Still About Nothing

Jerry Seinfeld(ジェリー・サインフェルド)とBill Gates（ビル・ゲイツ）が共演するMicrosoftのCM。今回は、オソロシイことに、4分半のロング・バージョン。

JerryとBillが「普通の」家庭でリアルな人々と生活するというもの。（こういうTV番組、ありましたよね？）

JerryはBillに言っています。
「僕たちって、他の人とはちょっと違うんだから、普通の人の暮らしを知る必要があるんだ。君はシアトルという母船の上空に停空飛翔しているムーンハウスに住んでるし、僕は自分の車だけで交通渋滞を起こしそうな台数を所有してるんだぜ」

その家の人も、JerryとBillにはオシャレなレストラン特製のマスタードを準備したりして、それなりに気を遣っているんですが…

ところが、自分の部屋をJerryに明け渡して、ただでさえ複雑な気持ちの長女が、Jerryがベッドの上で足の爪を切っている姿を見つけて耐えられなくなって、二人を追い出すことにするのです。

この場面、SEINFELD（となりのサインフェルド）みたいで笑った。長女が部屋のドアを開けて「キャッ！」ってのが、例のshrinkageのシーンに似ていて（笑）

また、「公私ともに」潔癖症であるというJerryが、ベッドで足の爪を切って…その爪がどこに飛んでいこうがヘッチャラなオヤジを演じているのも、バカバカしくて面白かったですよ。

そしてある日、パパとママが暖炉の上のキリンの人形が亡くなってることに気付きます。（これがまた、安っぽそうな人形なの）疑いをかけられていると知ったJerryが「じゃあ、僕の部屋を調べてみてくれよ！」と「自信を持って」言うのですが、なんとJerryの使ってる部屋で、そのキリンの人形が入ったバックパックが見つかるのでした。もちろん、これは全て長女が仕組んだこと。（しかし、Bill Gatesは気づいていないらしい…）

エンディングのシーンには、＃１にもあったような「お約束」があります。
Bill Gates氏は、今度は「ロボット」歩きをしています。


さて、このロング・バージョンにも嵐のようなブーイングが巻き起こっています。

「パート１よりはまし」
「いや、こんなのを4分も見せられては堪らない」
「だって、これ編集のやりようがないでしょうが」
「まだやるのか?」


中でも、CBS　Newsの見出し、Still About Nothingには大ウケしてしまいました。(で、拝借）