毎年秋になるとカマスや小サバが釣れはじめるので、5g~10gくらいの小型のバイブレーションやジグを使う場面が増えてくる。
当然、使用するラインも細くなるのじゃが、小さなルアーにでかいスズキが食ってくることもざらなのでロッドはそれなりのパワーも必要なわけで、アンバランスなタックル構成となる。
9月の下旬のこと、
スズキ用のリールから傷んだラインを少し抜いて0.6号を50mほど継ぎ足してマイクロベイトパターンを楽しんでいたのじゃが、ある日のこと、サヨリ釣りの常連じい様から前日に青物が襲来したとの情報を得た。その直後に私の隣で釣っていた釣り友がスズキ狙いの外道でハマチを釣った。
っで私も8ポンドのリーダーに16ポンドを1mほど継ぎ足して24gのシンペンを遠投してみたところいきなりヒット!
しかし継ぎ接ぎだらけのラインシステムはPE0.6号と1.0号の結び目からプツリと高切れして終了。
次の日の朝、青物タックルで臨んでみたものの私が投げるでかいルアーは不発で、これまた別の釣り人がスズキ狙いのワームでハマチを釣った。その日の午後は、この釣り場で頻繁にお会いする常連さんもハマチを釣った。
その次の週も青物を意識してそれなりのルアーで狙い続けてみたものの、単発のなぶらをたまに見かけるだけで全く釣れそうな気配がない。
結局またマイクロベイトパターンの釣りに戻ってしまったわけじゃが、とりあえずラインはPE1.2号でリーダーは16ポンドとしておいた。このラインシステムでもスズキは結構近くで釣れるので飛距離的には全く問題なかった。
そうこうするうちに仕事帰りに立ち寄ったダイソーで、スピンテールジグに新たに14gが追加されていたのを見つけたので試しに買ってみた。
しかしこの週末からスズキが食い渋った感じで釣れにくくなり、ダイソースピンテールもなかなか釣果に恵まれなかったのじゃが、ついに日の目を見る時が来た♪
この日は朝一でいつもと違う川の河口へ行ってみたものの釣果なし。夕方もう一度釣りに出かけるかどうか悩みながら、そういえばここしばらく満潮からの下げ潮で釣りしてなかったよねってことで、昼過ぎにちょこっといつもの河口に出かけてみた。この判断が正解だった。
護岸下へ降りる階段から河口を眺めると先行者が1名いる様子。
階段を下りて竿を継いでガイドにラインを通し、リーダーにダイソースピンテールを結んで河口までの移動中に適当に投げて巻いて少し移動してを繰り返しながら何気なく振り返ってこれまで投げてきた場所へもう一度キャストしてみたところ、巻き初めに何となくごみでも引っかかった?という感触の重みを感じ、続いてゴンっゴンっと魚が頭を振るような感触とともにリーからジッジッとラインが出された。
最初はボラでもスレ掛かりしたのかとも思ったがなんとなく違う。全く鰓洗いしないのでランカースズキでもない。ゴンゴン頭を振っているのでエイでもない。間違いなく青物だろうと確信した。
ラインはPE1.2号が通しで200m巻いてあり、リーダーも16ポンドなのでまず切れることはないだろう。しかしルアーがルアーである。税込み110円のルアーに付いている小さな茶色いフックにどれだけの強度があるのやら?
大事をとってドラグを緩めてラインを何度も出されながらも慎重にやんわりとやり取りして何とか無事にネットインしたのは全長約75cmで4kgのハマチだった。
ルアーは丸呑みされて鰓に掛かっており、トレブルフックの1本がかろうじて刺さっている状態。しかも伸びてるし。リーダーは結束部分がずれて半分解れかかっているし。これ以上時間をかけていたら危なかっただろう。逆に強引にやり取りしていたら間違いなくフックアウトかリーダーすっぽ抜けとなっていただろう。運が良かったとしか言いようがない。
去年は2回青物をかけて2回ともラインブレイクした。今年も初青物はライブレイク(PE同士の結束は弱いですね)。実はこれらすべて同じ竿とリールです。もう売っ払っちまおうかな?
今回使ったのはもう少し強い竿で、基本的にはシーバスタックルなのじゃが一昨年に5kgオーバーのブリを何本釣った実績のあるタックルなので何となく獲れる気がしました。
人とタックルと魚の相性ってなんとなくありそうな・・・。
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