新年度、環境省に入省した職員の前で話をしました。予算委員会の合間の慌しい時間でしたので、どこまで伝わったか自信はありませんが、私が言いたかったことは二つ。
一つは、環境省の職員である前に、国民に奉仕する国家公務員であること。彼らには、国益よりも省益に陥るような官僚にはなってもらいたくありません。
二つ目に、環境省の職員として、辛いことも乗り越えて欲しいということ。環境省が直面するガレキ処理、除染、原子力、福島の方々の健康管理。どれをとっても、大変な仕事ばかりです。厳しい批判を受けるのは避けられませんが、やりきれば、官僚冥利に尽きる仕事です。
私が社会に出たのは、17年前。阪神淡路大震災後の騒然とした時期でした。私も、何か世の中に役に立たねばと、気持ちを振い立たせていました。3.11以降に、公務員になることを決意した彼らであれば、きっと、乗り越えてくれるはずです。
福島県では、ついに避難区域の一部が解除されました。新年度、気持ちを新たに、被災地のために、私自身が先頭に立たねばなりません!