桜の下で

　雨上がりの日曜日の午後、下の特養から通り抜けられる裏庭に、写真部のメンバーが案内された。
そこには２本の桜の木があり、まだ花が残っていて、花吹雪を浴びながらしばらく写真を撮ったりして遊ばせてもらった。
その夜、カメラの写真をパソコンで眺めていて、おや、これ本当に私が撮ったの？……と疑うような素敵な一枚があった。
本当にこんなの撮ろうとしても二度と撮れないかも……。
他の人の顔を公表してはいけないことになっているので、皆さんには桜色の覆面をかぶってもらって、お付き合い頂こう。
桜の下に並んだ仲間達を、写真部顧問のMスタッフが撮っている場面を、なんと私のカメラがとらえていたのだ❕
ホンマかいなぁ（笑）

出会いと別れの季節

　春は出会いと別れの季節……。
私がここへ入所した頃、身障棟にいてお世話になり、その後一年ほどして特養へ移った男性スタッフの一人が、 ここを旅立って他へ行くことになったそうで、私たちの所にもお別れの挨拶に来てくれた。
おやつタイム前のディールームで、しばらく私たちと談笑して、部屋にいる人たちの所にも顔を出し、「ありがとう」と手を振って行かれた。
ここを離れて他へ行く人たちは、私たちには何も言わず去って行く人が多いので、こんな気持ちのいい人は喜んで送り出してあげたい。
私たちには何も言わず去って行っても、何かの事情で戻って来てくれた人が身障棟に二人いて、その一人は今リーダーだったりするから、これまた頼もしい。
もうすぐ新年度がスタートするから、また上下の階のスタッフの入れ替えがあるかも知れないし、新しい人を迎えるかも知れない。
　そして利用者側では、友人の一人が入所するという情報もある。

桜とおひな様

毎年食堂から眺めている桜の木にも花がついたので、写真部プラスアルファーのメンバーで、少しの時間外に出てお花見をした。
曇り空だったけど、山の緑がちょうどいい背景になり、足撮りカメラマンの撮影した桜を引き立ててくれた。

　ロビーには期待通りおひな様が飾られていたので、ついてにそれもカメラに収めて来た。

やはり傾き写真だが、画面いっぱいに入れてしまったから、修正が効かず、そのままの画像だ。
おひな様はちゃんとした時期に出し入れしないと、その持ち主の女の子がお嫁に行けない…などと言われているが…。

おひな様と新人二人

  今日のおやつはひなあられ。
毎年節分が終わってしばらくすると、食堂の片隅にケース入りのひな人形がお出ましになるのだが、今年は出なかったなぁ。
おひな様たちもコロナを警戒しているのかもね。（笑）
下のロビーにも毎年豪華なものが飾られるのだが、そちらにも出てないのかしら？
日曜日に電動に乗れたら、カメラ持って覗きに行ってみようかな。

　しばらくこちらを離れ修行に行っていたスタッフの一人は、コロナにもかからず無事に戻って来てくれてやれやれ。
昨日元気な顔を見せてくれ、そのまま改めて新人スタッフとしておつとめだ。
入所者の顔ぶれは変わってないのだが、私などは体の状態が微妙に変化して、リハビリプログラムや介助法など少し変わって来ている者もいるので、昨日一日はリーダー格の人について回り確認してくれていた。
　看護師さんも一人新しく入ってくれたようで、先輩について２階にもご挨拶に来てくれていた。
マスクかけてるから、お顔はほとんどわからないのだが、ちらりとのぞいた下がり目が印象的。