山奥の鍛治工房

趣味でやっている鍛冶作業の記録

連絡事項2

2011-09-12 18:17:53 | Weblog
 検査入院が決定しました。
 9月13日より約2週間。
 その結果と医師の判断により、手術するかしないか
決定します。
 何もなければいいんですけどなぁ。

恐縮ですが連絡事項

2011-09-10 19:10:06 | Weblog
 ここで、恐縮ですが。ブログの更新もしてないところもありますが、私事。
 9月8日の朝、通勤中に腰痛が再発して職場近くの整形外科へ行ったところ、
レントゲン撮影され、翌日の9月9日にMRI検査となりました。
 結果は、正真正銘の椎間板ヘルニアという診断が下されました。
 今日の時点(9月10日)にあって、医師より、検査入院の要あり、という診断が申し渡され、その後の状況によっては手術となるかもしれないということでした。
 たちまちは、ただでさえ更新してないブログですが、当面、鍛冶作業もなにもできない
状態です。
 腰痛の治療が完了し、再発することもなければ再開する予定です。
 それまで、いつまでかは保証できませんが、お休みします。

日本刀傳習所

2011-07-31 19:03:31 | Weblog
 岡山に転勤で住みだして、はや9か月。
 腰痛になったり、親戚のお婆さん亡くなったりといろいろ。
 鍛冶作業は相変わらず。
 なかなか戻れんから、おざなり、というより不可能。
 5月連休にちょこっとやったくらい。
 
 鍛冶関係としては、やはり名刀の産地だけあって、そっち方面に足を運んでみたりすることも多い。
 腰痛が激しくなければ、の話だが…。
 いっつも行くところとしたら、日本刀傳習所である。ここでは自家製鉄が行われている。
 本日は久々に行ってみたところ、神戸大阪方面の方々が見学に来ておられました。
 作られるのは、刀剣よりも包丁が多い。でもそれはおとろしいくらい切れる。
 今日は、タタラ製鉄を吹きあげたところで、ケラをば取り出すところだったが、
惜しくも見逃し、撮影もできなかった。あと1時間早ければ、と思うもどうもならん。
 日刀保で作られる玉鋼について。
 親方いわく、アルミナ成分があって質悪いし硬すぎて粘りも少ないし、刀作っても趣があまりないとのこと。
(親方はすごく研究熱心な方で、原料の砂鉄からできた鉄から玉鋼からみな分析されたらしい)
 その玉鋼(日刀保謹製)の焼き入れ特性は、非常に謎でした。
(作業工程で、お弟子さんに切れ端を見せてもらった。 手桶の水は今日の気温32度と作業環境を配慮して推定25度 切っ先整形時斜め切り落とし作業 地鉄温度は推定750度)
 通常、水温が高いと鋼の焼き入れ特性は下がる。しかし、なぜか影響されずむしろ焼きが入り地金が真っ白になっている。
 自家製鉄でこさえられたモノはそうならない、と聞いた。
 通常売られている安価な鋼とは別物。特殊鋼のそれに近いようでそうでもない。
 玉鋼の等級は2級のAかBだったかは聞きそびれたけども。
 (しまったなぁ。撮影しとけばよかった、といつもながらに後悔)
 
 

激烈腰痛

2010-12-04 03:40:42 | Weblog
 師走です。早いもんじゃな。
 と言いつつ、11月の下旬。とうとうしでかしました。
 腰をがっくりと。
 11月に入って、鍛冶作業しとらんのになんぞら腰が痛ぇわ、から始まって、11月の18日か19日に、とうとう朝起き上がれませなんだ。
 激烈です。立つも座るもできん。
 ようよう立っても、激痛のために柱につかまったまんま、羽化する蝉の如くしばらく固まってました。
 動けば激痛。歩けば悶絶。バスに乗れば拷問。
 どうにかこうにか行った整体で、こりゃおえんわい、ってなことでがっちゃがっちゃ氷水で冷やされて、
鍼を打たれました。
 仰向けに寝れば、左右のケツの高さが異なってる感じはするし、左足が引き攣っておる感じはするわ、痛みは走るわで、往生こきました。
 悶えました。
痛みが消えても、ケツと足の突っ張り感は消えず、整形外科へ走りました。
 整形外科でそれ伝えて、MRI診断をばすることになり、12月2日に受けてみると。
「こりゃ、ヘルニアですね。間違いなく」
と、医師。
Σ° °( _ ノ)ノ  |||orz
MRIの画像に映し出されたもの。そこにあったのは、脊柱から出ちゃぁおえんものが出て神経にぶつかって広がってました。
 ケツと足の突っ張り感はそこからきておるとのこと。
 頭真っ白。
 今後どうすりゃええんのやら、ナニが何やら。
 手術することになれば、前後4週間ばかり入院になるとのこと。
 おえん。
 手術云々は、いまのところ保留。
 考えるも考えんも、まぁ、いずれにしても腹を括らななりませぬ。

 コトの顛末はそれ。
 ここで、ちょいと後悔。激烈な痛みが走った時点で、整形外科に行くべきであったと。
 
 鍛冶作業にかぎらんけど、重てぇものを提げる時は、いよいよ用心してください。
 それと、激烈な痛みが腰に走った場合は、迷わんと整形外科に行くことです。
 悶えて泣きをみます。

10月からは岡山より

2010-09-23 07:26:20 | Weblog
 転勤が決定。
 鍛冶作業はどんどん困難になるばかり。
 したがって、このブログの更新も広島での最後の更新になります。
 10月からは岡山より、発信することになるけど、備前刀剣博物館
からみばかりになるか否かは不明だけど、おりおり記事を書きます。
 では。

やれやれ

2010-08-17 15:45:27 | Weblog
 鍛冶作業できず。
 フラストレーションは高まる一方。
 近況と言えば、そればかり。

積層材

2010-05-06 19:29:23 | Weblog
 久しぶりに更新。
 しかし、画像があまりにもお粗末すぎて、掲載できませぬ。
 ただ、作業の模様(?)を一部分のみ。(5月2日~4日 時間的に1時間~2時間が限度でした)
 今回の作業に用いたのは、SKS3(合金工具鋼)、SK2(炭素工具鋼)、それに
S50C~60C相当の炭素鋼の3種類。
 まず、S50~60C相当の炭素鋼をば打ち延べて何枚かに切り分け、それに切れなくなって放置していた金切り鋸(SK2)を叩き折ったものと切り分けたものを交互に積み重ねて鍛接。
 それを10センチばかりに打ち延べ、切断。切断したものを3等分に切り分ける。これが第一段階。
 第二段階は、SKS3を10センチ余りに打ち延べて3等分に叩き折る。なぜならこの鋼材硬すぎるのだ。空冷しただけでも、ヤキが入るシロモノ。
 延べるも容易じゃない。
 ここだけでヘトヘトになってしまった。
 第一段階と第二段階でこさえた断片を積み重ねて、S50~60Cの炭素鋼に鍛接して鍛え上げたわけだが。
 硬い。ものすご硬い。
 アンビルのツノの部分と、片手2・5kgハンマーを振るうてぶっ叩こうがあまり延びなんだ。
 軽いハンマーでメッタ打ちして延べる。鍛接が剥がれてしまい、残った部分をハシで摑んで、さらにメッタ打ち。
 捻くれるわ、捻くれるわ。
 なんとかかんとか、やって刃先を打ち延べようとした時、腰にきてしまい、
立つも辛くなって断念。
 刃も峰側に反ってるわけではなく、横に反ったまんまになっているので、
焼き入れ時が怖い。叩き直すも直さぬもなんでか、初期に叩いた方向に反る
可能性が高い。
 いつ完成するか分からないが、ここまでやったのに悔しい。
 現れる模様がいかなるものなのかはわからない。
 

画像はなしよ

2009-12-09 20:55:32 | Weblog
今年も残るは、半月ばかりとなろうとしている。
今年を振り返ってみても、ほんの数回しか叩いていないことに気づく。
鍛冶をするにあたって、重要なのは炉だ。
数回しか稼働させていないわけであるが、掃除をしていなかった。
またメンテナンスも……。
乗っているコークスを全て掻き揚げ、リンゴ木箱の中に放り込み、
炉の清掃を行ったところ、ロストルから両側に配置したスラグまみれの
割れたレンガがごっそり外れてしまった。
 貼付けることもできないので、ロストルをならべ、粘土と焼け砂を混ぜたもの
(焼け砂の方が多い)でもって固定し、外れたレンガの替わりにそれを塗り付けて
みた。
 この方法でやっても、数回しか保たないのは火を見るよりも明か。
 全て解体し、もう一度組み直す必要があるかもしれない。

久々にトンテンカン

2009-09-26 08:45:52 | Weblog
長いこと放置しておった(汗)
更新もまた久々。鍛冶屋をしたのも久々。
今回は、5~6ミリ径の丸鋼をそのまま
鍛接もせず丸鍛えしてペーパーナイフにしてみた。
作業は9月シルバーウィーク中と言いたいところだが、
打ち鍛えたのはその前の週。
緊張するのが焼き入れ。
砥の粉と松炭の粉と粘土の粉にレンガを粉末にしたものを
水で溶いて、そのままドブ浸けして乾燥させ、焼き入れを
した。温度がすべて同一になったところで、死に水(汲み置いて
そのまんま何ヶ月もほったらかしている水をさす)につけると
日本刀のように峰側に反るかと思ったが反りもせず、左右に歪みもせず
そのまま焼きが入った。
 焼き入れのポイントは、いつも思うが、温度が重要。
 水はどうかって?これは、もう放置してボウフラが浮いているような
水が良い。最低でも1晩置いた水。
 今度するときは、S45CとボーラーK990かSK3を組み合わせた
積層材にしようかな。これの焼き入れ今まで何回もしくじっている。

 
 

金屋子様の導きによりて?

2009-02-23 10:29:53 | Weblog
御鍛冶し奉り候。
更新が遅れがち。
でも今年初のものになった。
鋼材だけの積層で最も贅沢なペーパーナイフ製作。
画像は第1号作品。
デザイン的にもう少し考えなくてはならないが、
作れたことに感謝。