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温泉旅がメインの生活。酒とグルメとミステリ小説、ごくたまに失恋の話。

みちのくから奥の細道へ…

2017-05-16 22:56:49 | 旅行
湯田川温泉、つかさ旅館の「若旦那厳選の山形県日本酒10選飲み比べ」

さて、東北旅行の締めである。本来はこちらがメインだった。何年か前に、北海道旅行した時に、行きの飛行機で、美しい鳥海山の雄姿を見たことがこの旅の始まりだった。日本各地、あちこち旅をしているけれど、始発点の大阪から交通網的に行きにくい場所がある。北海道や、沖縄などは激安航空機などのプランがあり、まったく距離を感じさせない。でも山形、庄内空港などは大阪からは直通便も事欠く状況である。正規で行けば、往復5、6万はくだらない。

だから山形に行く場合は仙台空港がらみになる。関西空港発進のピーチ航空は仙台もテリトリーなのだ(往復12000円!)。そこで思いついたのが鳴子温泉経由である。しかし、温泉的には鳴子温泉メインとなってしまった。東の横綱、鳴子温泉を経由していくと、他の温泉はほとんど銭湯レベルになってしまう。普通、温泉地にはひとつの温泉(泉質)である。しかし、鳴子のように(あるいは別府、登別のように)10種類もの泉質を誇る温泉パラダイスを味わうと、感覚的に物足りなくなるのは必然だ。

鳴子からJR陸羽東線で新庄市を経由して酒田市に入った。あの北前船、豪商イメージの酒田である。しかし、当日は雨に降られ気温も激下がりで、港までたどり着けなかった(タクシーは使わない主義。街中を歩くのがだいご味)、その天気のせいで鳥海山の姿も見えなかった。しかし、鶴岡市の湯田川温泉、湯野浜温泉であと2泊する。この間に天気は回復するだろう、天気予報を見れば明日は降水確率10%であるーと、思った。

次の日は確かに晴れたが、薄曇りで視界が利かず(黄砂のように)、近くの山さえ見えなかった。そして最後の日も、曇天で鳥海山のあの美しい雄姿は拝めなかった。う~ん、美人は一度や二度の口説きではおちないということだろう。宿泊した湯田川温泉・つかさ旅館、湯野浜温泉・龍の湯とも素晴らしい宿だった。鳴子温泉経由で、確かに温泉的には目立たなかったが、宿的にはどちらも口コミ高得点だけあり、連泊したい気持ちになった。特に感じたのは、山形県人のやさしいおもてなしの心である。これは鳴子温泉(宮城県)より数段?上回るのではないか(笑)

つかさ旅館、「10代目若旦那厳選の山形県日本酒10種類飲み比べ」は、本当に素晴らしかった。上の写真で分かるように、結構量的(3合以上)にも奮発している。もうひとつ、若女将が、今まで旅館の若女将の中で一番の別嬪さんだった(楽天の写りがグッド!)。

みちのくから奥の細道へ。そして、最後は高速バスで月山、湯殿山を通り、仙台へ。今回の旅も思い出深い旅になった。





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