芸人の水道橋博士がれいわから参院選に出馬するという。頑張ってほしい。
その経緯は維新の松井代表から訴えられたことからの流れが作ったように思える。そもそもあるYoutubeの映像を水道橋博士が引用したことが、松井氏の怒りを買ったものらしいが、どう考えても無理筋である。
松井氏は「水道橋さん、これらの誹謗中傷デマは名誉毀損の判決が出ています。言い訳理屈つけてのツイートもダメ、法的手続きします」と述べているが、引用したYoutube映像では、その判決自体を丁寧に紹介するものである。
ただ有名人がこの件について述べること、あるいはサムネが「誹謗中傷デマ」と見られることから、裁判に持ち込んでいるわけだ。名誉毀損というのは、事実か否かを争うわけではないが、やっぱり無理筋であることは、普通の大人ならわかるはずだろう。
だから、有名人の口封じ、あるいは芸能の仕事への悪影響をもたらすことを狙ったスラップ訴訟である。仮に「狙った」わけではないにしても、仕事に影響が出るのは必然であるから、僕は悪質だと思う。
この訴訟に負けじと受けてたったのが水道橋博士であるから、筋が通っている。彼のこの姿勢が積極的な活動となり、れいわ新鮮組と繋がったというわけである。それにしてもテレビなどはあまり触れないでいるのだから、摩訶不思議だ。
水道橋博士はたけし軍団として、「非常識」であることを芸として、我々を笑わせてくれる。
そして維新の方は「非社会性」の政党として、我々は笑えないことを次々と行い続けている。こんな記事を見つけた。
大阪は日本で一番コロナで人が亡くなっている。記事の通り維新が率いるのだから、維新はこの現実に目を向けて反省しなければならない。このような日本で最悪の事態があたかも無視されたかのように、大阪は動いている。これこそ「非社会性」であり、「ふさわしい」政治家の振る舞いではないことは説明するまでもないことだ。
そして、松井代表もまたスラップ訴訟によって声を潰そうとするのは、政治家として「ふさわしい」わけがないことは自明である。
