夕食の後、Jフィリップとディアンヌの家に泊めてもらった。
郊外のJフィリップとディアンヌの家は、パリの郊外で東の方である。
もう0時を回っていたし、明日も朝早いので、このまま寝たかったが、そうはいかなかった。これが、ホテルとは違い友人宅で泊めてもらう時のぜいたくな悩みと言える。
初めてお邪魔したのだから、いろいろJフィリップがコレクションを見せてくれた。
彼は日本のウイスキーがお気に入りだそうで、今回の日本からのお土産のリクエストでもあった。
しかし、探しても近所の店には今彼の言う銘柄のウイスキーが日本でも日本人が買うのか、海外の人が買うのかわからないが、品薄ということで、見つからなかった。仕方なく、別のものを買って持って来たのでそれを渡した。
軽くお茶をいただき、寝室へ案内してもらった。
お風呂もシャワーだけでなくちゃんと浴槽があり、使い勝手がよさそうだった。
素敵なタイルの床のキッチン。なんでも有名なタイルのデザインで、これは古いものではなく、新しく作られたものだそう。
そして翌朝、朝ご飯を食べた後、Jフィリップの案内で庭を見せてもらい、彼はそのまま出勤した。(フランス人はよく、「庭を見て」という)
私はディアンヌの出勤時間まで家にいて、彼女の出勤時間に合わせて送ってもらうことになっていた。
この6つもあるコンロ、クリスマスなど家族や友人が来るときは、フル回転だそう。
ちょうど外に出たとき、連絡をしていたのか、彼女の両親が車で通りかかった。
もちろん、簡単ではあったが、降りてこられたので挨拶を交わした。
ディアンヌ同様、両親も人当たりがよく温かそうな人達で、前回も両親の家は広いのでそこで泊まってもらってもいいと申し出があったのだが、こうやって一度会っておくと、そういう申し出も受けやすくなるかもしれない。