仕事がはかどらなくてかなり焦っている今日この頃であります。
“産みの苦しみ”とはまさにこういうことを言うのでしょうか?
文章を書いては消し、書いては消し、を日に何度も何度も繰り返しているような気がします。
スランプに陥った小説家って、きっと似たような心持なのでしょうなー。
ということで、気晴らしに仕事の手を休め、ブログのエントリーを書くことにします。
今日はやや近況報告めいたものを。。
今アメリカでは“スターウォーズ”が公開されておりますな。
近々観に行こうとは思っているのですが残念ながら未見です。
職場で僕の後ろに座っているタイ人フェローが先日観てきたとかで、ここのところ毎日のようにCDで“ダースベーダーのテーマ”をかけまくっています。
そのせいで、とうとう僕も含め部屋中のフェローが“ダースベーダーのテーマ”に感染してしまいました。あの曲が頭にこびりついてしまってふとした拍子に口をついて出てきてしまうのです。仕事中も、食事中も、駄弁ってるときも。。。
「おいおい、もういい加減にしてくれよ!ダースベーダーのテーマはもう十分だよ!」
と言ってる端から、そう言った当の本人が口ずさんでいる始末です。
確かにある意味“スターウォーズのテーマ”より耳に残りやすいと言えなくもないですが、一体この現象。はたしていつまで続くのやら。。。
(ちなみにダースベーダーのテーマを聴くとなぜか“電波少年”を思い出してしまうのでは僕だけでしょうか。。。)
ところで、最近は読書のほうもさっぱりです。
読みたい本は山積みになっているのですが、“読書する暇があったら文献でも読め!”ってな調子で、なかなかのんびり本を読むというわけにはいきません。まあ、それでも何とか時間を作って少しずつ読み進んではいますが。。。
ちなみに今読んでいるのは、小室直樹大先生の「痛快!憲法学」という本です。毎度の事ながら小室の博覧強記ぶりが遺憾なく発揮されており非常に面白い本です。
あまりにおもしろいので、さわりの部分を少しだけご紹介しましょう(一部引用あり)。
まず、「日本国憲法は誰のためにかかれた法律か?」と問われてあなたは何と答えますか。
「日本国民に対して書かれたもの」と答えたあなた。見事に落第です。
本来、憲法とは、国民から国家(政府)に対して課された命令であって、すなわち憲法を遵守すべき主体は国民ではなく国家(政府)なのです。警察や軍隊などの暴力装置を抱える国家権力の暴走を食い止めるために憲法はあるのです。つまり、憲法に違反できるのは国家(政府)だけということになります。
したがって例えば、ブログから自分のコメントを削除されてしまった人が、これに怒って「言論封殺だ!言論の自由に対する挑戦だ!」などと管理人に噛み付いている光景をそのへんのブログで時々目にしますが、この理屈は完全な誤りだといえます。個人である管理人が、別の個人のコメントに対して、これを削除しようがどうしようが、それをもって管理人が憲法違反をおかしているなどとは到底言えません。
ただし、昨今の中国政府がやろうとしているような、反政府的な内容のブログを政府が強制的に閉鎖するなどということをもし日本政府が行えば、それは明らかな日本国憲法違反になるのです。
では、ついでにもう一つ。
「刑法は誰のために書かれた法律か?」という質問はどうでしょう。
「そりゃ、泥棒とか、殺人を犯したものに対して書かれてるんじゃないの?」と思われたあなた。またもや落第です。
結論から先に申しますと、刑法は犯罪者や犯罪予備軍を戒めるために書かれた法律ではありません。
刑法の条文のどこを読んでみても「人のものを盗んではいけない」とか「人を殺してはいけない」などとは1行も書いてはいないのです。
例えば、殺人の項では以下のように書かれています。
「人を殺した者は、死刑又は無期若しくは3年以上の懲役に処する」(第199条)
ということで、正解は、刑法とは裁判官を縛るための法律なのでした。
もし、裁判官が殺人を犯した者に対し有罪判決を下して「懲役2年に処す」としたら、その裁判官はまさに刑法違反を犯したことになるわけです。
とまあ、こんな具合で小室節はいまだ健在であります。
近代憲法誕生までの歴史的背景をとても丁寧に解説してくれているので、小難しいテーマの割に専門的な知識がほとんどなくてもすらすら読めます。
といっても僕の場合、いつになったら読み終わるのかはまだ分かりませんので偉そうなことは言えないのですが。。。
ところで、これを読み終わったら次はミラン・クンデラの“Immortality”の英語版に挑戦しようかと思っております。
以上、暑い暑いヒューストンからお伝えしました。
“産みの苦しみ”とはまさにこういうことを言うのでしょうか?
文章を書いては消し、書いては消し、を日に何度も何度も繰り返しているような気がします。
スランプに陥った小説家って、きっと似たような心持なのでしょうなー。
ということで、気晴らしに仕事の手を休め、ブログのエントリーを書くことにします。
今日はやや近況報告めいたものを。。
今アメリカでは“スターウォーズ”が公開されておりますな。
近々観に行こうとは思っているのですが残念ながら未見です。
職場で僕の後ろに座っているタイ人フェローが先日観てきたとかで、ここのところ毎日のようにCDで“ダースベーダーのテーマ”をかけまくっています。
そのせいで、とうとう僕も含め部屋中のフェローが“ダースベーダーのテーマ”に感染してしまいました。あの曲が頭にこびりついてしまってふとした拍子に口をついて出てきてしまうのです。仕事中も、食事中も、駄弁ってるときも。。。
「おいおい、もういい加減にしてくれよ!ダースベーダーのテーマはもう十分だよ!」
と言ってる端から、そう言った当の本人が口ずさんでいる始末です。
確かにある意味“スターウォーズのテーマ”より耳に残りやすいと言えなくもないですが、一体この現象。はたしていつまで続くのやら。。。
(ちなみにダースベーダーのテーマを聴くとなぜか“電波少年”を思い出してしまうのでは僕だけでしょうか。。。)
ところで、最近は読書のほうもさっぱりです。
読みたい本は山積みになっているのですが、“読書する暇があったら文献でも読め!”ってな調子で、なかなかのんびり本を読むというわけにはいきません。まあ、それでも何とか時間を作って少しずつ読み進んではいますが。。。
ちなみに今読んでいるのは、小室直樹大先生の「痛快!憲法学」という本です。毎度の事ながら小室の博覧強記ぶりが遺憾なく発揮されており非常に面白い本です。
あまりにおもしろいので、さわりの部分を少しだけご紹介しましょう(一部引用あり)。
まず、「日本国憲法は誰のためにかかれた法律か?」と問われてあなたは何と答えますか。
「日本国民に対して書かれたもの」と答えたあなた。見事に落第です。
本来、憲法とは、国民から国家(政府)に対して課された命令であって、すなわち憲法を遵守すべき主体は国民ではなく国家(政府)なのです。警察や軍隊などの暴力装置を抱える国家権力の暴走を食い止めるために憲法はあるのです。つまり、憲法に違反できるのは国家(政府)だけということになります。
したがって例えば、ブログから自分のコメントを削除されてしまった人が、これに怒って「言論封殺だ!言論の自由に対する挑戦だ!」などと管理人に噛み付いている光景をそのへんのブログで時々目にしますが、この理屈は完全な誤りだといえます。個人である管理人が、別の個人のコメントに対して、これを削除しようがどうしようが、それをもって管理人が憲法違反をおかしているなどとは到底言えません。
ただし、昨今の中国政府がやろうとしているような、反政府的な内容のブログを政府が強制的に閉鎖するなどということをもし日本政府が行えば、それは明らかな日本国憲法違反になるのです。
では、ついでにもう一つ。
「刑法は誰のために書かれた法律か?」という質問はどうでしょう。
「そりゃ、泥棒とか、殺人を犯したものに対して書かれてるんじゃないの?」と思われたあなた。またもや落第です。
結論から先に申しますと、刑法は犯罪者や犯罪予備軍を戒めるために書かれた法律ではありません。
刑法の条文のどこを読んでみても「人のものを盗んではいけない」とか「人を殺してはいけない」などとは1行も書いてはいないのです。
例えば、殺人の項では以下のように書かれています。
「人を殺した者は、死刑又は無期若しくは3年以上の懲役に処する」(第199条)
ということで、正解は、刑法とは裁判官を縛るための法律なのでした。
もし、裁判官が殺人を犯した者に対し有罪判決を下して「懲役2年に処す」としたら、その裁判官はまさに刑法違反を犯したことになるわけです。
とまあ、こんな具合で小室節はいまだ健在であります。
近代憲法誕生までの歴史的背景をとても丁寧に解説してくれているので、小難しいテーマの割に専門的な知識がほとんどなくてもすらすら読めます。
といっても僕の場合、いつになったら読み終わるのかはまだ分かりませんので偉そうなことは言えないのですが。。。
ところで、これを読み終わったら次はミラン・クンデラの“Immortality”の英語版に挑戦しようかと思っております。
以上、暑い暑いヒューストンからお伝えしました。
私の方も1週間の出張の前後もいろいろなイベントがあり、現在充電中です。
憲法は本来政府を縛るものだというのは最近知りました。そうであれば現在の憲法論争はどこかおかしな方向に進んでいますよね。
ダースベーダーのテーマ曲ブームですか。結構耳に残る曲ですし、私も電波少年のイメージが強いです。私は携帯電話を持っていないアナクロ人間なのですが、もし持っていたらこの曲を着メロにしているかもしれません。
こんにちは。
お仕事大変そうですよね。
お互いに頑張りましょう。
今は僕も携帯は持っていませんが、日本では使ってました。
僕も o_sole_mioさん同様かなりメカ音痴のほうでして、携帯に関しては電話と電話帳以外はほとんど使ったことがありませんでした。
携帯が今後さらに進化していったら、僕なんか完全に置き去りにされてしまうような気がします。
特に読みたい本を読んでる暇に文献読めよ・・・ってやつ・・・身に染みます・・・
ダースベーダーのテーマ着信音に使っていましたよ、日本にいるとき(苦笑)
まだ観ていないんですけど、どこかの時点で観て、
私のスターウオーズも完結させないと・・・(笑)
ずいぶんおどろおどろしい感じがしますね。あんな感じで電話がかかってきたらドキッとしちゃいませんかね(笑)
それからスターウォーズシリーズですが、どうも個人的にはエピソード1以降かつての情熱が薄れてしまった感があります。エピソード2のときなんかとうとう途中で寝ちゃいましたからねー・・・でも最後のスターウォーズですからなんとかがんばって観にいこうと思います。