静岡県裾野市の須山浅間神社の例大祭に出席しました。富士山が世界文化遺産となり、浅間神社はその構成資産として遺産の一部をなしています。昨年、神社は改修されましたが、神殿は200年前のままです。更に古い神殿も神社の敷地内に残されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/1d/5c989ddef72be18d7aa99848acac501e.jpg)
浅間神社は富士山信仰、すなわち富士講の信仰の対象となって来ました。須山にも、富士講の信者がかつて宿泊した御師(おし)と呼ばれる家が残っています。御師は信仰の先達としての役も果たし、全国に広がった富士講のネットワークの拠点にもなったようです。
大祭の形式は須山の皆さんにより、見事に継承されています。特に、巫女の舞妓は、神楽の旋律に合わせて鈴の音を響かせるもので秀逸でした。かつては御師の家の娘のみが舞うことを許された舞妓は、今は地元の子どもたちに継承されています。明治以降、戦中ですら途切れなかったというから驚きです。
大祭は地域の共同作業で行われます。こういった伝統文化が、途切れることなく継承されている地域は強い。
鎮守の森を拠点として地域がつながり、富士講という特定の価値を共有するネットワークが地域を越えて広がるかたちは、現代の社会のあり方にもヒントを与えているように思います。
今朝は快晴。世界文化遺産登録後、初めての大祭を祝うかのように、今朝は富士山が見事な姿を見せてくれました。
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浅間神社は富士山信仰、すなわち富士講の信仰の対象となって来ました。須山にも、富士講の信者がかつて宿泊した御師(おし)と呼ばれる家が残っています。御師は信仰の先達としての役も果たし、全国に広がった富士講のネットワークの拠点にもなったようです。
大祭の形式は須山の皆さんにより、見事に継承されています。特に、巫女の舞妓は、神楽の旋律に合わせて鈴の音を響かせるもので秀逸でした。かつては御師の家の娘のみが舞うことを許された舞妓は、今は地元の子どもたちに継承されています。明治以降、戦中ですら途切れなかったというから驚きです。
大祭は地域の共同作業で行われます。こういった伝統文化が、途切れることなく継承されている地域は強い。
鎮守の森を拠点として地域がつながり、富士講という特定の価値を共有するネットワークが地域を越えて広がるかたちは、現代の社会のあり方にもヒントを与えているように思います。
今朝は快晴。世界文化遺産登録後、初めての大祭を祝うかのように、今朝は富士山が見事な姿を見せてくれました。
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