山奥の鍛治工房

趣味でやっている鍛冶作業の記録

初の剣ナタ完成

2007-06-17 19:05:52 | Weblog
5月から鍛えていた剣ナタ完成
それがこの画像。
柄だけが立派。
なんだか柳刃包丁みたいですわ。
焼き入れもばっちり。
焼き戻しも多分ばっちり(怪しいな.汗)
積層模様は右側の側面に雷がボカーンと落ちたような筋となって発現。
裏っかわは、なにやらどんよりどんよりドヨドヨした雷雲のごとき模様。
問題は刃がプロペラ(爆)
必死こいて金剛砥石で研いでると、手元がつるりと滑って、右中指の腹と
左人差し指の腹をちょいと切腹。
大村砥石でさらに磨くと、上記の模様が現われ、鍋で煮る事ができない
長さなので烏龍茶の入っておった2リットルペットボトルに熱湯とミョウバンを
入れた熱水溶液にてエッチング。これでも模様は出る事が判明。
エッチング終了してナタの柄をすげた時、どえらく刃がプロペラになっておること
に気づいて、金剛砥石と大村砥石でゴリゴリ…。
ところで、鋼は何処じゃぁぁ~。