夜更けの散歩・・・
今の時期こぶしの白い花が暗闇に魅惑的に浮かぶ様が、とってもスキで
いつまで眺めている
その間、とってもお利口さんにリキもシンも静かに待っていてくれるの
そんな豊かな静けさを楽しんでいるとき、ヘンなオヤジが近寄ってくるのが判った・・・
無視して、木を見上げ続けていたら、益々近寄ってくる
その薄気味悪いオヤジに目をやったら
「このイヌ・・・随分臆病そうだね・・・・」
ってニヤニヤ言うんだよ・・・リキを指さしながら・・・・
黙ってたら
「ほら・・・こんなにビクビクしちゃって・・・」
ってあたかも自分が強いモノにでもなったように勝ち誇って言う
多分バカオヤジには、夜目に黒光りするリキは、立派な洋犬に見えて・・・
だのに・・・からっきしの弱虫じゃんかぁ~!
大枚はたいたんだろうぅ?!へへん!だっせぇ~!ってキモチなんだろう・・・
「虐待されていた犬だから・・・」って言ったら不思議そうな顔してる
「本当にね・・・7年も経っているのにまだ怖いんだよ。散々いじめられてたんだろうね!」って
まるで、そいつがいじめた張本人だ!とでも言うように冷たく言い放ってぷんぷんその場を去った
確かにリキは、臆病だよ!いつだってビクビクしてるよ!
だけどお前にとやかく言われる筋合いはないんだよ!
って・・・回わし蹴り食らわしてから、胸倉つかんで振り回してやりたい気分であったが、ガマンした
ふざけんなよ!
だってなんか悔しくてさぁ~
大人げない・・・って言われる話だけど・・・なんにも知らないくせに・・・・
だよね・・・こうして書くとそんなバカ相手に真剣にむかつくなんてバカの二乗だわ・・・
・・・オトナになろう・・・・