今回から画像のサイズを変えてみました。
最近画像サイズの種類が増えたんだよね。
試しに変えてみたけれど、良い具合。
今後はこのサイズにしようかと思います。
今回は相模原市緑区の藤野のお話しです。
どうぞ、しばしお付き合い下さい。
ラブレターが落ちていました。
昔は学校の下駄箱や教室の机の中に手紙やプレゼントを入れて…と言う事も有ったのだけれど、今はどうなのかな?
メールアドレスを知っていれば、メールでの告白とか、メールで呼び出して…と言うのがメインなのかな?
バレンタインの日に下駄箱や机の中に何か入っている…と言う事は、私には残念ながら縁が無かったなぁ~。
でも、多少のドキドキとか、前日の準備段階からの周囲のざわめきとか・・・何とも懐かしいです。
落ち葉の正体はこちら。
神奈川県相模原市緑区の藤野に来ています。
藤野は、平成の大合併で相模原市に合併された藤野町。
「芸術の街として村(町)起こしをしよう」
と、活動していて、町内の彼方此方にアート作品が置かれています。
このラブレターもその1つ。
山の斜面に巨大なラブレターと、其れを持つ手が。
此れはJR中央本線や中中央高速側の斜面に有るので、車窓や車の中から目にした方が多く居られると思います。
芸術作品のオブジェが公園や駅前、歩道脇等に置かれ、そのまま放ったらかしと言うのは、よく見られます。
藤野は作品を巡るパンフレットやこのラブレターの場所に行く事の出来るハイキングコースの案内等が作られていたり、駅横のお店で地元の銘菓や特産品、芸術館作品、著書を販売し、案内やパンフレットの配布を行っているお店が有ったり、宿泊可能で様々な手作り作品を作る事が出来る芸術の家が有ったりと、力の入れ具合やそれを維持継続している点で良い事例だと思います。
隣の相模湖駅周辺(旧 相模湖町)と同じように、駅南側の国道20号を越えると下り坂になり、桂川(相模川)の急な谷になりますが、相模湖街に比べると傾斜が緩く、家や畑も存在するし、平地の部分も多くて民家が遥かに多いです。
その点で商店や施設の誘致、設置、新たな住民の誘致等の施策次第で住民を増やす事が出来る可能性が有る街だと言う印象を受けました。
この橋を渡りますが、皮ではボートを浮かべて釣りをしている方が多数。
橋の上では2人男性が釣り糸を垂れていました。
足元にはバケツや水の入ったペットボトルが。
帰りには、その中に入っている魚の数が増えていました。
ワカサギかな?
橋のたもとには2羽の鳥が。
色と場所を考えると「川鵜(かわう)?」と思ってしまうけれど、喉元に白い部分が。
帰りに駅横のお店で貰った案内によると、カナダ雁(がん)との事。
外国人芸術家の作品で、そう言った事で、「この場所には、カナダ雁が似合う」と言う事になったのかな?
それとも作品が先で、その後に設置場所を考えてのかな?
でも、観るのは日本人が多いので、「日本の鳥」を想像しますね。
黒い鶴も居ますね。
以前厚木の相模川に訪れた事が報じられていたなぁ。
私は20年位前の冬に、白鳥が1羽訪れていたのを見た事が有ります。
今回の目的は此処。
もっと遠いかと思ったけれど、大した上り下りも無く、比較的分かり易い道でした。
鳥居の向かいには小さなお社と古いお地蔵さまが。
赤い布も時間が経って大分汚れているし、落ち葉が積もって散らかっているけれど、近年まで綺麗に維持されていた感じがあります。
右の岩には『延喜式内 石楯尾神社』としるされています。
『いわたておのじんじゃ』と読みます。
相模の国延喜式内社13社の1社で、名倉地区に有るので『名倉の権現様』と呼ばれています。
鳥居横には注意点や神事の日時も。
歳旦祭 1月1日
春祭 4月10日
天安祭 1月1日
例祭 8月28日
秋祭(新嘗祭)11月28日
月次祭 毎月1日
特別なお祭り(皆が幸福になる)霊開き(たまひらき)の祭り 毎月満月の朝
満月の朝の神事は、初めて知りました。
看板た周囲の状況があまりにも傷んでいるので、
「大丈夫かな?」
「神社としての活動が維持、継続されているのかな?」
と、心配になってきました。
階段を登ると随神門が。
川匂神社では左右に木像が安置されていましたね。
この石楯尾神社では木像は有りませんでした。
随神門のを通り抜け、境内に入ると、門の裏側はガラスの扉が有り、中には神輿が。
小さい御神輿で、此れなら少人数で担ぐ事が出来そうです。
お祭りの際に出されるのかな?
拝殿。
比較的小さな拝殿で、大きくて参拝者を圧倒する様な建物ではありませんでした。
森に囲また静かな空間で、この方が合っている感じがしました。
扉が開かれ、中が見える様になっていました。
綺麗にされていますね。
藁の座布団が多数。
御祓いや神事が行われる際に使われるのでしょう。
奥に鏡が置かれています。
扁額。
扁額の下の彫り物は、神社の屋根の下に様々な物が色付きで彫られています。
こう言った綺麗な色付きの彫り物が有るのは意外でした。
唐風の彫り物で、中国の故事に因る物ではないかな?
でも、夫々の話、逸話が分からない。
そう言った知識や案内が有ればもっと色々な観点から見られるのになぁ。
人の一生を現している場合も有るけれど、ちょっと分からないなぁ。
でも、お薦め発見でした!
拝殿右手には多くの境内社が。
稲荷神社 昔から鎮座。宮司の手造り造営
御嶽神社 前山(湊久保)より移す
春日神社 倉田の子氏神。坊原(大明神)より移す
蔵祖神社 宮野の子氏神。中村原(『〇判行から移す』※〇は、1文字不明)
稲荷神社 西川(駒地)から移す。
疱瘡神社
天満天神宮
住吉神社 上地敷(2221番)より移す
榛名神社 大刀 八木沢(やくしゃや)から移す
日月両宮 和智の子氏神。坊原の西端 日月から移す
浅間神社 前の山より移す(沢奥452-0)
福の神 大黒様(大国主命おおくにぬしのみこと)
昔富士神界の中心地の名残(日待ちもおこなわれた)
拝殿(左)と本殿(右)。
本殿がガラス張りなので、中が見えて有り難い。
中の方が暗いので、鏡の様になって外の景色を映しているので中が見え辛いのが残念。
此処に神様がお住まいと言う事だよね。
何だか日本の古代信仰の姿を見ている感じ。
左側に人の住む世界と御祈りをする拝殿、人と神を繋ぐ神事が行われる場が有り、右に神様が住み世界が有る。
ペン太達と参拝。
夫婦杉。
社務所は本殿の裏手、夫婦杉の根元の道を進んだ先に有りました。
右に新しいお宅、左に木造の古いお宅。
左手のお宅の玄関の外に木製の板に墨?ペン?で書かれた「社務所」の文字が。
ベルを押したけれど、お留守なのか反応無し。
ベルの音も鳴っているのか鳴っていないのか分かりませんでした。
右の新しいお宅の右隣に立っている同じ様な建物に縄と紙垂(しで)が垂れており、神社の御親族の方のお宅だろうと思ったのですが、「社務所」と書かれた建物が有る以上、何も記されていないお宅のベルを鳴らすのには躊躇し、今回は御朱印を戴かずに去る事にしました。
はて、新たに家を建てて移られたのか、代替わりをしたのか、たまたま留守なのか?
社務所側から車道に出ると、向かいにハイキングコースの入口が・
石楯山へ行く事が出来ると言う事で、少し歩いてみる事に。
途中と里の鳴き声に気付いて姿を探してみると、『ウソ(鷽)』が1羽桜の花芽を啄んでいました。
鷽は、「悪い事が嘘になる」と言うダジャレで縁起の良い鳥として御守り等にもされている鳥。
「良い出会いだ」
と考える事にして、しばし観察していました。
石楯山は歩いて5分するかしないか。
ベンチとテーブルが作られています。
写真は上野原側の眺望。
右手には先程居た石楯尾神社や川向こうの藤野の街や山が良く見えます。
お土産は駅横のお店で購入した『柚子ぼうとろ餅』。
モチモチして柚子の風味と優しい甘さで、なかなか好印象。
次回は御朱印や御札を戴きたいですし、ハイキングコースを歩こうとおもいます。
ラブレターの有る場所や他の芸術作品を巡る事が出来るとの事で、作品一覧のパンフレットを貰い、読みながら帰りました。
石楯尾神社は、『延喜式神名帳』の鎮座地には『高座郡 石楯尾神社』と記されているので、他にも「此処の神社が記載されている石楯尾神社だ」と言われる論社が多数存在しています。
論社として挙げられている神社は以下の通り。
・石楯尾神社 相模原市緑区佐野川3448
社格:式内社・村社(旧格)
創建:不詳、日本武尊が東征(110年・庚戊40)の際に持ち帰った天磐楯を東国鎮護を願って納め、神武天皇を祀ったのが起源とされる。
武田信玄の小田原攻め(1562)の際に焼かれたが、その後再建。
巨石を祀り、江戸時代には武相甲の三州からの参拝者が幼児の疳の虫除けの祈祷を受けたとの事。
拝殿は1937(昭12)に改築。神楽殿が1854(弘化)に建てられた。
祭神は、神日本磐余彦尊、石村石楯、藤木姫
管理社:緑区与瀬の與瀬神社
・石楯尾神社 相模原市南区磯部2137
・諏訪明神 相模原市緑区大島
・諏訪神社 大和市下鶴間2540
・諏訪明神 座間市入谷1-1568
・石楯尾神社(皇大神宮 境内社)
藤沢市鵠沼
皇大神宮建立前に、この場所に石楯尾神社が有ったとされている。
【参考情報】
石楯尾神社
神社庁の案内 http://www.kanagawa-jinja.or.jp/search_dtl.php4?jid=1087&cd=1208227&scd=&npg=1
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