少し時間が経ったが、憲法記念日の時思っていたことを少しばかり。
自民党の人間が党是として、自主憲法の必要性を説き、現憲法が米国産ではないかとの趣旨の発言をしているのを見た。今までも似たようなことは見てきたのだが。
僕は護憲派ですよ。まあでも、現憲法をよりよくするために改正することは問題ないとしておきます。まあ曖昧な言い方だけど。真意はここでは語りませんが。
で、与えられた憲法だから、自分たちで憲法を作ると息巻くわけだ。
でもさあ、自民党って、米国産じゃないの。米国の意向に沿って作られた政党で、日本をコントロールするために作られたのでしょう。
1955年保守合同で自由民主党。その時の資金はどこから。親米政治家、例えば岸伸介など、彼らに極秘の資金を提供している。もちろんこれだけが自民党結党を決定したというわけではない。国内の政治勢力、冷戦構造などの要因もあったろう。
とはいえ、特に1958年以降、自民党に米国の資金が流れ込んでいたのは、米国の外交文書でも明らか。憲法が米国産というなら、自民党も、55年体制も米国産という色合いを持っている。
だから、自民党には日本政治から退散してもらい、日本独自の政治体制を作る、そういうことが必要ではないか。そういう日本史の流れが今目に見えてきているとしたら、どうだろう。
そもそも当時の野党勢力でさえ、米国に信頼される野党として位置付けられてきた。
繰り返すが、だから、自民党はなくなればいい。自民党が米国産の憲法を否定するのは結構。自民党自身を否定するなら合理的である。
米国が作った体制の中で、実質属国の中でうまい汁を吸えるのが、日本の権力である。
もういいだろう。