ノーベル平和賞に日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に授与することになった。
かつて佐藤栄作が米国の意向を背景に受賞したことがあり、その”政治性”が指摘されることがあった。で、オバマも平和賞が。思い出せば、アル・ゴアが地球温暖化で同様の賞が与えられた。でも、これもまた”政治的”であることを指摘される。
でも今回の日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の受賞は真に平和賞に値するものであると思う。思わず僕ごときであるが、感動してしまうほどであった。
ロシアが原爆使うかもしれないとか(僕はプーチンはそんなことをしないと思っているけれど)、イスラエルの戦争からイランが原爆使用するのではないかとか(イランが持っているかは不明であるが)、そういう原爆の危機が迫っているような時代において、真に意味のあるアピールになっていると思う。
もちろん平和を希求するアピールである。
僕は絶対平和主義者である。この世の核兵器など必要ない。何が核抑止力だ。世界がそんな神経症みたいな緊張状態で、何が平和なものか。ウエストファリア体制で、戦争がない状態を平和と位置付けているが、それが本当の本物の平和とでもいうのか。
今回の受賞が真の平和に結びつくことを信じたい。そんな世界の流れができることを希求して。日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)で努力された皆さんに頭が下がる思いである。