中国の事件で思ったことがあるので。
差別(さべつ、英:discrimination)とは、特定の集団に所属する個人や、性別など特定の属性を有する個人・集団に対して、その所属や属性を理由に異なる扱いをする行為
これ、差別の定義。人それぞれ違うのに、同じ属性、例えば、国や民族などで、その人物がどんな人間か決めつける。まあ社会的性格のようなものがあるにしても、それは傾向でしかないから、相対化すべきこと。
中国で日本人の子供が中国人に殺された。本当にショックな出来事。
そこで中国人に対する決めつけた言説がネット上に見受けられる。反日感情が背景にあるとか。
そりゃ、反日感情を持つ中国人もいるでしょう。でも今回はそんな話は出ていない。勝手に原因を反日感情に設定している。ステレオタイプ的な反応。つまりは想像の産物。つまりは、これが差別感情。
そもそもなくなった子供が、日本人の父親、そして中国人の母親という話が出回っている。だから、亡くなった子供は中国人の子供でもある。
日本人も中国人も悲しんでいる。それが端的な事実。
悲しみを共有することを断絶しようとする差別感情。ダメだね。