先日親の高齢化マンション管理について書きましたが、その続きです。
今年はそのマンションの総会に出席できなかったので、総会議事録を取り寄せ読んでみました。
前回やり残した大規模修繕工事のことなどどうなったのか?興味を持って見たのですが、全くその事には触れられておらず議事録もわずか2、3枚のペラペラでした。
今年は新しい理事会メンバーになっているはずですが、今回理事会は大規模修繕には関心がないのでしょうか?
お金が足りないので今年は議論することもできないのでしょうか?
前回も感じましたが、このマンションの待ち受ける将来により不安を感じる結果となりました。
別の視点になりますが、以前はマンション管理組合と管理会社との力関係は
管理業務や大規模修繕工事を受注・継続したい管理会社の思惑からどちらかと言えば管理組合の発言力の方が強かったと思います。
管理組合が管理業務費用削減のため他社を含めた相見積もりするぞと言えば、現在の管理会社は渋々費用減に応じるケースもあったと聞きます。
管理人さんも昔は60歳定年退職者の老後就職先として人気があり、いくらでも補充ができたようです。
ところがここ数年は様々な工事費用の高騰、管理人や掃除する人の人件費高騰などもあり、管理費減少どころか費用増加を申し出る管理会社が増えていると聞きます。
管理組合が管理費増加を断り、管理会社が業務継続拒否すればマンション維持に支障を来します。
以前であれば代わりの管理会社がいくらでもあったでしょうが、今はどの会社でも工事費、人件費高騰は同じですから、安い費用でも簡単に受ける管理会社があるとは思えません。
また管理人も65歳退職が当たり前になったことや住民から無理難題を投げかけられる仕事内容が不人気で今や人材不足です。
母親のマンション管理人さんも辞めたいというのを何とか説得して1年延長してもらったと聞きました。
つまり最近の傾向としては管理会社の発言力の方が強くなっているような印象を受けます。
管理組合といっても建築や土木に関しては所詮素人の集まりです。
思いつきや感情論ではなくきちんと管理会社と向き合いマンション維持のために冷静に交渉する姿勢が必要でしょう。
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