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温泉に行こう!南紀白浜温泉を再度チェック!その①

2016-05-25 20:44:38 | 旅行

写真は「えびね温泉」


久しぶりに温泉旅行に出掛けた。ゴールデンウイークはずっと仕事で、5月18日から28日の11日間の長期休暇。この間、ずっと狭いマンションのなかで過ごすことは考えられない。ただ、慢性的な予算不足であり、しかも、今回は別々の友人から同行を依頼されたのだ。本当は、ひとりでぶらりと新潟県から山形県の日本海ローカル電車の旅を楽しみたかったのだが…。「温泉旅なら、君と行くと間違いない」と言ってくれるので、二つ返事でオッケーしてしまう。

そこで考えたのが、「白浜温泉再発見の旅」だ。大阪に住んでいて、全国規模の温泉力を求めるならお隣の和歌山県である。日本最古の温泉と言われる湯の峰温泉、川を仕切って広大な露天風呂を形成する川湯温泉、那智の滝や那智神社など観光スポットも多い紀伊勝浦温泉。そして、横綱格が日本三古泉で有名な南紀白浜温泉である。

白浜温泉は、大阪から電車、車とも約2時間の距離。真っ白い砂浜が640メートルも続く有名な白良浜をメインに、円月島、三段壁、千畳敷と見所も多く、温泉もほとんどが掛け流しと、湯力も抜群である。惜しむらくは、バブル時代の名残である、大型ホテルが多く、魅力的な温泉旅館が少ないことだ。しかし、値段も安く、グループ旅行にもってこいである。

5月18日に先輩Мさん夫婦と、兄貴分のТさんと4人で泊ったのが湯快リゾートグループの「ホテル千畳」。一泊7500円で朝晩はバイキングスタイルの食事。安いし気楽なホテルだが、一番の決め手は掛け流しの温泉力である。ざあざあと湯船から流れる様は、視覚的にも気持ちがいい。少し黄みがかったお湯はツルヌル感もあり、滞在中、4度も入浴して温泉を楽しんだ。「ここの温泉は本当にいいね」と、同行者も喜んでくれた。

しかし、白浜温泉と言えば関西人の定番である。今まで何度も訪れたことがあるだろうし、この程度では納得してくれない。そこで奥の手と言うか、日帰り温泉で勝負である。今回は、白浜から車で40分の「えびね温泉」を紹介した。この温泉施設は、日置川沿いの37号線を大塔方面に行くと、河川敷に降りる案内看板があり、まず間違えることはない。

えびね温泉…。温泉通と名乗るなら避けて通れない施設である。日置川の川の中にあるようなロケーションもさることながら、やはり魅力は温泉力で、アルカリ性単純硫黄温泉を掛け流している。しかもこの温泉は料理やコーヒーなどに抜群の効果があるらしく、ポリタンクを積んで買いに来ている客が列を成していた。

温泉は内湯だけだが、多角形の湯船がユニークで、お湯はトロトロ。硫黄成分の匂いが鼻孔をくすぐり、なんともぜいたくな気分に浸れる。同行者は、「これぞ本当の温泉だ!」と、喜んでいた。

白浜方面を訪れる機会があれば、ぜひチェックして欲しい温泉である。