歩行器

ショートスティの頃から、リハビリの時間に歩行器を使わせてもらえないかと思っていたが、両手がダメな私にどうやって･･･と、スタッフ達は仲々踏み切れずにいたようだ。
左腕を歩行器に固定させて一度試してみてほしいと、自分の考えを話してみたところ、一週間に一度来てくれているリハビリの先生に相談してくれたようで、先週初めて私の考えを形にして実践してくれた。
その一回目の時は、人に借りた歩行器の高さが合わないような気がした。
二回目の時は高さ調整をしたが、肘の当たる所が堅くて体を支えると肘が痛いので、今度は肘の部分にクッションを要求。
今日の担当スタッフは今までと違う歩行器を持って来てくれ、その少し前方部分に肘をアームバンドで固定してくれた。
そしたらわりとしっかりした足取りで歩けたから、これならイケそうな気がする。
もちろんこの形でやり始めた今は、歩行器だけに頼ってもいられず、スタッフに歩行器の進行を助けてもらっているが、段々と離れてもらって、リハビリの時間だけでも一人で歩けるようにならないかしら･･･なんて欲も出てしまう。
足を痛めて、もう歩けなくなってしまったと思い、しょげていたけど、またこんな希望を持たせてもらえて嬉しい。

夕方、母と妹が来てくれた。
昼過ぎに来てゆっくりして行ってくれるつもりだったようだが、その時間はリハビリがあるから、朝か夕方にしてとわがまま言ってしまった私だ。
逆に、歩行器で歩いているから、リハビリの見学に来て！･･･なんて言えるようになりたい。

美術部から山崎運動公園へ

昼食前の食堂にＫちゃん親子に似た人達がいらっしゃって、看護婦さん達と話していたので、食事の後で近づいてみたら、やっぱり思った通りだった。
これからショートステイの利用を考えておいでのようだ。
お母さんも私との再会を喜んでくれて、他にも昔の仲間達がいるので、安心なさったみたいだ。
自分達の館をつくりたいなどと、あの頃は夢物語的に話していたけど、ここでそれが実現しつつあるよで、私も嬉しい。

午後からは美術部活動の一つとして、絵の題材の写真を撮りに、ドライブとお散歩を兼ねて出かける。
山崎公園へ行ってみた｡
駐車場からぐるっと一回り歩いてみたけど、紫陽花もジャスミンも終わり頃で、散ったり色あせたりしているし、藤の棚も終わったのか見られなかった。
曇っていたから、それほど暑くなくて、私達のお散歩にはよかったかもね。

かんぽがホテルに

熊野のかんぽセンターが閉じられると聞いた時は、私にも色々な思い出をつくってくれた所だけに、残念な思いがあった。
あの建物はどうなるんだろうな。
お風呂場も改造して間がないようなのに･･･なんて思っていた。
どうやらその建物は残っていたようで、そこがホテルとして生まれ変わったという話だ。
いったいどんな人がスタートさせたのだろう？
もう行くこともないだろうが、何だか嬉しい。

書道でお笑いの売り込み

今日の午前中、予定表ではワーカー会議になっていたので、部屋で過ごしても差し支えないと思っていたら、放送で書道の知らせが入った。
予定変更にあわてて出て行ったので、書きたい漢字を確かめる暇もなかった。
今日はスタッフがよくやってくれてることを面白い言葉で表現してみた。
そのモデルになった一人がちょうど今日の書道の担当だったので、書いた言葉の説明をしたらウケた。
そろそろここでも私のお笑いを売り込もうかな。
今日書いたのはこの三つ。
「やさしい力」
「カーテンハンドのオバケ」
「ひこう介助」

“書”の依頼

昨夜は雨が激しかったのだろうか。
早朝のテレビのニュース速報で、東紀州に大雨洪水警報が出されたと告げていた。
でも私達が朝食を食べる頃には陽が照って来ていて、あらら･･･。
でもお陰でこちらの今日のショッピングの組は予定通り行けたからよかったね。

先日この日記にも載せたお習字の場面の写真をフェイスブックにも載せたら、11人が「いいね」をつけてくれ、コメントもたくさんいただいた。
その中の一つに、こんなことに使いたいから、◯◯と書いてほしいなどという“書”の依頼があった。
ぶっつけ本番でその時の調子次第でどんな字になるかわからないスリル満点の私の書だけど、それもよくわかっている筈の依頼者だから、一緒にスリルを味わっていただこうかな。

♬有り難たや節

午後のカラオケは、今日は６人のメンバーで、１時半から、おやつタイムを挟んで、３時半までやって、順番にマイクを回してくれるから、一人４曲というところ。
一人ずつの選曲リストを作ってくれているから、歌いたい曲が思い浮かばない時は、その中から選べば良い。
私などレパートリーを追加しないから、毎回ほとんど同じ歌だが、今日もめずらしい歌を聴かせてくれる人がいた。
「有り難たや節」
昔聴いたことはあるが、あらためて歌詞の流れを見て、面白い歌だと思った。
その割には頭に残ってないが･･･（笑）

お習字の場面

午前中の書道の時間、今日は欲張って、ひらがなの「ありがとう」、漢字の「絆」、そして英語の「I love me」と書いてみた。
やっぱり英語が一番難しい。
４月頃から研修生のような人が来ているので、今日はその彼女に私のそばにいてもらって、半紙の向きを変えたり、筆を持ち替えさせてもらったり、色々お手伝いしていただいた。
そして書いているところを写真に撮ってもらった。
いつもこんな感じで書いている。

おとなしい組とにぎやかな組がドッキング

食堂の私達女性三人が囲むテーブルの位置が、夏の朝はかなり暑くなり、冷房も効かないような一番奥だったので、少し真ん中に来るように配置換えをしてくれた。
男性二人のテーブルとドッキングして、一番賑やかな人達と一緒になった。
女性三人組がおとなしかったから、これでちょうど良くなるかもね。（笑）

Ｍさんの随筆

こちらの仲間の一人が、自分の書いた随筆を見せてくれた。
私にＮＨＫの作文コンクールに何か書いて出してみないかと勧めてくれた人だから、自分でも応募したことがあるのかも知れない。
自力歩行ができ、作業所へも通っていた彼女が、風邪を引いた時の投薬が原因で障害が重くなり、私も
行こうとしていた名古屋の病院で手術した前後の何とも痛々しい様子も綴られていて、私もきっと手遅れだっただろうから、やらなくて良かったかも知れない。
彼女と私に共通する知人や友人も結構いるので、随筆の中の登場人物のお顔を想像しながら、楽しく読ませてもらった。

健康診断

朝から健康診断が行われた。
起床介助に回って来るのがいつもより遅いなと思ったら、尿検査のため、みんなの起床時のオシッコを取って回っていたらしい。
10時頃からは血液検査の採血員が各部屋を回っていた。
それと血圧測定をして、胸に聴診器も当ててくれた。
年に二回ある健康診断、夏はこれで終わりだが、冬はこれにもう一つレントゲン検査が加わるらしい。
こんな健康診断で思いがけない病気が見つかり、早期治療に結びつくこともあるんだろうな。