「ゑびす神社」
1月8日から12日まで十日えびす(初えびす)が行われています。
9日は「宵えびす」で日曜日ということもあって、大勢の参拝者がありました。
10日「本えびす」の大祭、11日は「残り福」祭です。
京都の「ゑびす神社」は大阪「今宮戎神社」・西宮「西宮神社」と並んで日本三大えびすと称されているそうで、関西では「えべっさん」と愛称で呼ばれることが多く、大阪のプロバスケットチームは「えべっさ大阪」といかにも商売の街らしくユニークな名前を付けています。
やはり「えべっさん」は商売の神さまということで、商売人の方は「十日えびす」によくお参りに行かれます。
「十日えびす」といえば縁起物の「福笹」が有名で、笹に飾りを付けてもらってそれを家や店に掛けておくと福が来るといわれています。
また、8日の招福祭には宝恵かご社参があり、東映の女優さんが芸妓に扮して紅白のかご(大阪では「宝恵駕…ほえかご」と呼んでいる)に乗り「商売繁盛で笹もってこい」のかけ声をかけく神社を参拝しました。
この十日えびすは関西以外ではされてないらしく、「えべっさん」「商売繁盛で笹もってこい」と言った関西弁が似合う祭りだと思います。それに、「本えびす」が終わった後も「残り福」と
最後の最後まで福をもらおうといういかにも関西らしい考え方だと思います。
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ゑびす神社へ行くまでには道路の両側に夜店が並んでいます。
「十日えびす」といえば思い出すのがこのおたふくの飴で、棒状になっていてどこを
切ってもおたふくの顔が出てきます。いわゆる金太郎飴です。
干支のお守りだそうです。
これは「人気大よ也(にんきおおよせ)」といって福笹と同じような縁起物です。
円形の輪の回りに布が下がっており、神の人形が付けてあります。
天井からつり下げるもので、関西にある商店やお宅では時々下げてあるのを見かけ
ます。
拝殿へ参拝するのに並んでいます。これは参拝者が鈴を鳴らして拝むために順番を
待っています。
正面で参拝した後、拝殿の横を回って木の壁をたたきます。これはゑびす様が
高齢で耳が悪いため、願い事を叶えてもらうように参拝したことを音で知らせるため
です。
参拝するときにも鈴を鳴らして気づいてもらいます。ぞのために参拝者が鈴を鳴らす
順番を待っていたのです。
これは巫女さんが吉兆笹を授与しているところ。雅楽にあわせて舞っています。
吉兆笹を受け取ったら笹に飾りを付けてもらいます。