本会議の冒頭、議長を全議員で起立して迎える習慣が復活した。たしか、河野議長の時代に始まった慣例で、我々、民主党は、一貫して起立して議長を迎えてきた。
だが、野党時代の自民党は、横路議長に対して敬意を表することをしなかった。我々は立って迎えたが、自民党は座ったまま。立っていたのは河野太郎議員。私の知る限り、一貫していたのは彼だけだ。
伊吹議長になって、一瞬、民主党内に「立つのか?」という躊躇する雰囲気があったが、私は迷わず立った。自民党と同じことはしたくない。民主党は、みんな立った。悔しい思いはある。しかし、「やられたことはやり返せ」では、議会はますます劣化する。
参議院の野党自民党の野次は凄まじかった。本会議場で、汚い言葉を吐き続けてきた議員も、政務三役に入った。予算委員会も、実に酷かった。徹底して閣僚をやじり倒す。あの議会の様子は、子供には見せられない。
いよいよ、国会の本格的な論戦が始まる。公共事業に偏った補正予算、補正に赤字を寄せただけの25年度の粉飾予算。政策では、我々は安倍政権と論戦を行う。ただ、議会人としての矜持は守りたい。