長い夜

布団に入り寝ようとするが眠れない。体の向きをあちらこちらに変えて見るが眠れない。何も考えないようにすると、頭の中がもやもやして眠れない。何か考えれば余計眠れない。外はまだ暗く部屋の中の家族は気持ち良さそうに眠っている。子供は何かむにゃむにゃ言って夢を見ている様子。

泉谷しげるの歌のように風が窓を叩く訳でもない。一昔前なら柱時計のコチコチと時を刻む音がして時々時間告げる音がするが今はしない。枕元の時計に目を向ければ、まだ、午前１時半夜は長い。（我が家は寝るのが早い）

しばらく寝る努力をして時計を見ると午前２時半、その内にス－パ－カブ（バイク）の音がして新聞屋さんがポストに新聞を入れていく音がした。

朝方、やっと眠りに入ろうとした時に目覚まし時計がけたたましく鳴った。

そうだ、今日は日曜日だがママさんバレ－の試合で遠くの町まで送っていかなければならない。

今日は私にとって辛い一日になりそうな予感・・・ 

 

オエ－オオオエ－

火曜の夜、シ－ンと静まりかえった夜中、突然オエ－オオオエ－とうめき声共に長女（小３）が嘔吐した。その後も朝まで連続で熱も３９度と高かった。

翌日に病院へで見て貰うと風邪ウィルスが肝臓に入ったようだとの話。点滴したので落ち着いて来たかなと思うや否や、今度は次女が夜中にオエ－オオオエ－と嘔吐を繰り返した。

病院での診断は長女と同じ結果だった。

本当は怖い病気なのかなと思っていると、なんと昨夜は家内が夜中に嘔吐して熱も高い。

ウ－ム今度は俺か？やばい、年齢も一番高いし、危ないかも・・・

もぐら

朝から地下に潜り、機械の整備を行い、昼メシに地上に出てみれば、暑い。空に雲一つない晴天。これほど、良いとは思わなかった。

春雷

あるビルの屋上で仕事をしていると、急に風が強くなってきた。空を見上げると、なにやら黒い雲が空を覆って急に暗くなってきたかと思うや、天を貫く雷の音と共に雨交じりの氷が我が身を打ち始める。必死に走り庇の下に入ると雨はやんでいた。