飽きたらごめんね。

目標400字

鉛色の思い出

2020-10-05 09:07:27 | 音楽夜話



入院してた病院は今の町名だと
朝日町だけど60年前だと
どこになるんだろう。
水門町になるのかなあ?
水門町には生後半年から2歳くらいまで
借家に住んでたらしい。
覚えはまるでない。
その後 二十人町にできたばかりの
社宅に移った。
当時は風呂は無く近所にあった銭湯に
通った。今ではマンションになってしまったけどね。
照明は裸電球だけだった。
冷蔵庫も洗濯機も扇風機もない。
米は何で炊いたんだろう?
もちろんテレビなんてなくラジオもなかっただろう。
娯楽なんてこどもには何もなかった。
長い夜 暑い夏
何して過ごしたんだろう。
なので当時の思い出には色がない。
思い出に色が付き始めたのは
我が家にテレビが来てからのように思う。
サイモンとガーファンクルとしては
最後のヒット曲
二人ももしかしたら
色のない幼年時代を過ごしたのかもしれない。
寂れゆく街 希望のない閉塞感
たまらない悲哀です。