広島市佐伯区五日市のスポーツサイクル専門店です。
NOKO・メカニックピット BLOG
ALAN取り扱い開始
店主・仲西です。
--------------------------------
★メカニックピットでイタリア「ALAN」の取り扱いを開始します!!
店頭展示在庫として
・CARBON 製「XTREME CROSS」(ツーリングロード仕様で組立予定。)
・アルミ製グラベル(ツーリング)ロード「CROSSOVER」
を発注手配しています。
--------------------------------
恐らく(現在)広島ではあまりお目にかかれない、聞きなれないブランドだと思いますが、実は「ALAN」は非常に歴史のあるイタリアブランドなんです!
現在の自転車業界ではフレーム(完成車)は、そのほとんどがアジア生産になっていますが、「ALAN」は未だにイタリア国内でのハンドメイド生産にこだわっている貴重なブランドなんです。
ハンドメイドならではの仕上げの美しさも魅力ですし、イタリア製の割にはお買い得感のある価格設定になっているところも魅力ですね。
「正真正銘、本物のイタリア製の上質な自転車が欲しい!」というイタリア大好きなお客様にお奨めするマニアックな自転車です!
--------------------------------
当店ではロードモデルはもちろんですが、「ALAN」に関してはグラベル(=ツーリング)ロードを中心にお奨めしたいと考えています!
また「ALAN」はシクロクロスの世界でも一世を風靡したブランドですから、当然シクロクロスバイクもお奨めしますよ。
流石、本場イタリアだけであって DISC ブレーキ仕様だけでなく、ちゃんとカンティブレーキ仕様のシクロクロスが用意されているのが良いですね。
シクロクロス専用設計のフレームも競技での使用を考えたスケルトンになっています。
--------------------------------
「ALAN」の発注につきましては全てイタリア本国へ一台ずつ受注発注しますので、取り寄せにお時間が掛かります。(*通常60日前後)
イタリアから商品が到着するまで待つ時間も気長に楽しめるお客様にご注文いただければと思っております。
商品ついての詳細や完成車に組立した場合の販売価格、納期等につきましては店頭にてお気軽にご相談ください。
何卒、よろしくお願い申し上げます!
--------------------------------
--------------------------------
「ALAN」というブランドについての興味のある方は、よろしければ以下を読んでくださいませ。(*注・昔話で長文です。笑)
--------------------------------
皆さんは「ALAN(アラン)」というイタリアのブランドをご存じでしょうか?
実は 1972 年創業の歴史のあるブランドで、昔はプロロードチームへのサポートも積極的に行っていた有名競技用自転車メーカーだったんですよ。
自転車歴の長いベテランのお客様には「新素材フレームの元祖」として記憶に残っているブランドだと思います。
(*昔はアルミやカーボンフレームの事を新素材と呼んでいたんです…苦笑)
-
最近、サイクルスポーツを始めたばかりのお客様には馴染みの無い(聞いたと事が無い)ブランドかも知れませんね~。
店主・仲西は約35年前から自転車を趣味にしていますが、私が乗り始めた当時はスチールフレーム(Crmo)全盛の時代でした。
そのスチールフレーム全盛の時代にいち早くアルミやカーボンのパイプを接着工法を用いてフレーム製作していたのがイタリアの「ALAN」です。
(*同時期にフランスでは VITUS が同じような接着工法でアルミやカーボンのフレームを製作していました。)
当時、高校生だった私にはとても高価で買えませんでしたが「超軽量の新素材フレーム」という言葉の響きは自転車乗りとして憧れていました。
-
当時の「ALAN 」のデザイン面での一番の特徴は、パイプを接着するラグ(継ぎ手)の個性的な形状につきると思います。
同時期に接着工法で新素材フレームを製作していたフランスの VITUS はパイプとラグの継ぎ目がツライチ(段差が無い)のスマートなデザインで、フランスらしい洗練された造りだったのに対し、イタリアの「ALAN」はあえてラグ式を主張する(レース機材としての)実用本位の無骨なラグ形状がいかにもイタリアらしさを感じさせるフレームになっていました。
現在の「ALAN」ラインナップは接着工法のフレームはありませんので、昔の様なラグは使用されていませんが「ALAN」ブランドのアイデンティティとも言える昔のラグ式のデザインをイメージさせる塗装仕上げ(塗り分け)になっています。
(*一見するとラグ付きか?と見間違うようなデザインになっています。)
「ALAN」はヘッドマークも独自のデザインで、当時としては斬新で画期的なマークデザインだったと思います。
当時のイタリアの自転車のヘッドマークはトランプの絵札をマークにしたり、地元の土地の紋章をモチーフにしたりしていましたが、「ALAN」は地球をモチーフにしたデザインになっていました。
(*現在のフレームにも当時と同じ地球をモチーフにしたヘッドマークが使われています。)
-
「ALAN」を始め、当時の新素材フレームの性能面での最大の特徴はなんと言っても「重量の軽さ」でした。
(*あくまでも当時のスチールフレームと比較した場合ね。)
その軽さはロードレースにおいて大きな武器になり「ALAN」は当時の山岳王L・ヘレラ(エレラ)選手が在籍していたカフェドコロンビアチームにフレームを供給。
ツールドフランス等の厳しい山岳ステージでヘレラ選手が大活躍した事で大きな宣伝になりました。
(*後にヘレラ選手は VITUS に乗っても活躍していますけどね…苦笑)
一方「ALAN」は、その「軽さ」によりロードレースだけでなく自転車を担ぐ冬の競技・シクロクロスの世界でも爆発的にヒットしました。
「ALAN」製のシクロクロスフレームに(選手個々のスポンサーの)色んなブランドのマークを貼って使用する選手が沢山いて、一時はシクロクロスのレースでは「シクロクロス= ALAN」というくらいのシェアを持っていた事もあるんですよ。(笑)
ただし「ALAN」に限らずですが、当時の新素材フレームは重量が軽い分、剛性が低い傾向にありました。(苦笑)
個人的にはシクロクロスではその低剛性が良い方向で振動吸収性能につながっていた事も「ALAN」が選ばれる理由の一つになっていたではないかと思っています。
私自身も自転車業界に就職してから実際に「ALAN」に試乗させてもらった事もあるんですが、あまりの剛性の低さに「どうやってプロ選手はコレに乗っていたんだろうか?」と思ったくらいです。(笑)
「軽さ」についても当時のスチールフレームと比較して軽いだけでなので、流石に現在の CARBON フレームと比べると全然軽くないんですが、それでも当時は超軽量と言われるフレームだったんですよ。
-
色々と昔話を書きましたが、個人的に「ALAN」は昔を懐かしむベテランのお客様に購入して頂くのもアリだとは思うんですが、むしろ最近乗り始めたばかりの新しいお客様に「目新しいイタリアンブランド」として、進化した最新の「ALAN」に乗って頂きたいんですよね~。
いきなり最初の一台目から!というのは難しいブランドかも知れませんが、ここ数年で何となくロードバイクを買って走ってみたら、サイクリングの面白さにハマって、次の二台目、三台目の自転車が欲しくなった!とお考えのお客様にイタリアンブランド「ALAN」を選択肢の一つに入れていただければと思っています。
ロードバイクを買ったけど「速く走らなければならない」「頑張って走らなければならない」という見えないプレッシャーに疲れてしまっているお客様にはグラベル(ツーリング)ロードで自由にのんびり走るサイクリング本来のスタイルもご提案させていただきます。
「ALAN」はグラベル(ツーリング)ロードもお奨めなので、お洒落なイタリア製自転車で、頑張らなくて良いのんびりサイクリングしてみませんか?
--------------------------------
★メカニックピットでイタリア「ALAN」の取り扱いを開始します!!
店頭展示在庫として
・CARBON 製「XTREME CROSS」(ツーリングロード仕様で組立予定。)
・アルミ製グラベル(ツーリング)ロード「CROSSOVER」
を発注手配しています。
--------------------------------
恐らく(現在)広島ではあまりお目にかかれない、聞きなれないブランドだと思いますが、実は「ALAN」は非常に歴史のあるイタリアブランドなんです!
現在の自転車業界ではフレーム(完成車)は、そのほとんどがアジア生産になっていますが、「ALAN」は未だにイタリア国内でのハンドメイド生産にこだわっている貴重なブランドなんです。
ハンドメイドならではの仕上げの美しさも魅力ですし、イタリア製の割にはお買い得感のある価格設定になっているところも魅力ですね。
「正真正銘、本物のイタリア製の上質な自転車が欲しい!」というイタリア大好きなお客様にお奨めするマニアックな自転車です!
--------------------------------
当店ではロードモデルはもちろんですが、「ALAN」に関してはグラベル(=ツーリング)ロードを中心にお奨めしたいと考えています!
また「ALAN」はシクロクロスの世界でも一世を風靡したブランドですから、当然シクロクロスバイクもお奨めしますよ。
流石、本場イタリアだけであって DISC ブレーキ仕様だけでなく、ちゃんとカンティブレーキ仕様のシクロクロスが用意されているのが良いですね。
シクロクロス専用設計のフレームも競技での使用を考えたスケルトンになっています。
--------------------------------
「ALAN」の発注につきましては全てイタリア本国へ一台ずつ受注発注しますので、取り寄せにお時間が掛かります。(*通常60日前後)
イタリアから商品が到着するまで待つ時間も気長に楽しめるお客様にご注文いただければと思っております。
商品ついての詳細や完成車に組立した場合の販売価格、納期等につきましては店頭にてお気軽にご相談ください。
何卒、よろしくお願い申し上げます!
--------------------------------
--------------------------------
「ALAN」というブランドについての興味のある方は、よろしければ以下を読んでくださいませ。(*注・昔話で長文です。笑)
--------------------------------
皆さんは「ALAN(アラン)」というイタリアのブランドをご存じでしょうか?
実は 1972 年創業の歴史のあるブランドで、昔はプロロードチームへのサポートも積極的に行っていた有名競技用自転車メーカーだったんですよ。
自転車歴の長いベテランのお客様には「新素材フレームの元祖」として記憶に残っているブランドだと思います。
(*昔はアルミやカーボンフレームの事を新素材と呼んでいたんです…苦笑)
-
最近、サイクルスポーツを始めたばかりのお客様には馴染みの無い(聞いたと事が無い)ブランドかも知れませんね~。
店主・仲西は約35年前から自転車を趣味にしていますが、私が乗り始めた当時はスチールフレーム(Crmo)全盛の時代でした。
そのスチールフレーム全盛の時代にいち早くアルミやカーボンのパイプを接着工法を用いてフレーム製作していたのがイタリアの「ALAN」です。
(*同時期にフランスでは VITUS が同じような接着工法でアルミやカーボンのフレームを製作していました。)
当時、高校生だった私にはとても高価で買えませんでしたが「超軽量の新素材フレーム」という言葉の響きは自転車乗りとして憧れていました。
-
当時の「ALAN 」のデザイン面での一番の特徴は、パイプを接着するラグ(継ぎ手)の個性的な形状につきると思います。
同時期に接着工法で新素材フレームを製作していたフランスの VITUS はパイプとラグの継ぎ目がツライチ(段差が無い)のスマートなデザインで、フランスらしい洗練された造りだったのに対し、イタリアの「ALAN」はあえてラグ式を主張する(レース機材としての)実用本位の無骨なラグ形状がいかにもイタリアらしさを感じさせるフレームになっていました。
現在の「ALAN」ラインナップは接着工法のフレームはありませんので、昔の様なラグは使用されていませんが「ALAN」ブランドのアイデンティティとも言える昔のラグ式のデザインをイメージさせる塗装仕上げ(塗り分け)になっています。
(*一見するとラグ付きか?と見間違うようなデザインになっています。)
「ALAN」はヘッドマークも独自のデザインで、当時としては斬新で画期的なマークデザインだったと思います。
当時のイタリアの自転車のヘッドマークはトランプの絵札をマークにしたり、地元の土地の紋章をモチーフにしたりしていましたが、「ALAN」は地球をモチーフにしたデザインになっていました。
(*現在のフレームにも当時と同じ地球をモチーフにしたヘッドマークが使われています。)
-
「ALAN」を始め、当時の新素材フレームの性能面での最大の特徴はなんと言っても「重量の軽さ」でした。
(*あくまでも当時のスチールフレームと比較した場合ね。)
その軽さはロードレースにおいて大きな武器になり「ALAN」は当時の山岳王L・ヘレラ(エレラ)選手が在籍していたカフェドコロンビアチームにフレームを供給。
ツールドフランス等の厳しい山岳ステージでヘレラ選手が大活躍した事で大きな宣伝になりました。
(*後にヘレラ選手は VITUS に乗っても活躍していますけどね…苦笑)
一方「ALAN」は、その「軽さ」によりロードレースだけでなく自転車を担ぐ冬の競技・シクロクロスの世界でも爆発的にヒットしました。
「ALAN」製のシクロクロスフレームに(選手個々のスポンサーの)色んなブランドのマークを貼って使用する選手が沢山いて、一時はシクロクロスのレースでは「シクロクロス= ALAN」というくらいのシェアを持っていた事もあるんですよ。(笑)
ただし「ALAN」に限らずですが、当時の新素材フレームは重量が軽い分、剛性が低い傾向にありました。(苦笑)
個人的にはシクロクロスではその低剛性が良い方向で振動吸収性能につながっていた事も「ALAN」が選ばれる理由の一つになっていたではないかと思っています。
私自身も自転車業界に就職してから実際に「ALAN」に試乗させてもらった事もあるんですが、あまりの剛性の低さに「どうやってプロ選手はコレに乗っていたんだろうか?」と思ったくらいです。(笑)
「軽さ」についても当時のスチールフレームと比較して軽いだけでなので、流石に現在の CARBON フレームと比べると全然軽くないんですが、それでも当時は超軽量と言われるフレームだったんですよ。
-
色々と昔話を書きましたが、個人的に「ALAN」は昔を懐かしむベテランのお客様に購入して頂くのもアリだとは思うんですが、むしろ最近乗り始めたばかりの新しいお客様に「目新しいイタリアンブランド」として、進化した最新の「ALAN」に乗って頂きたいんですよね~。
いきなり最初の一台目から!というのは難しいブランドかも知れませんが、ここ数年で何となくロードバイクを買って走ってみたら、サイクリングの面白さにハマって、次の二台目、三台目の自転車が欲しくなった!とお考えのお客様にイタリアンブランド「ALAN」を選択肢の一つに入れていただければと思っています。
ロードバイクを買ったけど「速く走らなければならない」「頑張って走らなければならない」という見えないプレッシャーに疲れてしまっているお客様にはグラベル(ツーリング)ロードで自由にのんびり走るサイクリング本来のスタイルもご提案させていただきます。
「ALAN」はグラベル(ツーリング)ロードもお奨めなので、お洒落なイタリア製自転車で、頑張らなくて良いのんびりサイクリングしてみませんか?
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )