569 :吾輩は名無しである:2008/10/09(木) 20:41:30
この時代の華族貴族は今の金持ちとは多分次元が違うプライドと退廃と教養とエゴを身にまとっていた。
芥川も所詮庶民。時代の最深部は彼のような今に名を残す人以外の部分にあったはず。
芥川とかがイメージほど現実には退廃していないため時代の濃密さが伝えられてない気がする。
この時代、メディアに名を取り上げられる時点でただの人。本物はアンタッチャブルのまま闇に消えた。
闇の深さは大戦に敗戦することでのみ自浄される業火のごとしもの。
746 :吾輩は名無しである:2008/12/26(金) 21:42:03
芥川は「ぼんやりとした不安」のせいで自殺したと知りました
目的も目標も見失い、ただ漠然と生きていることの不安でしょうか
747 :この名無しがすごい!:2008/12/26(金) 21:52:34
>746
自分の将来が怖くなって自殺したんじゃないか?
この小説で大丈夫だろうかって。
確か、其の時期って時代が変わりつつあった筈。
今みたいに。
748 :吾輩は名無しである:2008/12/26(金) 22:41:34
>747サンクス
746です
時代の変化についていけなかったってことですか
芥川は将来が怖くなる程、失敗を経験したのでしょうか
わたしはいろいろと手を伸ばしすぎたせいか、いったい何をしたら自分がハッピーになるのかわからなくなりました
酒ばかり飲んでいるので体が悪くなりましたし
749 :747:2008/12/27(土) 10:29:20
>748
ちょっと違う。
詳しく知りたいなら、「河童」「或る一生の阿呆」を読めばいいと思う。
河童の中に、クラシックかそこら辺の優雅な音楽が荒れたロックに飲まれてしまうのではないかという音楽家が嘆くシーンがある。
将来が怖くなる程、失敗を経験したからではないと思うよ。
多分。
芥川は小説家としても謂わば、勝ち組みに入っていた筈だし。
頭も良いし。
いろいろとは、女や金の事?
良く分からないが、あんま思い詰めん方がいいよ。
人間やってると挫折やら快楽やら大変だけど、幸せなんて定義は人其々だよ。
自分の子供と夕日を眺めて「幸せ」と思う人もいれば、友達や恋人もいない中で金を積んで「幸せ」と思う人もいる。
其れに、失敗なら誰でもするよ。
ドンマイ。
750 :吾輩は名無しである:2008/12/27(土) 11:25:23
最期は、もう書く事もない感じだったし精神病も患ってたらしいし。
酷く絶望してたんじゃないかな。河童など晩年の作品がそれを物語ってると思う。
歯車は鬱状態で読むとこっちまで気が狂いそうになる。
771 :吾輩は名無しである:2008/12/30(火) 18:55:38
今日巣鴨の芥川の墓に行ってきた。2回目。漏れはwikiの芥川の自殺の理由の辺りをちらっと書いてます。
墓は鳥の糞とかがついてたりしてかなり汚れていた。
少なくとも年末の墓参りには誰も来なかった様子。花とかもなかった。
水くらい撒いて帰ろうかとも思ったが、他人がすることではないかという気がしてやめた。
芥川が特に晩年書くことがなくなっていたのは事実。
自分でも、俺は読者としては一流だが作家としては二流と認めている。全集のどこかに載ってる。
冷静に考えて芥川なんか長編は全く書けなかったし、短編も、特にもてはやされるようなクオリティではない。
晩年の河童なんかもガリバー旅行記やその他ユートピア小説のインスパイア以上のものではないし、相当憔悴していたのでは。
晩年の作品と自殺がメンヘラーにウケるんで、今まで人気を維持してきたんだろうけど、彼が悩んでいる内容って哲学や思想をある程度かじった者からすると、かなり程度が低い。
外国人は考慮しないとしても、あの時代の日本人でもっとまっとうに考えられていた人はたくさんいたはず。
まあ好きだから墓にも行くけどさ。陽が当たってあったかそうだったよ。
772 :吾輩は名無しである:2008/12/30(火) 19:03:14
ガリバー旅行記に関してはソウセキが何かで言及してるから、芥川も読んだことは間違いないと思われる。
芥川の文章のなかにスウィフトについて書いた箇所があったかどうかは忘れた。
芥川はニーチェのツァラを気に入ってたみたいだが、そこまで読んでて出てくるのが河童や歯車なんだから、やはり一流とは言い難い。
ちなみに芥川の墓のすぐ近くにある谷崎潤一郎タソの墓には、沢山花がそなえられていた。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/book/1200929547/
文学
この時代の華族貴族は今の金持ちとは多分次元が違うプライドと退廃と教養とエゴを身にまとっていた。
芥川も所詮庶民。時代の最深部は彼のような今に名を残す人以外の部分にあったはず。
芥川とかがイメージほど現実には退廃していないため時代の濃密さが伝えられてない気がする。
この時代、メディアに名を取り上げられる時点でただの人。本物はアンタッチャブルのまま闇に消えた。
闇の深さは大戦に敗戦することでのみ自浄される業火のごとしもの。
746 :吾輩は名無しである:2008/12/26(金) 21:42:03
芥川は「ぼんやりとした不安」のせいで自殺したと知りました
目的も目標も見失い、ただ漠然と生きていることの不安でしょうか
747 :この名無しがすごい!:2008/12/26(金) 21:52:34
>746
自分の将来が怖くなって自殺したんじゃないか?
この小説で大丈夫だろうかって。
確か、其の時期って時代が変わりつつあった筈。
今みたいに。
748 :吾輩は名無しである:2008/12/26(金) 22:41:34
>747サンクス
746です
時代の変化についていけなかったってことですか
芥川は将来が怖くなる程、失敗を経験したのでしょうか
わたしはいろいろと手を伸ばしすぎたせいか、いったい何をしたら自分がハッピーになるのかわからなくなりました
酒ばかり飲んでいるので体が悪くなりましたし
749 :747:2008/12/27(土) 10:29:20
>748
ちょっと違う。
詳しく知りたいなら、「河童」「或る一生の阿呆」を読めばいいと思う。
河童の中に、クラシックかそこら辺の優雅な音楽が荒れたロックに飲まれてしまうのではないかという音楽家が嘆くシーンがある。
将来が怖くなる程、失敗を経験したからではないと思うよ。
多分。
芥川は小説家としても謂わば、勝ち組みに入っていた筈だし。
頭も良いし。
いろいろとは、女や金の事?
良く分からないが、あんま思い詰めん方がいいよ。
人間やってると挫折やら快楽やら大変だけど、幸せなんて定義は人其々だよ。
自分の子供と夕日を眺めて「幸せ」と思う人もいれば、友達や恋人もいない中で金を積んで「幸せ」と思う人もいる。
其れに、失敗なら誰でもするよ。
ドンマイ。
750 :吾輩は名無しである:2008/12/27(土) 11:25:23
最期は、もう書く事もない感じだったし精神病も患ってたらしいし。
酷く絶望してたんじゃないかな。河童など晩年の作品がそれを物語ってると思う。
歯車は鬱状態で読むとこっちまで気が狂いそうになる。
771 :吾輩は名無しである:2008/12/30(火) 18:55:38
今日巣鴨の芥川の墓に行ってきた。2回目。漏れはwikiの芥川の自殺の理由の辺りをちらっと書いてます。
墓は鳥の糞とかがついてたりしてかなり汚れていた。
少なくとも年末の墓参りには誰も来なかった様子。花とかもなかった。
水くらい撒いて帰ろうかとも思ったが、他人がすることではないかという気がしてやめた。
芥川が特に晩年書くことがなくなっていたのは事実。
自分でも、俺は読者としては一流だが作家としては二流と認めている。全集のどこかに載ってる。
冷静に考えて芥川なんか長編は全く書けなかったし、短編も、特にもてはやされるようなクオリティではない。
晩年の河童なんかもガリバー旅行記やその他ユートピア小説のインスパイア以上のものではないし、相当憔悴していたのでは。
晩年の作品と自殺がメンヘラーにウケるんで、今まで人気を維持してきたんだろうけど、彼が悩んでいる内容って哲学や思想をある程度かじった者からすると、かなり程度が低い。
外国人は考慮しないとしても、あの時代の日本人でもっとまっとうに考えられていた人はたくさんいたはず。
まあ好きだから墓にも行くけどさ。陽が当たってあったかそうだったよ。
772 :吾輩は名無しである:2008/12/30(火) 19:03:14
ガリバー旅行記に関してはソウセキが何かで言及してるから、芥川も読んだことは間違いないと思われる。
芥川の文章のなかにスウィフトについて書いた箇所があったかどうかは忘れた。
芥川はニーチェのツァラを気に入ってたみたいだが、そこまで読んでて出てくるのが河童や歯車なんだから、やはり一流とは言い難い。
ちなみに芥川の墓のすぐ近くにある谷崎潤一郎タソの墓には、沢山花がそなえられていた。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/book/1200929547/
文学
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