街中ではマスクはしているけれど、コロナを気にせず生活しているように見受けられる。しかしだ、成田空港はまだまだコロナ禍であることを思い出させてくれる状況であった。
まず最初に驚いたのが自宅近くから(調布である)、成田へのリムジンバスの運行が休止していたことである。そんなことも想像せず、当然使えると信じ混んでいたので、電話予約する際、運行していないと電話口で知らされたときは、まだコロナであることを思い出したという感じであった。新宿のバスタ発で対応したが、そのバスも7割程度の乗車で本数も少なかったように思う。
そして、成田空港到着であるが、そもそも出発便が少ないため、空港の賑わいを感じることもない。人がまばらなのである。妻がカウンターで荷物を預けたあと、少し時間があったので、レストラン街に向かった。
ところが、レストランもお土産屋も休みである。McDonald'など少ない店舗のみが営業しているだけであった、この状態を見て、成田空港はコロナ禍のままであるとの実感が沸いてきた。
この施設内で働いていた人々は、今現在仕事があるのだろうか、日本政府からの支援は薄かったのに、大丈夫なのだろうかと頭をよぎる。そういえば、空港カウンターを開けているところも少なかったと、ここで頭がめぐる。すべてのカウンターが当然のように開いていて、そこに人が並んで混雑していたコロナ前を思い出しながら。
荷物検査も人が当然と言えば当然だが、少ない。スムーズに進んでいく妻を見送った。どうも搭乗まではずいぶん楽だったとのこと。
妻は無事トロントに到着した。ワクチンパスポートがどうだとか、スマホのアプリで情報登録など、ずいぶん面倒な感じであったが、いつもより楽に速く入国できたそうだ。
自然界ではコロナは終わっていないように思うのだが、日本社会ではまだ終わらず、カナダでは終わっている、そんな印象を受けた。お国柄ってやつだが、自然とはなんだか位相が違うとも考えた。
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