細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

私の健康法

2005-10-30 17:51:51 | 忙中閑あり
2日前から風邪をひいてしまいました。政治家になって一度も病欠がないというのは私の自慢なのですが、体調を崩しても休めないのが現実です。今日は、鼻をかむために一瞬退席しなければならないという情けない状態でパネルディスカッションの司会役をつとめることになりました。体調不良で当初は乗り気しなかったのですが、聴衆を前に会合が始まると、ガゼンやる気が出てきます。人からエネルギーをもらい、こちらからもエネルギーを発すること。これが私の健康法です。

政治家の軽さ

2005-10-28 21:47:07 | 沈思黙考
「政治家になる方法」という見出しが気になって、SPAを買いました。1ページ目には年収が並び、その後に徒手空拳で議員になった人の体験記が並んでいます。そういえば、私もこの手の取材をよく受けた時期がありました。地下鉄の中で雑誌に目を通した後、議員会館周辺にたどり着くと、障害を持った方々が、政府の提出した法案に反対して、座りこんでいました。存在をかけて闘っている彼らの姿は、間違った決断を行なうと人の命すら奪いかねないという、政治家のある種の本質を示しています。

若い人が政治の世界に入ってくることは良いことなのですが、座りこみを続ける彼らの姿をみるにつけ、小泉チルドレンを契機に登場した「誰でも議員になれる」かのような風潮には、「ちょっと違うのではないか?」という気持ちを禁じ得ません。私も永田町に染まってきた証拠か?それとも政治家として多少は成長したということか?皆さんはどのようにお感じになりますか?

トラキチ

2005-10-27 15:11:27 | 忙中閑あり
 今日は朝から前原代表に今ひとつ元気がありません。党首討論が終わって気が抜けているからかと思いきや、阪神の惨敗が影響している模様です。トラキチにとって、4連敗は相当にショックのようです。
 昨晩、代表室で、民主党の再生が取り上げられた「クローズアップ現代」を一緒に見ました。ちょうどその時間帯に野球もやっていたので、少々、野球の話題をふってみたところ(私も野球はそこそこ詳しい)、「プレーオフの勢いをそのまま持ち込んでいるロッテが圧倒的に有利だよな。ソフトバンクもロッテの勢いにやられた。来年からは、同じ条件になるように、制度を変えなきゃダメだ!」と力説していました。代表の野球好きは本物です。
 プロ野球に続き、国会も間もなくストーブ・リーグ(会期末)に入ります。民主党も前原代表も、通常国会に向けて、力を蓄える大事な時期です。

亀も空を飛ぶ

2005-10-22 20:21:27 | 映画
 「忙しい人こそ映画を見るべし」という同僚議員の勧めで、先日、一人で映画を見に行きました。「亀も空を飛ぶ」という意味深な題名の映画です。イラクで生きるクルド人の少年少女の悲惨な状況をリアルに描いた映画で、独裁者や大国に翻弄される姿は、戦争の悲惨さそのものです。少女の名状しがたい表情、幻想的な背景の景色がいまだに脳裏から離れません。28日まで岩波ホールでやっていますので、興味のある方はどうぞ。
 かつては持っていたはずの人と出会う感動や、新たな体験に対する緊張感を失っている自分に、ふと気が付く瞬間があります。その自覚すらなくなったとき、「感性が摩滅」した政治家が誕生するのかも知れません。私以上に時間に追われている代表に、勧めることのできる映画を探してみようと思います。

2日で3本

2005-10-21 20:03:06 | 国会活動
 昨日の議員年金廃止に続き、今日は海洋権益に関する2法案を国会に提出してきました。昨日はすべての手柄を河村さんに譲った私ですが、今日は堂々の筆頭提案者となりました(通常、法案提案は5人程度)。http://www.dpj.or.jp/news/200510/20051021_04kaiyou.html
 これまで、かなりの立法に関わってきましたが、2日で3本の法案提出は自己新更新です。前原NC担当(当時)の指示で1年前から取組み、いちから書き上げた法案です。今日の提出は、代表の党首討論でのひとことがきっかけです。外交とエネルギー政策という国益に直結する法案だけに、議員年金とは違った感慨があります。対中配慮?で動きが取れずに来た政府・与党にも協力を呼びかけ、何とか成立に持ちこみたいところです。こちらもご期待下さい。

議員年金続報

2005-10-20 22:49:16 | 議員年金
議員年金廃止の民主党案を衆議院に提出してきました。河村さんと私にとって、同様の法案を事務総長に持っていくのは3回目。国会法上20人いれば法案を提出できるのですが、謎の「慣例」により会派(民主党・無所属クラブ)のハンコがなければ受理されません。要するに、会派の賛同を得られずに、2度の空振りを経験しているのです。文字通り、「3度目の正直」で本当の法案提出とあいなりました。議員年金死守してきた与党は総崩れの様相を呈し、民主党案を丸呑みの可能性すら出てきました。本当の勝利まであと一息です。

まず櫂より初めよ

2005-10-19 20:09:23 | 議員年金
以前より気になっていたブログを始めてみることにしました。

早速ですが、ブログでの『今日のひとこと』です。

議員年金の廃止が決定的になりました。民主党が廃止法案を提出する構えを見せたところ、自公も存続案を撤回し廃止に舵を切ったのです。議員年金廃止を訴えだして苦節5年。河村たかし氏と二人で、野党内野党の悲哀を味わっただけに、感慨ひとしおです。世論を味方につけたときに、多数決原理ではあり得ないことが起こります。勝利を喜び合った電話で、「改革者は常に少数なのだ」とつぶやいた河村さんの一言が、哲学的響きを伴って耳に残りました。