福島第一原発の処理水で、事故が起きた。NHKの記事。
汚染水を処理する作業員が存在する。そんなことさえも、僕たちは気にしてもいない。でも、そういう存在がいるし、2011年の事故のせいで必要だし、原発には被曝してしまうような存在が必要だ(だから原発反対ってなるでしょう、そういう人が出るわけでしょう。不合理だよ)。
原発事故の後では、原発作業員に対する労働の過酷さや差別的な問題が取り上げられていた。この記事で、はからずも忘却していた自分がいることを思い出した。
記事ではこのような表現になっている。「作業員に廃液がかかりましたが、いずれも防護服と全面マスクを着用していて、放射性物質を体のなかに取り込むことはなかったということです。」
あ〜〜体に取り込まなくて、良かった!?そんなわけないだろう。
被曝したんでしょう。放射能量が基準を下回らなかったってことは、上回った。つまり被曝した、そういうことでしょう。救急隊員が運んだんだって?救急隊員は問題なかったのか、心配になるところだ。
なんだか大丈夫って雰囲気の記事に仕上がっている。事故と、その問題を直視していないではないか。ちゃんと「被曝した」と明確に記事を書きなさいよ。
ジャニーズの問題で、マスコミがどうしようもなかったことは、皆に知れ渡った。この記事もまた、ジャニーズへの忖度と同様の匂いを感じてしまう。
問題をあやふやにしておく、そういう姿勢だ。
もう変える時がきたのではないか?それとも、あやふやにするのが日本文化だと開き直りますか。