Atelier mauve✿

 ~モーヴの花日記~

晩秋の詩をいける

2015-11-14 | 投げ入れ

  

二週間前、虎ノ門の古美術店「桃凛」へ、2回目の「なげいれ 花の教室」に行ってきました。

今月の主題は、「晩秋の詩をいける」

以下は資料の文 ↓

秋の残光に輝く実、息を呑むほどに美しい照葉、冬の気配を感じて草木の先端が枯れ始めた「末枯れ」のものたち…

厳しい自然の中を生き抜いた彼らの最後、絶唱の姿を、下手に飾らずそのまま生かしていけてみましょう。

「詩情」のない秋の花は、見る者の心を打つことはありません。

春の花が幼子だとしたら、晩秋は成熟した大人の世界。

深い情感を湛えたもの(余情豊かな世界)をいけるように心掛けましょう。

  

上のが、下手に飾られた私の作品

そして下のが、「フラワーアレンジメントならこれで全然オッケーですよ~」、、と言いながら、全て抜いて生け直してくださった先生の作品です。

 

まさに余情豊かな世界

  

いや~ほんとうに難しかったです。

  

他の方の作品も(ほとんど先生が手直しされていましたが・・)

素敵なのでアップしておきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手直し中の横川先生。

  

  

終了後は先生の手づくり!!の美味しい和菓子をいただきました

   

 

はじめての「なげいれ」、とても奥が深く、ものすごく勉強になりました。

今まで知ることのなかった和の花に触れ、今後の自分の花の世界がぐんと広がった感じです。

行って良かったです!

でも当然のことながら全然上手く生けられず、悔しさも生まれ、ぜひ毎月通って極めたいところですが、

なんせレッスン代が私にはちょっと、いや、すごくお高いので

またいつか、いつの日か、挑戦したいです!

  

横川先生、ありがとうございました。

楽しかったです。

 


なげいれmauve流

2015-10-06 | 投げ入れ

「なげいれ 花の教室」で持ち帰った花を活けました。

いろいろ入って賑やか

これもやっぱりいいですね。

肩の力抜ける。

 

ごまかしも効く。

 

 

杜鵑草(ほととぎす)

 

  

藤袴

奥の紅葉は岡虎ノ尾

 

  

 

 

  

白い藤袴

  

 

女郎花(おみなえし)

  

 

丁字草

 

 

秋草の咲き乱れる野原なかんじ。

 

 

 

 

 

 


いざ、和の花の世界へ

2015-10-04 | 投げ入れ

今日ははじめて、楽しみにしていた和花の世界を体験してきました。

「なげいれ 花の教室」

場所は虎ノ門にある古美術店「桃凛」。

そのお店に展示してある器を選び、先生が用意された野の花を選んで生けるお稽古です。

  

先生は、花人・川瀬敏郎氏の10年来のお弟子さんである横川志歩さん。

facebookでお目にかかり、自分の花の世界を広げるべく一度は和の花を習ってみたいと思い申し込みました。

  

川瀬氏の本、「一日一花」を書店で拝見したことがあります。

一輪挿しの花の写真が365日分という写真集、その時はとっても簡単そうに見えたのですが(なんて失礼な!)

茶の湯の精神を尊ぶという「なげいれ」の花あしらい。

実に難しく、どう生けたらよいのか途中でわけがわからなくなり途方に暮れる私でしたが、

究極のシンプルさの中から生まれる自然美と侘び寂びの心。とてもよい学びとなりました。

和の心を、花を生けることで実感できるって、すごく素敵なことですね。

 

 

今回の主題は「名残りの花野、秋の実のものたち」

自然の草木、花がもついのちの美しさを、あまり手を加えず最大限にいかします。

 

紀伊上臈杜鵑草. (きいじょうろうほととぎす)、野葡萄、蓼(たで)、藤袴

この籠は4万円でございます。

  

  

その人の生き方や感性、こころを花に託して表現します。

椿の実、刈萱(かるかや)の葉

 

 

実は横から見ると、こんなに前のめりなんです。

ちなみにこの器、なんと30万円でございます。

運ぶ際、緊張いたしました。

90万の器もあり、とても惹かれましたが流石に手が出ませんでした。

 

以下はご一緒した生徒さんの作品です。  

 

  

 

  

 

 

 

  

赤い実は雪笹です。

写真を撮る前に先生が必ず霧吹きでシュッとお水を吹きかけます。

横川先生は美しくて男前な感じで、とても素敵な方です。

来月もとても楽しみです。


いい花器がないとき

2015-09-28 | 投げ入れ

秋の花はガラスではなく、陶器やかごなど温かみのある器に活けたくなりますが、いいのがありません

仕方がないので、麦茶を入れるタッパーに入れておりましたが、、

あんまりにもあんまりなので

ラッピング用ネットの端切れがあったので巻いてみました

  

 

ちょっと透けちゃってるけど、これなら買わなくても!!

みなさんもいい花器がないときは、(・・ふつうないよね)

周りを見回していろいろやってみてください。

出来たら見せてね


紫式部と秋色アジサイ

2015-09-25 | 投げ入れ

  

 

 

 

 

この真ん中の名も知らぬ葉っぱきれいでしょう?

これはなんとなんと、買い物途中に街中で、庭木を剪定していた見ず知らずの男性にお願いしてもらってきたという

道路にたくさん落ちた若葉が生き生きしてすごくきれい もったいな~い。あれ、使えそう!!・・と思った私、

一度通り過ぎた後、また戻って、

「あの~、これ、もし捨てちゃうならいただいてもいいですか?」

「あ、どうぞ。もっといい枝ぶりのがあれば切りますよ。」

と、なんて親切

わたしったら、素敵な花材をゲットするためなら、最近何でもやってしまうずうずうしいおばちゃんです。

あ~!木の名前、聞いておけばよかった。。

 

 

 

雨も止んだようです。

明日は各地で小学校の運動会が行われることでしょう。

雨続きで練習量の少ない中、一生懸命頑張った子どもたちが、キラキラ輝ける舞台となりますように。

運動会は、子どもが大人を喜ばせるためにあるのではありません。

全ての子どもたちが心から楽しめますように☆