山奥の鍛治工房

趣味でやっている鍛冶作業の記録

台座完成、そして鍛錬の続き

2007-04-15 18:03:13 | Weblog
 本日の作業(午前7:30~午前11:00頃)
 朝早くから,先週作りかけだった金敷の台座を作り上げた。
 廃物利用で溜めマスに投げ込んだコンクリート粉砕物の上に土を乗せ角材とハンマーで叩き絞め、台座基礎の角材を入れて歩み板を切ったものを釘で留めて完了。
 台座の耐用試験も兼ねて、鋳鉄製の金敷を乗せて固定したのち、例のブツを鍛錬してみた。
 コレはいける。
 5kg内外の大ハンマーの一撃必殺の打撃にびくともせず、溜めマスの破損もなかった。
 ただ、卸し鉄の状態はあまり変わっていないようにも思える。今回は縦割りで重ねて鍛接したわけであるが、炉中にて徐冷している最中に表面に細かなひび割れが発生しているのが見受けられた。
 今現在、折り返した回数は3回。2の3乗で8枚の層となっている。
 そこからすると、使用に耐え得る鉄材とするならば最低でも10回は折り返しが必要なのかもしれない。
 つまり後7回折り返さねばならないということになる。