小さな、どうでも良いけれど持ち続けたい物

　ちょっとした何て事の無い出来事だったり、たまたま起きたどうでも良い事が幸せに感じたり。

　ちらほら舞い落ちる桜の花びら。
全く無風の状態でも不規則に動きながら落ちてくるので、手の平で受け止めるは結構難しい。

　手の平で受け止めようと、不規則に動きながら落ちてくる花びらをじっくり見ながら手の平の位置を前後左右に修正する。
無風だと言うのに失敗する事の方が多い。
無事、花びらを受け止める事が出来ただけで、「わ～出来た(^▽^)/」って、嬉しくなる。
受け止めたところで、それをどうかする訳でもないのだけれど、嬉しい物は嬉しい♪

　少しでも風が有ると、花びらの動きの予測は更に難しくなり、受け止める物掴み取るのも兎に角難しい。
出来た時は
　「よっしゃ、狙い通り！」
って、胸を張るよりも、
　「わっ！出来たっ＼(◎o◎)／！」
と言う感じで、出来た事に驚く。

　自転車で坂道を上っていた際、立ち漕ぎで力を込めて漕ぐ為、ハンドルを握り直して指の間隔を狭めた。
その瞬間に風に乗って斜めに飛んできた桜の花びらが１枚、ハンドルを強く握って指の間隔を狭めたその間に挟まった。
　「えっ、凄！」
なかなかの傾斜、距離の坂なので、しっかり漕がないといけないのだけれど、意識と視線はハンドルを握る左手。
中指と薬指の間に挟まった桜の花びらに・・・。

　「わ～　(⌒∇⌒)」

こんな事で幸せを感じたり、『にまにま』してしまうのは私だけかな？

　ちょっとした出会いとか、偶然とか、嬉しかったり、幸せだったり、楽しかったり・・・。

どんな小さな他愛の無い事でも、どうでも良い事でも、そう言った物を感じる気持ち、感覚は失いたくないなぁ～。