ラボにいるギリシャ系ドイツ人の友人が先日ランチの時にこういう話をしていた。
ギリシャは貧しい国だが、そこに生きている人々はみなハッピーだと。稼ぎは決して多くないし、でっかい家を持っているわけでもないが、夕方になると皆で友人の家に集まりわいわいと話に花を咲かせるのだという。ワインのグラスを傾けつつ政治談義をし、時には家族の自慢をし、サッカーの話をする。
それが人生だと彼は言う。
「おまえら日本人は . . . 本文を読む
旅から帰ってきた後、しばらく疲れが取れずに更新が滞っていました。
最近、ただでさえ疲れが溜まり易いというのに、今度の旅では殊更に疲れがたまったような気がします。
おかげでなんだか寝ても寝ても眠い。だるい。やる気が起きない。
あまりのパワーのなさに思わず「俺ってひょっとしてうつ病なのかなー」などと疑ってみたくなります。
ちなみに、先週1週間はアメリカ大陸を車で走りつづけました。
ナイアガラではカ . . . 本文を読む
ここ数日PCが接続できませんでした。
アメリカのちっちゃなホテルではまだまだネット接続不能のところがあるんですね。
NYを後にして、さらに東海岸を北上した僕は、2度の冬季オリンピックの舞台となったレイク・プラシッドの町を抜けて小一時間ぐらいの所にある、エドワードという村に辿り着きました。ここでは同じ職場のアメリカ人が所有している小さくて可愛いロッジを借りました。
この周辺は沼が多く、アウトドア好 . . . 本文を読む
僕は今ニューヨークに来ています。
ひょんな事から、ここニューヨークで数日間を過ごすことになりました。
実は遥か20年以上前に一度訪れたことがあるのですが、その頃のニューヨークはまだ凶悪犯罪が世界一多い都市でしたから、危なっかしくて当時中学生の僕には雰囲気を楽しむ余裕などまるでなかったような記憶があります。
さすがにその頃と比べると現在のニューヨークはうんと安全になりました。
とくに9.11以降は . . . 本文を読む
ジェンキンズさんが帰国することになったそうですな。とてもよかったと思います。
あの、ジャカルタでの涙のご対面、、、ネットで写真を見ただけですがそれでも十分に感動的でした。よかったよかった。
しかし、病気のことが気になりますね、、、
まあ、それはそれとしてです。あの感動のご対面をわざわざ選挙の直前にセッティングした日本政府のやり方はあまりにみえみえじゃないですかねー。
僕のような天の邪鬼でなくとも . . . 本文を読む
選挙が終わった。
立花隆も予想した通り小泉は大負けすることはなかったが、今回の結果を眺めつつ僕は日本人についてまたあれこれ考えてしまった。
日本人の精神構造の特徴を社会学では“事実性の優位”と呼ぶことがあるそうな。
ある社会的規範に対するviolationが生じた場合、日本人はそれを是正するよりもむしろ、生じた歪みの中でいかに適応していくかに力を注ぐのだという。つまり、いかなる違背であってもそれ . . . 本文を読む
先日も書きましたが、日本はいよいよ選挙ですね。
みなさん投票には是非行きましょう。
しかし、選挙期間中いろんな政党のホームページを見てて思うんですが、常日頃政治に無関心な国民が、唯一政治に関心を持たざるを得ないこの時期に、各政党のホームページの更新がストップするというこの現行制度のアホらしさって一体何なのでしょうかね。
普段、一生懸命政策を訴えていらっしゃるまじめな政治家さんたちも、何故か選挙 . . . 本文を読む
ちょっと古い話で恐縮だが、先日インターネットテレビを見ていたらWinnyというソフトウエアを開発した東大の助手が警察に逮捕されたという話題を特集していた。
僕はコンピュータには弱いので詳しいことはよく分からないが、何でもそのソフトを持っている人はお互いに音楽や映画などの著作権物を自由にやり取りできるのだという。
なぜこのニュースが世間を騒がせたのかというと、この手のソフトの開発者が著作権侵害にか . . . 本文を読む
今日、ここアメリカは独立記念日でお休みです。
正確には、昨日(日曜)がお休みで、今日は振替休日ということらしいのですが。
D.C.では昨夜は花火大会があってすごい人出であったとか、、、
聞くところによるとこっちでは、花火も物量で勝負なのだそうな。
日本の花火大会と違い、とにかく初っ端からひたすらボカスカと大量に打ち上げるらしく圧巻なのだそうだ(観てないのですべて伝聞ですが、、)。
どうもそうい . . . 本文を読む
このあいだ、TOWER RECORDでジョージ・ロイ・ヒルの“スローターハウス 5”を見つけたので即買いした。
はるか大昔に、友達の家で字幕なしのVHS版を意味も分からず観たときのことを思い出す。
カート・ヴォネガットJr.の原作も何度か読んだがどちらもとても素晴らしかった。
ジョージ・ロイ・ヒルは僕の大好きな監督の一人だ。
寡作な監督ではあるがどれも名作揃いだ。
なかでも“ガープの世界”と、こ . . . 本文を読む