朝、シャワーをして、体重計に乗るのが日課になっている。79.8キロ…。
最近、じわじわ増えていたが、ついに危険ゾーンに入ってしまった。身長
が183センチで、ＢＭＩ（体格を相対評価した肥満の国際基準）は23.9
（25.0まで正常値）だから、太っているわけではない。しかし、顔はぶく
ぶく、腹はたぶたぶなのが自分でもわかる。今更、減量してかっこよくな
ろうという気持ちはサラサラないが、うまい酒、うまい食べ物をなんの躊
躇もなく食べたい。自分が設定したその基準オーバーが、80キロなのである。
夜、なんの制約もなく、酒を飲み、食事をすればだいたいが1.5キロ見当の
増加と見ている。だから、少し余裕を持たせて、77キロを維持したいのだ。
運動するのはしんどい。毎日通勤で5.6千歩は歩いているが、昔から超早歩
きで、足腰の心配はないと、整体師に言われた。としても、運動で減量する
のは大変だ。ごはん一杯で、ランニング8Ｋｍ分と言うから、それなら運動
するより、ごはん一杯を控えた方が楽である。
運動もやり過ぎると体に毒である。一概には言えないが、スポーツ選手は長
生きする人が少ないという統計。体も鍛えすぎると疲弊するのである。そう
言えば、画家、陶芸家、小説家など、屋内であまり体を動かさない人は長寿
と言うイメージがある。それを鵜呑みしているわけではないが、
５０代ともなると、動よりも静の方が正解ではないか？そう思うようになった。
だから今は、減量⇔食べる量を減らすというパターンを実践している。朝、
昼は、コーヒー、あるいはヨーグルトのみを食し、夜はトマトのスライスに
玉ねぎのサラダで酒を飲む(酒だけはやめられないが、量は減らす)。これを一
週間ぐらい続けると、2、３キロは落とせるのだ。
そして、目標の77キロになると、普通の食生活に戻る。もちろん、大食いはせず、
毎朝、シャワーの後に体重計に乗って、チェックだけは欠かさずに…。温泉旅行
に行く時はもう少し頑張って７６キロぐらいにする。旅先で食べ物を我慢したく
ないから、頑張って体重を落とすのだ。
と、ここまで、まるで「減量の名人」のように、簡単に書いてきたが、その実は
「悲壮な決意」なのである。食べ物を我慢することは自分にとって過酷な試練で
あるが、旨いものを食べたいがためにこれを実践する。小さな努力が、大きな喜
びを生む…と信じて。
今日は３日目に入ったが、朝体重計に乗ると、まだ400グラムしか落ちていなかっ
たーオーマイゴッド！