クラシック音楽の「萌え話」など…
今さら始まったことでもないんですが
クラシック音楽も「萌え」ネタにしようとする私って、、、
というか、いつもバカなことを書いていますが、今回は特におバカな話です。真面目なクラシック・ファンの方に怒られそうな内容であることを、予めお断りしておきますね~
えっと…
まず、先日、Billy Joel(ビリー・ジョエル)祭りついでに、彼が、2001年に、「ポピュラー音楽にはもう飽きた!」と発表したピアノ・ソロ曲集Fantasies and Delusionsを聴いてみました。これはアメリカのクラシック音楽チャートで1位を13週続けたというアルバムです。氏によれば、これは「愛の営み」の世界を描いたものだそうで(はぁ…分かるような、分からないような…)ピアニスト、Richard Jooが演奏しています。
Billy自身は自らの曲にもベートーベンのソナタ「悲愴」を入れてますが、とにかく、ベートーベンの好きな人であります。私も好きな作曲家は?と訊かれたら…やはりベートーベンですね。何というか、根本的に自分の「肌に合う」音楽だと感じるのです。よく引き合いに出されるモーツアルトは、オペラ「ドン・ジョヴァンニ」は好きですが…それ以外はあまりピンと来ない…。
で、Billy氏のピアノ・ソロ曲集ですよ。ベーオーベン好き同士だから(おっと、いつのまにか「同士」になってる)期待したんですよ。でも、、
これね…
はっきり申しましょう…
やたらと、聴いたことのあるメロディーが出てくるんですよ。
最初はベートーベンのオマージュかな…と受け止められなくもない…だから、それはそれで善しとしましょう。実際、心地よいし、癒されるし…と聴き続けるうちに、あれっリスト?…んー!ブラームスにこんなフレーズなかったっけ??あらら…ショパン風味で来ますか!今度はラフマニノフ?…そう来ますぅ~?
…なんて、しまいには頭の中が忙しくなって疲れる!!!
そういう私も、さほどピアノ曲通なわけでもなく、有名な曲なら知っている程度なのですが…でも、心静かにピアノの調べに浸るのは難しいアルバムでありました…
調子に乗ってスコアも買いかけたのですが、弾けないことに気付き(?)やめときましたよ。正解でしたね。昔使っていたピアノ教則本を見てみると…私はチェルニー30番の途中で、見事「終了」しております。で、バッハ・インベンションを2曲ほどかじって、ベートーベンが弾きたい!と、無理して挑戦したト長調のソナタ(ソナチネ・アルバムの15番ですよ)の1楽章だけ、やった「つもり」で終わっていました…。
ピアノを弾きながら思っていたんですが、私には楽器を演奏する才能はない!どう聴いても、私のピアノの音はヘンだ。リズムも微妙に乱れているのがわかるし、タッチもおかしい。でもって、発表の段になると緊張してヘマをやらかすし…自分に才能がないことが、ここまではっきりわかるっていうのも凄いことに違いない!と自分自身で妙に納得してしまって、で、何故か不思議と「安らかな(?)」気持ちになりましたよ~。(「もう努力をしないわ!」なんてね)そんなわけで、「自分で演奏」というのは早々にgive upして、「鑑賞」に徹したのでした。
でも、他の楽器、例えばギターなどは、友人に教えてもらおうとしたのですが、3分で「やめときなさい」と言われてしまいまして、それ以来触っておりません。ピアノはまだマシだったらしい。
結局、楽器はどれもダメなんですが、でもどちらかというと、やっぱ「鍵盤系」が好きなのですわ。今も「弦男」よりも「鍵盤男」が好きだ…
今、「のだめカンタービレ」というコミック、ドラマが大人気で、そこからクラシック音楽を聴き始める人も多いとのことですが。(私はこのドラマ、見たことないのですよ。最近、殆ど「通常の」TV番組は見ていない。何やってるんだか…)
ただ、「コミック⇒クラシック音楽」というのは、私は数十年前に池田理代子さんの「オルフェウスの窓」で極めましたからね~(出ました!)この作品のことを書いたら、それだけでblogがひとつ出来上がりそうなので(自分でも恐ろしいし…笑)やめときます。この作品のファンサイトのひとつに、「オルフェウスの窓クイズ」という非常にマニアックなクイズのページがありまして、わたくしはそこで「高得点」をマークしたことだけ述べておきましょう。
あの中によく出てきたのは、ベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」でした。当時はLPやカセットを買って聴きまくりましたよ。当時はチョコレートのCMにも使われていたと思います。荘厳な様式美の1楽章もいいけれど、私は第3楽章のロンドが好きでしたね。
で、田舎に数少ないクラシック音楽喫茶へ行って「皇帝」をリクエストするわ、クラシック・レコードを揃えた数少ないレコード店へ行って「皇帝の演奏はどれがベストでしょうかねぇ。バックハウスなどは楽譜に忠実に、重厚な演奏をしていていいんじゃないかと思うんですが…」なんて、「オルフェウス~」の受け売りで通ぶってみたりするわ…(ただ、このときは「仲間」がいましたからね!「おひとりさま」でコレをやったら、ちょっと…)
で、そのレコード店の店主も親切にいろいろ紹介してくれて、付き合ってくださったんですよ。それで、「今、注目なのはアルフレート・ブレンデルですよ。彼もそんなに崩した演奏はしませんからね。批評家受けもいいですし…」とブレンデルとバレンボイムによる「皇帝」のレコードを出してきてくれたんですよ…
このブレンデルさん、80年代以降、NHK教育のクラシック番組などでよく見かけるようになりました。近年、成功したピアニストの一人だと思います。
…しかしねぇ、そのレコードジャケットのブレンデルさん、ああ忘れもしない…牛乳瓶の底のようなメガネをかけていらしたんです。あのう…これで、「オルフェウスの窓」のイザークを想起するのは無理です!ゴメンなさい!!…と、結局は買わずに帰ってきたのでした。
その後も、あーー、少女漫画に出てくるようなピアニストはいないのか!とため息混じりにクラシック番組を見ていたとき(スイマセン…アホな話で)…私の目を捉えたのは、ハンガリー出身のDezso Ranki(デジュー・ラーンキ)その人でした。
その頃は、くアンドラーシュ・シフとか、ハンガリーの若手ピアニスト・トリオのひとりとして注目され(もう一人が誰がわからない…ほとほと呆れる話ではあります…)来日演奏会も開いていました。70年代半ばの話です。実際、彼らの演奏会には女性ファンがたくさん押しかけて、月刊誌「音楽の友」(今もあります?)には、そういう現象に苦言を呈する記事も載っていましたね。
ラーンキは51年生まれだから、その頃は20代前半だったのですね。8歳の頃からブタペストの「フランツ・リスト音楽院」で学んだそうです。(この「校名」がまた萌え要素じゃありませんか!)今は後進の指導にもあたっているらしいですね。
80年代に入ってから、ある外国の雑誌で、ブタペスト在住の男性が「世界中にクラシック音楽のレコードを集めています。レコードを交換しませんか?」という紹介を載せているのを発見し、ちょっと好奇心から「オザワ・セイジのレコードを送りますから、ラーンキのレコードを送ってくださいませんか?」と手紙を出したところ、即成立!1ヵ月後にフランツ・リストを弾くラーンキのレコードが届きました。
それがこれ
嬉しいじゃありませんか!ジャケットに「どアップ!」のお顔!!
このレコードを持っているのは…もしかして、日本で私だけ?
今はレコード・プレーヤーがないから聴けませんが、B面のsonata in B minorが好きでよく聴きましたよ。まだ。擦り切れてない(懐かしい響きだ)と思うので、プレーヤーがあればまた聴きたいレコードです。
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ペルちゃん
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