緒に行った同居人がそうでした。

それと、クリストファー・ウォーケンには大笑いさせてもらいました。


あと、字幕ですけどね~

最初にトレイシーが歌う
Hungry for something that I can’t eat…

ここは彼女が「未知の体験をしてみたいの~」という気持を表現するところなんですが、映画では「文字通り」ここで空っぽの冷蔵の扉を開けるんですよ。

(実際、この映画では、比喩的な歌詞を「文字通り」の映像にしてナンセンスな面白さを醸し出しているシーンがいくつかあります)

だけど、ここ…意訳しすぎ


また、ストリートのドブネズミのメッセージとしてきく

Tracy, it's up to you.

ここ、普通に「トレイシー、君次第なんだよ(がんばれ)」って感じでいいんじゃないの~字幕では「当たって砕けろ」となってたと思うんですが、そこまでaggressiveじゃなくても…

ドブネズミも「社会からはじき出され、忌み嫌われているもの」のシンボル。ここはまだ序盤でもあることだし、このフレーズ、はじき出されている者同士のささやかな「共感」にとどめておいてくれた方がよかったですね。



あと、ミス・ボルチモアの「蟹」はどうしたの、「蟹」!?

ベルマは「ボルチモアのミス蟹」だったんですよね。日本でも、地方へ行くと「特産の女王」などがありますが、この当時のアメリカでも、例えばテキサスに行けば「ミス・石油タンク」なんていう凄いタイトルがあったりしたそうで…まぁ、なんというか、「ミス蟹」にしたって、保守的なアメリカの田舎の「しょうもなさ」の象徴として描かれていると思うんですが。

とにかく、セリフではcrabと言ってるのに、字幕は無視したままでした。

余談になりますが
来日公演の字幕の「ミス・ボルチモア蟹の爪」にも引きましたけどね。
なんで「爪」をわざわざ付けるんですか?
これだから都会人は~~
普通に海産物があふれている地方に住む者にとっては、非常に「奇異な」解釈でしたよ。
(蟹の「爪」がなんぼのもん?他においしい部分がたくさんあるのに…カワイソ…なんてね)


最後に、Welcome to the 60’sの

Oh mama, welcome to the 60’s! と
 Your mama’s welcoming the 60’s.

を区別してましたでしょうか?

どっちも「60年代にようこそ」みたいになっていたような気がしますけど…この違いは、けっこう重要だと思うんですが…

ただ、このころになると、隣に座っていた同居人が「もう耐えられない~」という表情になっていたので、しっかり見ていませんでしたので、後日確認しようと思います。

ま、今日のところはこの辺で…

コメント一覧

master of my domain
えりか様、こんばんは~

あと、アイネスがオーディションから追い返されるシーンもありませんでしたね。やはり、あそこはちょっと過激なのかな。

ところで、トラボルタの女装ばかり話題になっていますが、クリストファー・ウォーケンの「あれ」も凄かったですよね(笑)まじ、ヤバいでしょ、あれ!!今夜の夢に出てきそうですよ。

さて、次はBEE MOVIEで盛り上がらなきゃね♪
えりか
私も見てきました。
もちろんB'wayが一番ですけど、映画は映画として良かったなと思いました。
ただ、私もhungry for...!のところは本当に違和感がありました。え、文字通りの意味だったの?とあせりましたもん。

あと訳はいつものことながら、?がいっぱいでしたね。
「クラブ」のところは訳もそうですが、フリもなくなってましたねー。
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