またまた病院で働く友人からの話である。
その病院では、いくつもの雇用形態が入り混じっているらしい。病院の職員(正規雇用)そして派遣と請負(どちらも非正規)となるという。ちなみに請負はその請負の会社の社員(正規)とアルバイト(非正規)があるという。
ちなみに請負の会社を眺めると、会社で働く社員(正規)と現場へ派遣や請負で行くスタッフがいて、後者のスタッフは社員扱いとアルバイト扱いに別れるそうだ。実は細かい雇用形態があるようで、聞いていて忘れてしまった。ただ現場に派遣されるスタッフが社員であっても、当の会社で働く社員とは待遇が違い、給料はかなり抑えられているそうだ。
我々が生きる社会が細かく区分され、格差がつけられているわけだが、名目では社員という位置付けもあるという事だ。働いていれば、みんな同じでいいだろうにと素朴に思う。
これは前段階。
そこで今回のコロナ。以前書いたけれども、病院では、病院の正規雇用が一律20万円支給された。看護師を中心に退職者が続いたことからである。コロナ患者の受け入れで、政府から補助金が入ったので、それを回したようである。
ただ派遣や請負は支給されない。ここに同じ場所(病院)で働くにもかかわらず、雇用形態が違うから、待遇も変わる。
当然だと思うだろうか。我々は次のような操作をしている。雇用形態によるのか?それとも病院で一緒に働くこと?どちらが優先されるのか?そして雇用形態で決まる事を自明としている。それ自体がおかしいとは気づかない。そう信じらされている。
(明日に続く)