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『よし』・『ゆき』、我が家に住むペンギン?の「ペン太」の散策記です!

宇都母知神社と論社巡り  13社巡り⑩ ~2017.5.28(日)

2017-05-28 22:23:51 | 街・観光地編2017

 朝食 in 大庭城址公園


 朝早くから出歩いています。
7時過ぎの電車に乗って小田急線湘南台駅に下車。
バスに乗って『城下バス停』に。

 今日の目的は式内社13社巡りの続き。
宇都母知神社は普段宮司さんが居られないのですが、今日は御神木祭が行われるので、宮司さんにお会い出来る筈。
11:30~なので、準備で慌ただしいであろう直前の時間帯を避け、10:30頃に到着するのが良いと思う。

 前回足を運んだものの辿り付く事が出来なかった式内社の大庭神社が元々有った場所、現在は熊野神社が有る場所と、公園への入口が分からず、通り過ぎてしまった大庭城址公園に寄ってから宇都母知神社に行く計画。

 『城下』と言うバス停は、大庭城(写真奥の丘)の下と言う事なんだろうな。

 う~ん、朝日が眩しい!
チョット寝不足だけれど、早起きして朝日を浴びながらの行動、気持ちが良いです(⌒∇⌒)!

 地図とメモを確認しながら舟地蔵公園沿いを進み、公民館手前の曲がり角を確認。
この道を登っていくんだね。

 公民科には石仏が。
基礎の台には『中戸谷台』と彫られています。
地域の人々が行き来した道で、其れを見守っていたのだろうなぁ。


 熊野神社の入口。
とても順調!
今日は道迷いも無く、スムーズに行く事が出来そう(^^♪

 『大庭神社旧址』の石碑。


 細い階段を登った上にお社が。


 写真で見たお社はもっと小さいイメージだったけれど、確かにこの写真の取り方だと大きさの比較が難しいよなぁ。

 こんな感じです。
朝の参拝。
「今日1日が良い旅になりますように」
「様々な良い出会いと発見が有りますように」

 拝殿の中。



 御神木の欅の写真が。
周囲には見当たらない。
「台 権現神社御神木 欅」
此処ではないのかな?


 斜め前から。
住宅の裏の斜面と言う感じの場所に有る小さな小さな神社。
木々の間から遠くに大庭城が見えます。
この大庭神社の元々有った地も現在有る地も共に川沿いの低地を見下ろし、その先に大庭城が見える高台。
低地はその昔湿地だったとの事ですが、現在は住宅地と田んぼ。
人々の生活と農耕を見守り、城を見守る地だったのではないかな?
近くには遺跡も有るし、大庭神社の歴史には不明な点も多いけれど、古い時代に於いては比較的大きな集落が有ったと言う事で式内社になったんではないかな?

 階段の途中から。
また訪れたいな。
「此処だけを目的に是非とも」と、其処まで強くお勧めする名所ではないけれど、個人的には近くに来た際には立ち寄りたい場所になりました。

 舟地蔵に今日もお参り。
「良い日」になるかな?

 大庭城址公園の南側の入口。
舟地蔵の裏側に有ります。
前回は気付かなかったなぁ~。


 城が有った当時の人工的な造成工事を感じさせる斜面。
川からの急斜面、平らな場所を築いて、再び斜面と平らな斜面。
当時は柵や建物、通路が有ったんだろうな。

 公園の四阿(あずまや)で朝食。
コンビニのサンドウィッチとペットボトルの珈琲。
う~ん、ちょっと物足りない。
未だスーパーも開いていない時間だったしなぁ~。

 視線を感じて振り返るとリスが・・・。
台湾リスか!!\(◎o◎)/!

鎌倉の山々とは直接的には繋がっていないと思うのだけれど、この辺りまで進出しているんですね。
人馴れしている様で逃げない。
「餌を探してウロウロしているのかな?」と思ったのだけれど、じわじわと近付いてくる。
人から食べ物を貰う事が有るのかな?

 可愛いのだけれど、日本に元々居る生物への影響が大きいんだよね。

 「相模川が大きな壁となっているけれど、其れを超えたら丹沢、箱根、富士山、高尾、大菩薩…山々が繋がっており、爆発的にその数、生息範囲を広げ、取り返しの付かない事になる」

と言うのが台湾リスやアライグマに対する見解。
とは言え、財政難の自治体は対策にお金を掛ける事に及び腰。

 藤沢の丘陵地帯に迄進出し、人馴れしている事を考えると、このまま北上して綾瀬、大和、座間、相模原の森林、平塚、伊勢原、秦野の丘陵地帯。
そして丹沢へと生息域が広がる可能性が高まっている事は明らかだと思うな。

 う~ん、可愛いのだけれど、すばしっこいし、どんどん数が増えるし・・・。
人に因って連れて来られた外来種・・・。
人が悪いのだけれどね・・・。



 大庭城の建物跡。
どの様な施設か不明な点も多いのですが、基礎が発掘された場所に石を置いてあります。
山頂部は結構広いので、様々な建物や施設が有ったのではないかな?

 『からぼり』と刻まれた石。
奥の藪の凹みが空堀の跡です。
 平らな山頂部には彼方此方に空堀が。
斜面を突破された時に備えての物なのでしょう。
どちらが城の奥に当たるのかな?


 桜並木。
桜の花の時期は綺麗だろうなぁ。

 もっと小さい丘だと思ったら、山頂部の平坦な面積が非常に広くてビックリ。
玉縄城が出来るまで、防衛の重要な拠点だったそうで、結構大規模な造成や建築がされていた事に「へぇ~」と言う感じ。
標高は低い山で、自然の2本の川と湿地が堀の代わりで、後は丘の地形をいじって守備をすると言う物で、『難攻不落の要害』と言う迄の物ではないと思う。
凝った作りの堀や造成も無い。
でも、周辺の歴史を考えると、長い時代に渡って重要な場所であった事が感じられた。


 管理センターは小さな資料館にもなっています。

 引地川を渡って大庭神社へ。
橋の欄干にはカエルさんが。

 軍配を持ったカエルさん。

情熱的なタンゴを躍る2匹のカエルさん


 ステップを間違えたのを起こるカエル(左)と怒られるカエル(右)。


 「腹筋を使え」、「ダンスはハート(情熱)だ!」

 「分からないんです!」「もう付いて行けません」 


 扇で胸を隠しながら踊るカエル。
タンゴを諦めて、『裸芸』の道で生きていく事を選んだのですね。


え~と、カエルについての注釈は私個人的な見解ですのであしからず(^▽^)/ 

 大庭神社の階段下に。
2度目なので迷う事は無い。

 前回訪れた時と異なり、木々の緑に覆われた大庭神社。
森の向こうに現れた様に見えます。

 周辺の野原では花々が。


 


 ゆっくりしたいけれど時間が無いし、後ろから参拝に来られた方々が居たので出発する事に。
御近所にお住まいの方の様ですが、よく来られるのかな?
式内社の中では厚木の小野神社とこの大庭神社は「往時の繁栄の痕跡」が分かり難い神社。
 「昔は周辺を含めて栄えていたらしいけれど・・・」
と言う感じ。

 昔はどんな感じだったのかな?
隣に位置する大規模な工場群も無かったわけだし、周辺もどんな感じだったのだろう?


 善行駅迄歩き、小田急線で湘南台へ。
この日2回目の湘南台駅。
今度は違う路線のバスに乗り、慶応大学で下車。
宇都母知神社も2度目なので、道迷いの心配は無い。


 拝殿の扉が開いていました。
神社の周囲では沢山の氏子さんが草刈り機で草刈りの真っ最中。
参集殿の裏では木を切っているし、大規模な手入れで大忙し。
何だか皆とても忙しそうで、声を掛け難い。
この中に宮司さんも居られるのかな?
動き易い、汚れても良い格好と言う服装で、区別もつかない。

取りあえず、参拝をしながら様子を見よう。

 宇都母知神社の拝殿は四角い建物で、中はがらんとした空間。
豪華な彫刻や彩色は無いし、とても質素、簡素な造り。
 奥の拝殿の前には、酒樽が備えられています。
神社にはお酒が奉納されているけれど、下戸とかお酒が嫌いな神様って居ないのかな?
甘いもの好きとか、大飯ぐらいとか、好き嫌いとかって、どうなんだろう?

 拝殿(左)と本殿(右)



 拝殿(右)と神輿殿(中央)と参集殿(左)


 後から来られた女性が草刈り作業中の方に「宮司さんは?」と話しかけ、「奥に居ると思うよ。〇〇さ~ん」と参集殿の奥に向かって大声を。
直ぐに出てこなかったので、2人は其処を立ち去りました。
それから少ししてから、参集殿の奥から白装束の宮司さんらしき男性が出てきました。

 「おっ!このチャンスを逃してはならない!」

と思って声を掛けました。
無事御朱印を戴きました(^^♪

 此れで式内社13社の御朱印が揃ったよ~\(^_^)/。
長かったよ~。

 「御神木祭を前に氏子さんが草刈りをして綺麗にしてくれている」と言う事でした。
普段は宮司さんは神社に居られないので、神社の神事の日付が分かる様に参集殿の窓に掲示されています。
 「また神事の時にお越しください」
と言われました。

 11時半近くになっても草刈りは終わらず、「終わってないけれど、時間だから」と言う事で、作業は中断。

 御神木の椎の木の前には、野菜や果物、お酒のお供え物が。
御神木だと「肥料」を備えても良いのかな?


 氏子の方々と御神木。
こうやって神社は維持されているんだね。

 また。
次回は自転車で行ってみようかな。
うちからだと片道20㎞以上有るけれど。
湘南台以外の駅から行くのも良いな。

 湘南台駅までは歩き。
バスに乗っても良いのだけれど、結局歩いてしまった。
駅近くのマックで昼食を済ませ、藤沢駅に。
 藤沢から歩いて20分位かな?
皇大神宮に到着。
此処も2回目。 


 社務所。
酒樽の一番上で猫さんがお昼寝中💤


 神社の猫なのかな?
どんな夢を見ているのだろう?
お酒を飲んで…と言うのには興味が無いだろうし・・・。

 皇大神宮の御朱印。
大庭神社の管理社と言う事で、13社巡りの御朱印帳に御朱印を戴きました。

 境内社の石楯尾神社(右)。
これも石楯尾神社の論社なんだよね。
「皇大神宮が有る前にこの地に石楯尾神社が有り、其れが延喜式神名帳に記載されている石楯尾神社だ」
と言う事なのだけれど、真偽の程は分からない。

 皇大神宮では大庭神社の御朱印を戴く事が出来ます。
御札は大庭神社も石楯尾神社も戴く事が出来ます。
 


 次は藤沢から小田急線で鶴間駅へ。
石楯尾神社の論社である諏訪神社に行く為。

 鶴間で降りるのは初めて。
どんな街なのかな?
どんな発見が有るかな?

 目印にしていた日枝神社に到着。
昔、隣のお宅の方が建てた神社との事。


 こちらは伊勢社。
伊勢信仰とか御岳信仰とか浅間信仰とか様々な信仰で小さいながらも分社が出来ていったんだろうなぁ。

日吉神社は滋賀県大津市の日吉大社が元。
この伊勢社と日吉社は直ぐ近く。
諏訪神社も近いので、滋賀と三重と長野の有名な神社(神様)に会える街と言う事。
何とも有り難い。


 大山街道沿いに有る諏訪神社に到着。



 鶴間競馬会記念。
この地では大正末迄草競馬が行われていたそうで、その石碑との事。

 神様の名を四面に刻んだ石柱。
1つで4人の神の名を刻み、祀る事が出来るお得な物。


 境内社。
秋葉神社と古峯神社。



 八坂神社


 稲荷神社


 拝殿遠くに本殿。


 拝殿の隣には元宮が。



 「此れが石楯尾神社で、式内社にあげられるもの」との事。


 近くの畑の中に有ったお社で、全農の敷地となり、この場所に移設されたとの事。
此れが元々のこの神社の信仰対象だったんだなぁ~。


 拝殿には立派な様々な彫刻が。



 唐風の彫り物の数々。


 龍も。
その上は兎だよね。


 獅子と象。
左下には亀も。



 屋根の正面。
いたるところに彫り物が施され、とても凝った作り。
なかなか見ものです。


 御神木の椎。


 御朱印と御札を戴きました。


 湘南台のダイソーでは不織布の巾着を。

巾着その②。
御朱印帳入れと小物入れに良いかな。

 朝早くからの散策で疲れたけれど気持ち良かったです。
熊野神社は小さいけれど心地よい場所だったし、大庭公園は散歩や芝生広場で遊ぶのにも良い場所。
新緑の大庭神社は、森の緑に包まれた姿が綺麗で心地よかったし、宇都母知神社は氏子さんに綺麗に管理され、とても清々しい場所になっていました。

宇都母知神社 平成29年神事
6月25日(日)大祓 11:30~
9月16日(土)宵宮 17時~
9月17日(日)例大祭 8時30分~
11月12日(日)七五三 11時~
11月26日(日)新嘗祭(収穫祭)12時~
12月31日(日)大祓 15時~ 



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