
平和公園と言えばこの像である。
小浜温泉から雲仙に行き、そこでバスを乗り換え島原市へ。3時間ほど観光し、今度は「島鉄」の愛称で名高い島原鉄道(路線、高速バス、タクシー、高速フェリーも保有する)の一両ワンマンカーに乗った。この電車、有明海寄りの海岸を走り、ずいぶんと景色が良かった。途中で、日本一海に近い駅・大三東駅(150センチらしい)もあってなかなか楽しめる。終点の諫早に着き、ここでJR九州の「特急かもめ」に乗り、いよいよ長崎市である。
長崎は終点だった。線路がそこでストップしており、先はない。昔訪ねた、四国の高松駅に似ていた。今夜の宿は「稲佐山温泉ホテルアマンディ」だ。夜景が目の前の和洋室、食事なしで5500円。えらく安いがどんな部屋だ?と訝ったが、8階で部屋は広く、窓を大きくとって長崎市内が一望できる素晴らしいホテルだった。長崎は、香港、モナコとともに、「新・世界三大夜景」とされており、興味津々だった。素直な感想は、確かに美しい夜景だったが、函館ほどのインパクトはなかったかも知れない。これは地形的なものだろうと思う。
温泉は温泉力より、露天風呂の展望の素晴らしさの方が光っていた…と言えばわかってもらえるだろう。少し塩素臭が気になるが、温泉があるだけで安らぐ…これは絶対的である。こんな山の上に温泉があるのだから贅沢は言えない。事実、たくさんの日帰り客が来ていたようだ。
最終日は路面電車(120円)で平和公園に行き、原爆資料館で、悲劇の数々をしっかり見てきた。日本人なら、幼いころからいろいろ見たり、聞いたりしているからあまり驚かなかったものの、正視に耐えない写真がいくつかあった。原子爆弾の実物大の模型が展示されていたが、落とされたプルトニウムはほんのひと固まりである。それが何十キロ先まで被害があったのだから原爆は恐ろしい。その何百、何千倍の威力がある水爆や、新しい爆弾の核分裂を想像しただけで気が遠くなる。
この日は平日で、資料館は90%以上が外国の観光客だった。それも白人の割合が7割ほどである。皆さん、真剣なまなざしでいろいろな展示物を見ていたが、長崎市の模型+ハイテクで当時の爆発を再現したコーナーが人気のようだった。そして、「オーッ」とか、「ノー」とか声を出していた。ここへ来たら、世界平和を祈らざるを得ない。それほどインパクトがあった。
長崎駅へ戻り、道路を隔てて真正面にあるバスセンターから長崎空港へ向かった。沖縄の近くで台風が発生し、長崎方面へ向かってくるから明日は飛行機も飛べないようだ。これは一目散に帰るしかない。今回は3泊4日の旅だったが、長崎県は思ったより居心地が良かった。しかし、まだ佐世保や、平戸、五島列島、いわゆる西海国立公園の方が残っている。近いうちにまたチャレンジしてみたい。
小浜温泉から雲仙に行き、そこでバスを乗り換え島原市へ。3時間ほど観光し、今度は「島鉄」の愛称で名高い島原鉄道(路線、高速バス、タクシー、高速フェリーも保有する)の一両ワンマンカーに乗った。この電車、有明海寄りの海岸を走り、ずいぶんと景色が良かった。途中で、日本一海に近い駅・大三東駅(150センチらしい)もあってなかなか楽しめる。終点の諫早に着き、ここでJR九州の「特急かもめ」に乗り、いよいよ長崎市である。
長崎は終点だった。線路がそこでストップしており、先はない。昔訪ねた、四国の高松駅に似ていた。今夜の宿は「稲佐山温泉ホテルアマンディ」だ。夜景が目の前の和洋室、食事なしで5500円。えらく安いがどんな部屋だ?と訝ったが、8階で部屋は広く、窓を大きくとって長崎市内が一望できる素晴らしいホテルだった。長崎は、香港、モナコとともに、「新・世界三大夜景」とされており、興味津々だった。素直な感想は、確かに美しい夜景だったが、函館ほどのインパクトはなかったかも知れない。これは地形的なものだろうと思う。
温泉は温泉力より、露天風呂の展望の素晴らしさの方が光っていた…と言えばわかってもらえるだろう。少し塩素臭が気になるが、温泉があるだけで安らぐ…これは絶対的である。こんな山の上に温泉があるのだから贅沢は言えない。事実、たくさんの日帰り客が来ていたようだ。
最終日は路面電車(120円)で平和公園に行き、原爆資料館で、悲劇の数々をしっかり見てきた。日本人なら、幼いころからいろいろ見たり、聞いたりしているからあまり驚かなかったものの、正視に耐えない写真がいくつかあった。原子爆弾の実物大の模型が展示されていたが、落とされたプルトニウムはほんのひと固まりである。それが何十キロ先まで被害があったのだから原爆は恐ろしい。その何百、何千倍の威力がある水爆や、新しい爆弾の核分裂を想像しただけで気が遠くなる。
この日は平日で、資料館は90%以上が外国の観光客だった。それも白人の割合が7割ほどである。皆さん、真剣なまなざしでいろいろな展示物を見ていたが、長崎市の模型+ハイテクで当時の爆発を再現したコーナーが人気のようだった。そして、「オーッ」とか、「ノー」とか声を出していた。ここへ来たら、世界平和を祈らざるを得ない。それほどインパクトがあった。
長崎駅へ戻り、道路を隔てて真正面にあるバスセンターから長崎空港へ向かった。沖縄の近くで台風が発生し、長崎方面へ向かってくるから明日は飛行機も飛べないようだ。これは一目散に帰るしかない。今回は3泊4日の旅だったが、長崎県は思ったより居心地が良かった。しかし、まだ佐世保や、平戸、五島列島、いわゆる西海国立公園の方が残っている。近いうちにまたチャレンジしてみたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます