放置竹林をみんなの集いの場に。

放置されてた竹林をボランティアで整備し、
心を開放しリラックスして過ごしてもらえるような
竹林空間を造っています。

再掲載《危機》子ども達の様子が変わってきている

2017-01-06 16:42:41 | わんぱく自然探検隊

私が保育の仕事に就いたのは15年前。

子ども達の様子がおかしい・・と
感じ始めたのは6年前くらいから。

何がおかしい?のか
どうしたらいいのか?

考え 探し求めていた時に出会ったのが


『なぜ、その子供は腕のない絵を描いたのか』
という 書籍でした。

あらすじを簡単に言うと、

この10年くらい前から
5.6歳児の子ども達に人物画を描かせると
腕を描かない子どもが急増していて、

風景画を描かせても、四角いプールの様な絵を描いたり
遠足の思い出の絵を描いても、
唐揚げだけしか描かなかったり
非常に 想像力に欠ける絵を描く子どもが多い。



例えば「目を閉じて バナナを想像してください」と
言われても、目を閉じることができなかったり
言葉の意味が耳で聞き取れなかったり、

ソワソワして
何をしても、じっくり集中して取り組めない。
我慢が出来ない。

子どもの将来を考え、親は高学歴を目指し
子どもを幼児教室に通わせる。

三つ子の魂百までという意味を
履き違え
必死に知識を詰め込ませようとする親。

親は、
少しでも、子ども持つ才能を伸ばしてやりたい!
と必死になる。

確かに・・親心も分からないでもないが・・

しかし、
幼児期に 大切なのは、
文字がスラスラ書ける事でも
英会話が話せることでもない。

一番大切なのは、

時間を忘れるくらい
集中して外で友達と遊ぶことや

友達と喧嘩をしたり、仲良く遊んだりして
対人関係を学ぶことだったり

時間に追われることなく
ボーッと 過ごすことなのだ。

と筆者は言っています。


知育教育も否定はできないが
幼児期には、遊びを通してしか培えない
ものもあることを忘れてはならない。

親が勝手に 子どもの予定を決め
習い事をさせる
余裕のない毎日を過ごした子どもは

この書籍の筆者曰く


腕や脚のない 積み木を積み上げたような
絵を描くのだ。と・・


私も 何度も 実際に保育の現場で見かけたことが
あります。

この書籍の表紙の絵のように、
5、6歳の子が 描いた絵で
表情は笑顔なのに 腕がなかったり

最近 見かけたのは、
夏休みの思い出を描いた絵で
皆んなで スイカ割りをしているにも
関わらず、スイカや人は描かれいるものの
腕がない・・

いつも、違和感を感じていました。


5、6歳の子どもが 腕や脚を描かない子の
心理学的見解は

親や保護者達が 何かと 子どもの世界に
口出しし 構いすぎた結果
子ども達が

「 もう、手も足もでない、お手上げ状態」です。

と 無意識に訴えているのだそう。


これが この書籍のあらすじです。



幼児期からの
早期教育や習い事が 当たり前に
なっている 現在。

毎日 売れっ子アイドルのような
ハードスケジュールをこなす 子どもたち。
せめて 一週間のうち 1日でもいいから

一日中 のんびりと
大人が 干渉し過ぎることのない
子どもたちだけの世界を過ごさせてやりたい。

五感を研ぎ澄ませ
自然と共存し、
想像力を掻き立てながら
くたくたに なるまで 時間を忘れて遊ぶ
子どもの時しか、味わえない大切な時間。


子どもたちに
そんな 時間を 過ごさせてやりたい
という願いも込めて

『わんぱく自然探検隊』を立ち上げました。
わんぱく自然探検隊HP












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