Drマサ非公認ブログ

日本には人権という考えは薄いって話

 日本人の人権意識が低いという話は多々出てくる。ジェンダーギャップ、子供に対する意識。まあ江戸時代にまで遡れば、世界で一番幸せな子供は日本だとまで言われたのに。

 例えば、「日本の大手企業の人権尊重の低さを示している指標に、国際人権NGO“The World Benchmarking Alliance”が世界的企業の人権に対する取り組みを調査し、採点している「企業人権ベンチマーク(CHRB)」がある。この指標によると、多くの日本企業が平均点以下というヤバい点数だ」(https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/328e16e94f47ae280aecaee21c62ce146289ca34)

 総じて、日本の人権意識は後進国レベル。そんな感じだ。

 で、どうしてだろう。日本人は総じて礼儀正しく優しいと思うのだが。

 ここで世界人権宣言とか振り返ってもいいのだが、人権については、天賦人権説。簡単にいってしまえば、神様から人権は与えられている。そういうことだろう。自然権であるとは、神から与えられているから一々指摘するまでもない。

 ところが、やはりこの思想はヨーロッパ産ということになるので、承諾しない者も現れる。それでも儒教の影響の指摘もあるので、普遍性は強い。

 これに反対する立場がある。それは国賦人権説。国家が人々に人権を与えているという考え。北朝鮮ってそうなんじゃないかと思う。もちろん日本は日本国憲法を見る限り、天賦人権説の立場である。

 ところが、自民党の憲法改正案を読むと、どうも国賦人権説である。ちなみに石破総理もそういう立場だったように記憶している。日本国家が人々に人権を与えていると考えているわけだ。

 これじゃ、あべこべ。国家の方が国民より優先するわけだ。だから国民軽視になっていく。だから、国家のために死ぬ覚悟・・・などという言葉が出るわけだ。このような政治意識を自民党右派の連中は持っている。そして、それに追随する人々が構築されている。まあ日本って緩い北朝鮮?って?

 だから、政治を国民の手に取り返すには、自民党は退いてもらうしかないわけだ。

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